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保育士等キャリアアップ研修を解説します!

保育士キャリアアップ研修


保育士の待遇向上と専門性の強化に向けて保育士等キャリアアップ研修とそのガイドラインが平成29年の4月に厚生労働省で定められました。
これにより、曖昧であった保育士さんのキャリアに指針が出来、保育士さん自身がキャリアを描きやすくなると思います。
ここではその保育士キャリアアップ研修をご紹介いたします。なお、研修分野の中で"保育実践"の研修に関しては現在資格を持ちながら保育業務に従事されていない「潜在保育士」さんを主に対象としていますので(今後変更の可能性もあります)研修をお考えの方は研修実施団体へ事前にご自身の立場で受けられるかご確認願います。


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保育士等キャリアアップ研修とは


保育士さんがキャリアアップを図りやすいように目的毎に指針を決め、研修を実施する制度になります。これによりご自身のスキルアップがお給料に直結しますので保育士さんの処遇改善に繋がる事が期待されています。

研修を受講し知識・スキルを高めることに平行し副主任保育士、専門リーダーという役職を設け、手当てを出しましょうという事です。勤続7年以上というハードルがありますが、この制度により副主任保育士さんと専門リーダーに関してはひと月あたり4万円の手当てが出る事がお話としてあります。大きいですよね・・。なお、勤続3年以上でも職務分野別リーダーという職も設けられひと月5千円の手当てが国から補助されるとのことです。


人数制限と複雑な仕組みにご注意


上記の役職・手当ては研修を受講した全職員が対象では無いという点に注意が必要です。新聞などで報じられている内容としては副主任保育士と専門リーダーは園長・主任を除いた3分の1まで、職務分野別リーダーは園長・主任を除いた5分の1までが一つの園の上限となるとの事です。

さらに複雑なのがこの手当は国から園にまとめて支給されるということになり、その分配に関しては研修を受講した方の中で一定の方には必ず支給し、それ以外は園により分配方法を任せるという点です。

つまり研修を受ければ4万円を受け取れる可能性はありますが、必ずしも貰える訳ではなく、受講しなければ全く賃金が上がらないかというとそうでも無い、と非常にややこしいので以下にまとめます


①キャリアアップ研修による手当ては国から園に一律支給される。
②研修修了者は賃金が上昇する可能性が高いが、必ず4万円がもらえるわけではない
③園の方針によって配分が変わる


以上になります。
なぜこのようにややこしくなっているかというと、おそらく単純支給にしてしまうと研修受講が目的となってしまい、保育の質が上がらず、結果として園での保育士さんの間での賃金差が広がるだけという事になる事を防ぎたいのではないかと思われます。


一度研修を修了すれば転職・離職・復職時にも有効


産休・育休などで、お仕事を離れる方も少なからずいらっしゃいます。しかし、この制度の嬉しい所はキャリアが一度中断してしまった場合などでも本研修を受講修了していれば認められるという点です。職場復帰した際、転職で他の園に行かれた際でも優位な条件で進める事が出来ます。

またキャリアアップ研修は各都道府県単位で実施されますが、他の都道府県に行かれた場合でも有効になります。子育ては地元で、と移られた方でも適用されますので非常に有難い制度です。


保育士さんの給与底上げを目指した制度


保育士キャリアアップ制度は間違いなく保育士さんの待遇向上を図った制度です。この制度により保育士さんの給与水準が全体的に底上げされる事は間違いありません。
特に都市部での保育士さんの給与は相対的に上がっている傾向にありますので、給与のベースアップに加え研修受講による底上げが加われば更にお給料を上げることが出来ると思います。


各都道府県の保育士キャリアアップ情報リンク(随時更新してまいります)

青森県保育士等キャリアアップ研修

茨城県保育士等キャリアアップ研修受講のご案内

千葉県保育士等キャリアアップ研修の開催について

平成29年度埼玉県保育士等キャリアアップ研修について

大阪府保育士等キャリアアップ研修

兵庫県保育士キャリアアップ研修(指定研修)について

徳島県平成29年度保育士等キャリアアップ研修の実施について

平成29年度鳥取県保育士等キャリアアップ研修の開催

熊本県保育士等キャリアアップ研修(平成29年度熊本県指定)

福岡県保育士等キャリアアップ研修

大分県保育士等キャリアアップ研修

沖縄県保育士等キャリアアップ研修について

おすすめ保育士求人情報をお伝えいたします!

「保育の求人あるある」はミサワホームグループのセントスタッフ株式会社が運営する保育士求人サイトです。
私たちは公立保育園、私立認可保育園、幼稚園、認定こども園、準認可保育園、託児所、学童保育など、様々な求人をご用意します。
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子育て支援員とは?-新たな制度のご紹介-


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子育て支援員という資格をご存じですか。


子育て支援員は2015年度より国が新しく設けた制度で、主に子育て経験のある主婦を中心に子育てのお仕事を担って頂こうという認定制度です。
保育士資格との違いは国家資格と民間の資格になり、専門知識を学習した上で試験に合格しなければならない保育士資格に対し子育て支援員は研修を受けるだけで取得できます。
今回は保育士不足解消に向けて新たに導入されたこの制度の内容をお伝えいたします。

目次

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1. 取得まで


子育て支援員は国家資格である保育士資格のように試験を受け合格する必要はありません。各自治体で行っている20時間前後の研修を修了すると資格取得となります。 研修修了後は小規模クラスの保育施設などで保育士を補助する仕事に就くことが出来るようになります。また嬉しい点としてはこの研修は基本的に無料で受けられます(交通費や昼食代等は自己負担、研修内容により自己負担でテキスト購入の場合あり)
※大阪市など研修費用がかかる自治体もあります。詳しくは各自治体へお問い合わせください。


受講にあたっては基本的には無資格でもOKなのですが、一部は保育士の経験が無いと受講できないコースもありますのでご注意ください。


2. 研修内容


研修内容は各自治体によって異なります。東京のように無料で研修を受講できる所もあれば、大阪のように有償の自治体もあります。研修自体の内容もそれに応じて変わりますので、ご注意ください。※以下は過去の研修内容になります、最新の受講内容等は自治体のHPよりご確認ください。申し込みが多く定員に達し次第募集は修了してしまうので、定期的にチェックされることをおすすめいたします。


東京都の場合


コース 内容
地域保育コース 少人数の子供を預かる家庭的保育(保育ママ)や小規模保育を始め、会社の中の保育所、一時預かり事業で勤務する方向けのコースです。
地域子育て支援コース 地域子育て支援拠点(地域の身近な場所で気軽に親子の交流や育児相談などができる場所)や利用者支援事業(子育てひろばなどで相談などの支援を行う事業)で勤務する方向けのコースです。
放課後児童コース 学童クラブ(保護者が昼間家庭にいない児童が、放課後に過ごすことができる学校の余裕教室や児童館など)で働く放課後児童支援員の補助者として勤務する方向けのコースです。
社会的養護コース 乳児院や児童養護施設などの社会的な養護を必要とする子供たちが生活する施設で、補助的な支援者として勤務する方向けのコースです。

出展:東京都福祉保険局(平成29年度東京都子育て支援員研修(第2期)のご案内)


大阪市の場合


コース 内容
地域保育コース 地域型保育事業
一時預かり事業
ファミリーサポート・センター事業
子育て支援員(地域型保育事業)研修

出展:大阪市(平成29年度大阪市子育て支援員(地域型【小規模・家庭的・小規模型事業所内】保育事業)研修基本研修及び専門研修、認定研修受講者募集について)


以上の通り、幅広くコースがあります。ご自身が今後就きたい仕事をイメージして選ぶ事が出来るのは嬉しい点ではないでしょうか。


東京都開講コースの場合

"対象者:都内に在住または在勤(保育など子育て支援関係)の方で、地域において保育や子育て支援などの仕事に関心を持ち、保育や子育て支援分野の各事業などの職務に従事することを希望する方。"


大阪市開講コースの場合

"対象者:子育て支援員として、大阪市内の地域型(小規模、家庭的、事業所内)保育事業所※認可保育所、認定こども園等に就労予定がある又は就労意志がある方。"


応募資格は以下です。
大阪市内の地域型(小規模、家庭的、事業所内)保育事業所に就労予定がある又は就労意志のある方の場合

1:家庭的保育者または家庭的保育補助者の要件を満たす方
2:家庭的保育者を希望・・・家庭的保育事業所において責任者となる場合、年度の初日において満25歳以上※満65歳以下であること※家庭的保育事業を実施する時
3:家庭的保育補助者を希望・・・年度の初日において満20歳以上満65歳以下であること。


ご覧の通り、該当の自治体にもよるとは思いますが、今の所は子育て経験の無い方でも保育の仕事に就きたい方は受講可能な模様です。


4. 働ける施設や業務内容


現在は子育て支援員が働ける場所は主に保育園や学童保育が中心ですが、今後、特に都市部では様々な形態の児童福祉施設が開設される事が想定されており、場所により補助だけではなくより幅広い業務が可能になるかもしれません。

現在、働ける仕事は以下の通りです。

・保育園(役割:保育士の補助的なお仕事)
・学童保育(役割:補助業務が中心)


5. 保育資格取得を目指す方にはぴったり


いかがでしたでしょうか。
子育て支援員制度が普及すれば、保育士の資格を持たない方でも保育園などでお仕事をするチャンスが出てきました。

制度発足以前までであれば保育士さんを目指す方は独自に知識・技術などを積み上げた上で試験を突破する必要がありましたが、本制度により、実際に園等で業務経験を積みながら試験を目指せます。日頃から園業務に携わっていた方が知識や技術の習得が早い事は言うまでもありません。その意味では将来的に保育士資格取得を目指す方にとっては嬉しい制度ですね。

今後の制度の動向が気になるところではありますが、費用もかかりませんし、積極的に研修を受講される事をお勧めいたします。


研修場所は自治体によりけりになりますが、例えば東京都の場合は新宿、西新宿、飯田橋、立川などが会場となっており(平成29年度(第二期)東京都子育て支援員研修時)神奈川県の場合は横浜、川崎、相模原、藤沢、厚木、海老名、大和、横須賀(平成29年度(第1~4期))で行っていますので、交通費負担などもそこまで大きくはならないと思います。いずれにしましても一度お住まいの最寄の役所に時期や場所などを確認する事をおすすめします。


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知って役立つ!保育用語集 byセントスタッフ

保育用語集

保育の業界は専門的な用語が多く使われ、未経験の方など始めは戸惑う事も少なくありません。ここではそうした使用頻度の高いと思われる用語・時事ネタなど保育業務に携わるために知っておきたい用語をまとめてみました。お仕事に、学習にお役立ち頂ければ幸いです。


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あ行か行さ行た行な行は行ま行や行ら行わ行

愛着(あいちゃく)
生れながらに持っている、母子間の情緒的な結び付きを言う。

預かり保育(あずかりほいく)
規定時間後も引き続き園で子どもを預かること。延長保育と呼ばれる事も多い。共働きの多い都市部ではニーズは非常に高い

アスペルガー症候群(アスペルガーしょうこうぐん)
発達障害の一つ。対人関係を構築する事が上手では無いため、社会性をどのように身に着けるかが課題となる。

遊び食べ(あそびたべ)
離乳食が進む9~10ヵ月頃、自分でやりたがる気持ちが芽生えるとともに、食べ物をぐちゃぐちゃにしたり、お皿から落としたり、スプーンで食器をたたいたりと、遊びながら食べるようになること。

後追い(あとおい)
特定の保育士を求めること。

アトピー(あとぴー)
遺伝性過敏症のこと。

アレルギー除去食(あれるぎーじょきょしょく)
食物アレルギー疾患を持っている子どもに対して、アレルギー反応を起こす食材を除去して提供する食事のこと。

安全教育(あんぜんきょういく)
子供自身が園生活の中で、危険を回避したり、安全に過ごす生活のしかたを身につけていくように、環境を配慮したり、指導したりすること。(保育者による危機管理を含む。)

生きる力(いきるちから)
第15中央教育審議会答申1996(平成7)年に、この概念が示される。自らが主体的に学び、生きる能力の育成を「学習指導要領」に組み込み、その理念は、現在にも継承されている。

育児相談(いくじそうだん)
幼稚園や保育所においても、子育て相談を行うことになっている。深刻かつ緊急な相談内容によっては専門の機関との連携を図って解決に導いていくこと。(園庭開放や子育て談話会などで対応している所が多い。)

育児不安(いくじふあん)
自分の子育てに漠然とした不安を感じること、自分への責めを過度に感じることで、わが子への虐待に及んだりすることがある。家族の協力、地域での仲間づくりなどを周囲の環境配慮をしていくことが重要である。

一語文(いちごぶん)
ただ一つの単語から成る文。実際の発話のなかで,文法的にその前後から独立し,意味的にも完結性をもっていて,1個の文としての機能を果しているとみなされる単語のことをいう。幼児の言葉の習得において、1歳を過ぎた頃から「ワンワン」「ブーブー」といった一語文で表現する。一語発話の時期には、敏感な応対的環境が重要となる。

1歳6ヶ月児童健康診査(いっさいろっかげつじどうけんこうしんさ)
市区町村を実施主体として行われる、公的な健康診査である。乳児の一般的な発達発育状態を把握するとともに、保護者には必要な指導や助言を行うこともある。

一斉保育(いっせいほいく)
カリキュラムに従ってクラス全員に同じ活動をさせる保育方法。別名、設定保育、クラス活動。幼稚園や保育園において、やりたいことを自由にやらせる「自由保育」と対照的な保育方法で、設定した教育目標を達成するために、一斉に歌、体操、お絵かき、工作などの活動をさせる保育方法。

異年齢保育(いねんれいほいく)
通常は同年齢によるクラスでの保育となっていても、「縦割り保育」や「預かり保育」などでは、異年齢児保育が行われる。異年齢による育ち合いの効果があるといわれている。

一時保育(いちじほいく)
1日単位で子供を預けることができる特別保育サービスのひとつ。

溢乳(いつにゅう)
胃の機能が未発達で、飲んだ母乳やミルクの逆流を起こし、げっぷとともに母乳・ミルクを吐いたり、口からたらしたりすること。

犬食い(いぬぐい)
食器を机のうえに置いたまま、食器に口をつけて、犬のように食べる様。

インクルージョン(いんくるーじょん)
障害のあるなしにかかわらず、子どもには個別的な存在として、個別的ニーズに適切に援助が保障されるとする教育の考え方。インテグレイション(統合)を発展させた教育。

インフルエンザ(いんふるえんざ)
冬にかけて流行することの多いウイルス性の感染症。インフルエンザと診断された園児は「出席停止」となる。

うつぶせ寝(うつぶせね)
乳児をうつぶせに寝かせること。

エピソード記述(えぴそーどきじゅつ)
保育者の立場から印象的かつ特筆すべき具体的な場面を事例かして記録化すること。実践の意味を検証していく有効な資料となるので、客観的に検討することができる。

エリクソン(えりくそん)
1902~1994年 アメリカの心理学者・精神分析家である。精神分析の立場から、人の生涯発達を8つのステージに想定し、それぞれの時期における克服する諸課題(アイデンティティの両極)を俯瞰。乳幼児期は人間形成の基盤と提唱した。

園児(えんじ)
保育園に通う子供の総称。

延長保育(えんちょうほいく)
特別保育サービスのひとつ。

園外保育(えんないほいく)
「郊外保育」「散歩」「遠足」などを「園外保育」と総称。行事的な取り扱いにとどまらず、日常的な保育として位置付ける。

園内研修(えんないけんしゅう)
園内であれば、日常的に行うことができる研修である。課題は日々の保育に関すること、地域や家庭との連携などさまざまである。

園外研修(えんがいけんしゅう)
職務命令により職場を離れての研修である。初任者研修、主任研修、園長研修、課題別研修、教員免許状更新講習などさまざまな研修が行われる。

園だより(えんだより)
連絡事項のみならず、園からの様々なメッセージが込められている。園の教育・保育の基本、子ども理解、保護者との共同性など保護者教育の媒体となるもの。

応答的環境(おうとうてきかんきょう)
子どもの好奇心をくすぐり、子どもがかかわってみたくなる環境のこと。物として存在する環境ではなく、子どものアプローチに反応していく環境。

応能負担(おうのうふたん)
福祉サービスを利用する際に、利用者の所得に応じて必要な費用が変動すること。認可保育園では保育サービスを利用する際に世帯の所得に合わせ保育料が変動するため、応能負担である。

お集まり(おあつまり)
自由保育から一斉保育に移行するときや、出欠席などを確認するために子供を集合させること。

おたふく風邪(おたふくかぜ)
流行性耳下腺炎のこと。耳の下にあるリンパ腺が腫れるため、おたふくのような面相になること。

お迎え(おむかえ)
保育園に預けた子供を連れて帰ること。

おむつかぶれ
赤ちゃんがおむつをあてている肌が蒸れたり、排せつ物で刺激を受けて赤くなること。

オペレッタ(おぺれった)
ミュージカルと同様の表現活動ある。行事としての発表会で行われることが多く、子供が楽しみ喜ぶ表現活動である。

開園時間(かいえんじかん)
朝、保育園が開く時間。

外気浴(がいきよく)
外の空気を浴び、風に当て、冷たい空気に当てて皮膚や呼吸器粘膜を鍛錬し、血管運動神経の作用を敏活にし、風邪などを引きにくくするような健康管理のための1方法。

開所時間(かいしょじかん)
保育園が開いている時間。

カウンセリングマインド(かうんせりんぐまいんど)
カウンセリングマインドとは、カウンセリング的に人と関わろうとする人が持つべき態度、考え、心構えのこと。専門家のカウンセラーではない保育者、教師、看護者にも、カウンセラーのスタンスと共通するところがある。子どもの思いやりや気持ちに寄り添う理解者としての暖かい姿勢が大切となる。

カリキュラム(かりきゅらむ)
保育の目的や目標を達成するための内容を子供の心身の発達に応じ、組織的に計画したもの。

学習(がくしゅう)
一般的には、経験を通じて行動に持続的な変化が生じる、ないし行動パターンが変化する現象のこと。学びと呼ばれることもある。

学習障害(がくしゅうしょうがい)
基本的に全般的な知的発達に遅れはないが、聞く、話す、読む、書く、計算する又は推論する能力のうち特定のものの習得と使用に、著しい困難を示す様々な状態を示すもの。

学童保育(がくどうほいく)
保護者の就労等によって保育を必要とする小学校通学児童に対する放課後保育サービス事業のこと。

片付け(かたづけ)
活動過程や活動終了段階における整理整頓のこと。整理整頓は、活動終了段階での活動にとどまらず、園生活の中ではさまざまなタイミングや場所で行われる。片付けは、環境構成であり、保育としての園生活で大切なことである。

家庭教育(かていきょういく)
保護者による養育を基本とする生活と教育のこと。家庭は社会における最小単位の生活基盤であり、家庭教育はその生活基盤として営まれる。現行の教育基本法では、生涯にわたる観点から、家庭教育を位置づけている。

家庭的保育(かていてきほいく)
委託を受け、個人の過程で行う在宅保育のこと。「保育ママ」「家庭福祉員」「昼間里親」などの呼称で知られる。

環境構成(かんきょうこうせい)
教育・保育を行うために必要な環境づくりのこと。「環境による」教育・保育が基本とされ、物的・心理的・人的・文化的など多面から構成される。

看護師(かんごし)
看護師国家試験に合格し、資格を有する者のこと。乳幼児は感染症にかかりやすく、病気の予防や看護の必要がある。その為、低年齢児を受け入れる保育所では、看護師の配置が望まれている。

カンガルーケア(カンガルーケア)
新生児を母親の裸の胸に抱いて密着させることで結びつきを強める行為。

かんしゃく
子どもが環境や成長に伴っておこす表現法の1つ。

関心(かんしん)
ある物事に特に心を引かれ、注意を向けること。

感染症(かんせんしょう)
環境中に存在する微生物が体内に侵入する事で引き起こされる疾患。流行性から突発的に広がるタイプがあり、感染経路の特定が重要。

関連機関との連携(かんれんきかんとのれんけい)
学校園との地域の他機関との互助的協力関係とのこと。教育・保育推進では、地域の特別支援学校をはじめとした諸学校園、保健所や病院、公民館、博物館、美術館、図書館などとの連携を図っていくこと。

カンファランス(かんふぁらんす)
保育を巡って保育者自らも参画する協議のこと実践、記録、子どもの状況、環境づくりなどについての検討をしていくもの。

危機管理(ききかんり)
大地震などの自然災害や、不測の事態に迅速・的確に対処できるよう、事前に準備しておく諸政策のこと。

基本的生活(きほんてきせいかつしゅうかん)
食事・睡眠・排泄・清潔・衣服の着脱の5つの生活習慣。子どもが心身ともに健康に育つために生活の基盤となるもの。

教育(きょういく)
人間を成長させるために物事を教えること。勉強や一般教養などを長い期間で身につくようにさせること。

教育課程(きょういくかてい)
幼児期にふさわしい生活を基礎づける教育の計画を、園生活の全期間にわたり見通しを持って編成する全体計画のこと。教育課程と一体的な計画として「指導計画」がある。

行事(ぎょうじ)
生活のひとつの節目になるものであり、子どもが歳時記を意識したり、家庭では味わえない経験を行うなど、自分なりに成長を実感したりする経験活動のこと。

興味(きょうみ)
行動を起こす際の動機であり、原動力のこと。

休日保育(きゅうじつほいく)
休日(日曜日,祝日,年末年始)に、保護者が仕事や病気などのために家庭で保育ができない場合に、保護者に代わって保育する制度。

吸啜反射(きゅうてつはんしゃ)
口に入ったものや唇に触れたものに吸いつこうとする動き。

驚愕反射(きょうがくはんしゃ)
ちょっとした音でもビクッと体を震わせたり、泣き出したりする動き。

緊急一時保育(きんきゅういちじほいく)
保護者の傷病、事故、出産、看護、冠婚葬祭の理由により小学校就学前の児童を緊急一時的に保育すること。

首すわり(くびすわり)
赤ちゃんがどんな姿勢をとっても首を自分で支えられる状態のこと。

劇遊び(げきあそび)
子どもの想像の世界で「ふり」や「つもり」を表現して楽しみ、演じたり、見たりすること。

経口感染(けいこうかんせん)
食べ物や飲み物を摂取し体内に取り込むことで罹患する発症経路のこと。

月案(げつあん)
子どもの生活の継続性を考えながら 1ヶ月間を見通して活動を具体化して立てる指導案のこと。

月案指導計画(げつあんしどうけいかく)
園生活1か月を単位とした中長期の指導計画のこと。「ねらい」「内容」「環境構成」「生活や遊び」「指導の要点」「家庭・地域・学校との連携」等の観点から記載していく。

下痢(げり)
ウイルス感染や消化不良などの何らかの体調不良から、ゆるい液状の便が大量に出る症状のこと。

検温(けんおん)
体温を計ること。

喧嘩(けんか)
お互いの主張のぶつかり合うこと。調整力が十分には身についていないことから、行動的抵抗、泣き、ののしり、拒絶などによって、互いの関係が一時的に揺らぐこと。

原始歩行様運動(げんしほこうよううんどう)
赤ちゃんの両わきのしたを手で支えて立たせて、赤ちゃんの体を前傾させると足を交互に踏み出す動き。

誤飲(ごいん)
様々な物への興味から口に入れ誤って飲み込むこと。

降園(こうえん)
保育園から帰宅すること。

口唇ヘルペス(こうしんへるぺす)
疲れやストレスに体調の悪い状態が重なってできる水ぶくれです。唇の上や周囲にできて、悪化すると上手にミルクが飲めなくなったり細菌が侵入して真っ赤にただれることがある。

交流保育(こうりゅうほいく)
さまざまな人々との交流を子どもの育ちにいかしていく保育の方法。園内で異年齢の子ども、外国籍の子ども、障害を持つ子どもたちなどとのかかわりを持つこと。

午睡(ごすい)
昼寝のこと。

公開保育(こうかいほいく)
園内職員、海外の人たちへの保育の公開し、広く意見や知見を交わす機会のこと。保育者が自らの保育を公開することにより、新たな視点を得ることができるというもの。

コーナー保育(こーなーほいく)
多様な活動や経験を動機づけていくために、いくつかの活動ブース(コーナー)が計画的に設けられ、子どもが選択的に遊ぶ活動方法。

戸外遊び(こがいあそび)
園庭や野外などの戸外環境で楽しむ遊びのこと。

孤食(こしょく)
家庭内で集まって食事をとらず一人で食事をすること。

子育て支援(こそだてしえん)
子育てに不安や悩みを抱いたり、ストレスを感じたりしている子育て中の親、あるいは保護者への支援のこと。助言をしたり、相談を受けるなどの役割機能が幼稚園や保育所に期待されている。

五大栄養素(ごだいえいようそ)
炭水化物・たんぱく質・脂質・ビタミン・無機質。

ごっこ遊び(ごっこあそび)
子どもなりにさまざまなイメージを膨らませて「見立て」による想像遊びのこと。

子ども子育て支援制度(こどもこそだてしえんせいど)
「子ども・子育て会議」による検討を受けて、2015(平成27)年度に本格的スタートを想定した支援の新制度のこと。「関連3法」を基に、認定こども園、幼稚園、保育所などでの支援を行うもの。

子どもの権利条約・人権(こどものけんりじょうやく・じんけん)
児童の権利に関する条約。子どもの基本的人権尊重は、憲法においても定められている。こどもの人権が侵害されることなく、最善の利益と幸せを保障する旨の権利条約を日本は批准している。

五大栄養素(ごだいえいようそ)
生命の維持や活動の為に必要な物質のこと。炭水化物・たんぱく質・脂質・ビタミン・ミネラルのこと。

ごっこあそび(ごっこあそび)
『ままごと』『お花屋さんごっこ』といった何かになったつもりになって遊ぶこと。

個別計画(こべつけいかく)
3歳未満児については、一人一人の子どもの生育歴、心身の発達、活動の実態等に即して、個別的な計画を作成すること。

コーナー保育(こーなーほいく)
保育者がある子どもの活動を意図したり、予想したりしながら、その活動に適した場所に必要とされる道具や材料などの設定を行うこと。製作コーナー、ままごとコーナーなど。

混合栄養(こんごうえいよう)
母乳と人工栄養をあわせて乳児に栄養を与えること。

栽培(さいばい)
花、野菜、果物などの生長にふれる世話全般のこと。季節の植物を園で栽培し、種や苗から収穫までの過程を、毎日の世話から感じ取るもの。植物の芽吹き、色づき、実りなどの気づきに好奇心や感動が膨らむことを目的とするもの。

産休明け保育(さんきゅうあけほいく)
出産後8週間の産後休暇明け直後から保育所を利用すること。

3歳児健康診断(さんさいじけんこうしんだん)
4歳未満3歳児を対象とした心身の健康診断のこと。市区町村が実施主体となって、3歳児健康診断を実施している。身体面の検診をはじめ、言語、運動、聴覚、情緒、習癖、社会性など幅広い面から、発達・発育状態を把握し助言する。

3年保育(さんねんほいく)
3歳児から受け入れられる3年間の保育実績のこと。満3歳4ヶ月から小学校就学までの3年間にわたり幼児を受け入れる幼稚園における保育の総称。満3歳から受け入れることも可能。

散歩(さんぽ)
行事的な園外保育や遠足とは異なる。日頃から季節、その時々の天候・気象、地域の自然や文化・社会環境などにふれ、その地域の持ち味を園での生活や遊びに取り入れる保育の一つ。

自我意識の芽生え(じがいしきのめばえ)
出産後の初期からなにかしらの自己意識が形成される。周りの人やものとのやり取りのくり返す過程で、混沌とした自己から徐々に意識化される主体としての自己が膨らむこと。

自己評価(じこひょうか)
園内及び園外(第三者)によって保育にかかわる状況について行う点検・分析・検証。これによって、保育の質向上と質保障。実践に踏み込んで定期的・継続的に行われる。

視診(ししん)
登園時に行う子供の健康観察と対応のこと。目で見て診察すること。子どもの一人一人と健康状態を把握するための医療行為としての呼称。保育では「健康観察」とも言われています。

児童(じどう)
児童の権利条約、児童福祉法において、ほぼ同様の受け止めがなされる。児童福祉法では、児童を「乳児」「幼児」「少年」として分類する。児童は全面的に保護育成の対象となる。

児童虐待(じどうぎゃくたい)
子どもに対する虐待は、親意識の未熟と関係するし、虐待は子どもの人権、生命、幸せをも剥奪してしまう。児童虐待防止の法律が2000(平成12)年に施行。園の子育て支援とも密接に関連している。

児童手当(じどうてあて)
中学校修了までの児童に対する家庭への手当て。

児童票(じどうひょう)
保育所・保育園に入所・入園している子どもと、その保護者の基本的な情報が記録されている書類のこと。

児童の最善の利益(じどうのさいぜんのりえき)
「児童の権利に関する条約」(第3条)に規定。子どもは、将来的・長期的に公的・私的にも、その置かれる状況において最大限の権利が保障される存在であるというもの。

児童福祉法(じどうふくしほう)
すべての児童の健全育成と生活保障、愛護を実現するために、1947年に制定された児童福祉に関する基本的・総合的立法のこと。

        児童福祉施設(じどうふくししせつ)
児童(18歳未満の子ども)を支援する施設を指す。保育園も児童福祉施設に該当する。

自発性(じはつせい)
身近なさまざま環境に対して意識化しないにもかかわらず、向かったりかかわったりしようとする衝動感のこと。

自閉症(じへいしょう)
対人関係やコミュニケーションの障害。環境や行動への反復的・常道的・執着なこだわり行動を示す。

シャッフリングベイビー
はいはいが積極的ではない赤ちゃんの中には、お座りしたままお尻で床を滑って移動するタイプがあり、このような動きを好む赤ちゃんのこと。

社会性(しゃかいせい)
幼稚園や保育所の生活では、一緒に遊ぶ、言葉を交わす、生活習慣の自立、範囲意識などが、他社とのかかわりの基盤になる。自律した社会生活を進めていく資質・能力が必要となっていく。

社会的養護(しゃかいてきようご)
保護者のいない児童、保護者に監護させるに適当でない状況にある児童を公的責任で養育・保護し家庭への支援を行う。

週案・指導計画(しゅうあん・しどうけいかく)
前週の幼児の姿を踏まえて、各週の指導計画を作成するもの。日の指導計画との関連からも、「ねらい」「内容」「環境構成」「活動・遊び・生活」「かかわり」等を具体化して作成していく。

集団遊び(しゅうだんあそび)
複数の子どもが遊びの世界を共有し合う遊びのことで、特定の遊びではない。子どもが相互にイメージやルールを確かめ合いながら進める遊びの様態のこと。

少子化(しょうしか)
子どもの数か少なくなったとする社会現象のこと。近年、合計特出生率に示されているように、子どもの数が少なくなってきている。

情操(じょうそう)
善いものにふれて培われ育まれる心の豊かさのこと。さまざまな感情、価値、感動の体験は、情操を育む、環境基盤があります。幼稚園、保育所、家庭での心豊かな生活、地域の素晴らしい環境に出会いふれあう生活を配慮していくことが大切である。

情緒の安定(じょうちょのあんてい)
安心・安定・自信を感じ取っていく生活の基本となるもの。温かく受容的な雰囲気や環境により、情緒が安定する。「保育所保育方針」では養護に関する「ねらい」「内容」として「生命の保持」と「情緒の安定」が示されている。

食物アレルギー(しょくもつあれるぎー)
アレルゲン物質の入った食品を摂取することで蕁麻疹や呼吸器系に影響が出ること。

自由保育(じゆうほいく)
好奇心、興味、関心を最大限に受け止められる自由感のある保育のこと。「自由保育」が「自由遊び」の形態と混同されるところもある。

出生率(しゅっせいりつ)
その地域における1年間の出生数をその年の人口で割って、人口1000人について何人生れたかを示すこと。

就労証明(しゅうろうしょうめい)
保育園入園の際、役所に提出する書類のこと。

情操教育(じょうそうきょういく)
真理、道徳、芸術、宗教などを愛するような知的に養われた高度の感情の発達を誘導する教育のこと。

除去食(じょきょしょく)
汎用的なアレルギー成分を取り除いた食事

初乳(しょにゅう)
赤ちゃんが生まれてから、最初の数日間程出る母乳のこと。

障害児保育(しょうがいじほいく)
障害を持つ子どもに対する保育事業のこと。

食育(しょくいく)
トマトやきゅうりなど子どもの生活に身近な野菜や果物を園内で育て、子どもと一緒に収穫し、調理して食べるという保育プログラム。

スキンシップ(すきんしっぷ)
子どもとの間での心理的・親密的なふれあいのこと。肌と肌とのふれあいには、子どもに安心感や安定感をもたらすと言われ、子どもと保育者、子どもと保育者に(親)との間における心と体のふれあいには、信頼関係の構築につながる大切な関わりである。

ずりばい
はいはいの入門的な運動で、手をついて、お腹を床に着けたまま腕の力と腰のひねりで前進すること。

生活カリキュラム(せいかつかりきゅらむ)
園生活における子どもの生活経験を基にするとともに、生活経験を見通したカリキュラムの編成のこと。

生活リズム(せいかつりずむ)
睡眠、活動、休息などが安定した生活展開のこと。乳幼児期には、毎日の安定した生活のリズムは不可欠です。一日の生活活動・内容をどのように配慮していくのかが、デイリープログラムによる保育の基本となります。

責任実習(せきにんじっしゅう)
実習生が学級担当の役割を担い、一日に責任を持って取り組む仕上げの段階での実習のこと。担任の指導を受けて「日の指導計画」を作成し、登園から降園までを受け持つ実習方法である。

設定保育(せっていほいく)
保育者が明確な指導意図を持ってあらかじめ活動を計画し、子どもを動機づけて保育を行う方法。

接触感染(せっしょくかんせん)
病原が付着した手や器具などを介し罹患する病気

咀嚼(そしゃく)
よく噛んで食べること。

卒乳(そつにゅう)
赤ちゃんが自分の意思で母乳やミルク中心の食生活から、離乳食を中心とした栄養摂取に変えていくこと。

ゾーニング保育(ぞーにんぐほいく)
以前にはコーナー保育とし、保育士が数種類の活動を用意し子ども達がそれに取り組むといった考えで、区分された範囲内で限定した活動。

待機児童(たいきじどう)
保護者が保育所を利用することを希望しているが、空きがないため就業を見合わせたり他の保育サービスを利用したりして、入所を待っている状態の児童のこと。

退行現象(たいこうげんしょう)
防衛規制の一つで、すでにある段階に到達したものが心理的安定を求めてより未発達な段階に逆戻りすること。たとえば、下の子が生れたとたんにおねしょを始めるといった現象。

第三者評価(だいさんしゃひょうか)
保育の需要増大、及び多様化、保育のサービスに関する規制緩和の促進等に対応して、保育の質的向上を目的とするもの。

高ばい(たかばい)
両手をついて、膝を伸ばした状態で足の裏を床につけて移動すること。

脱水症状(だっすいしょうじょう)
体内水分が欠乏状態になって起こる症状。

縦割り保育(たてわりほいく)
異年齢の子供で構成されたクラスで行う保育。主に3・4・5歳で構成される。

探索活動(たんさくかつどう)
好奇心からさまざまな環境にかかわる活動のこと。子どもは自らの好奇心から周りの環境にかかわり、さまざまなことを感じ取っていく。

地域子育て支援(ちいきこそだてしえん)
全ての子どもの健やかな成長の ために適切な環境が等しく確保されるよう、国若しくは地方公共団体又は地域における 子育ての支援を行う者が実施する子ども及び子どもの保護者に対する支援をいう。

チック
自分の意志とは関係な言動が反復される症状です。手の震えやまばたき、意味のない発声など、癖のように繰り返すこと。

調製粉乳(ちょうせいふんにゅう)
「生乳、牛乳若しくは特別牛乳又はこれらを原料として製造した食品を加工し、または主原料とし、これに乳幼児に必要な栄養素を加え粉末状にしたもの。

調乳室(ちょうにゅうしつ)
赤ちゃんのミルクをつくる部屋。

つかまり立ち(つかまりだち)
赤ちゃんが何かにつかまって二足歩行で立つこと。

定員(ていいん)
保育園における受け入れ可能人数。人数に応じて保育士の配置基準が存在する。

デイリープログラム(でいりーぷろぐらむ)
乳児保育で作成される一日の生活の流れ図のこと。登園から降園までの生活時間を追って示したもので、一日のおおまかな生活、活動、保育の目安となっていくもの。

手足口病(てあしくちびょう)
1960年代の後半から発生し、70年代になって急速に増えてきた、新顔のウイルス性発疹症。手足に小さな水泡がでる。

手遊び(てあそび)
歌いながらその歌詞の内容に似合った手や指の動きをする中で、歌詞や手・指の動きを楽しむ遊びのこと。

低体重児(ていたいじゅうじ)
出生体重が2500g未満の赤ちゃんのこと。

トイレトレーニング
おむつはずれの日を迎えるために、子どもがおしっこをしたいことを伝えられるようにし、トイレの使い方がわかるようにママがはたらきかけをすること。

登園許可(書)(とうえんきょかしょ)
お子様が特定の病気に罹った場合、保育園へ登園するために必要な証明書のこと。

とびひ
強い痒みと細菌を含む水泡を伴います。傷口から感染するので、感染力が強いのが特徴。

慣らし保育(ならしほいく)
新入園の時期、子供が保育園に慣れるまでの期間。

喃語(なんご)
ブーブー、アーアーなど特定の意味を持たずコミュニケーションの手段とならない乳児の発声。

握り反射(にぎりはんしゃ)
赤ちゃんの手のひらや足の裏を指で触れると握るような動き。

二語文(にごぶん)
言葉(単語)を二つ並べていうこと。

入歯(にゅうし)
胎児の顎の骨から生成され、永久歯に生え換わる前に生え揃う歯のこと。

乳児(にゅうじ)
一歳に満たない子供のこと。

乳児期(にゅうじき)
生後1年ないし1年半の時期の子どもの総称。発達の特性から区分される考え方として乳児期があり、愛着要求、分離不安、前語源的感覚の獲得、生理的自立行動、身体的に急激な発達、運動発達など、まばゆい成長の時期といわれている。

乳児保育(にゅうじほいく)
産休明けの0才児を保育園で預かるサービスのこと。

乳幼児(にゅうようじ)
小学校就学前と乳児と乳児を合わせた呼称。乳幼児は、低年齢の児童に傾斜する響きがあり、幼稚園ではなく保育所において主として用いられる用語の一つ。

認可外保育施設(にんかがいほいくしせつ)
児童福祉法上の保育所に該当しない保育施設であり、認可外保育所・認可外保育施設と呼ばれ、設置には児童福祉法第59条の2[1 1]による届出が必要とされる施設である。無認可保育所と呼称されることもある。

認可保育園(にんかほいくえん)
児童福祉法に基づく児童福祉施設。施設の広さ、保育士の数、給食施設などの一定基準をクリアして認可された保育園のこと。

認定こども園(にんていこどもえん)
幼稚園、保育所等のうち「就学前の子どもに幼児教育・保育を提供する機能」「地域における子育て支援を行う機能」の2つの機能を備え、認定基準を満たし、都道府県知事が認定した施設のこと。

寝返り(ねがえり)
それまで周囲に助けられて体の向きを変えていましたが、自力で回転して仰向けの状態からうつぶせの状態に反転すること。

熱性けいれん(ねっせいけいれん)
乳幼児に多くみられる発熱時のけいれんのこと。

年少児(ねんしょうじ)
3才の保育園児の呼び方。

年中児(ねんちゅうじ)
4才の保育園児の呼び方。

年長児(ねんちょうじ)
5才の保育園児の呼び方。

ノロウィルス
ウィルス性胃腸炎を起こす代表的なウィルスの一つ。下痢便と嘔吐、発熱などの症状が起こる。

はいはい
赤ちゃんが両手両足を動かして自ら動く動作です。個人差はありますが、生後6~10ヶ月に始める赤ちゃんの運動発達のこと。

発達(はったつ)
からだ・精神などが成長して、より完全な形態や機能をもつようになること。

麻疹(はしか)
発疹と共に高熱が出る感染症。生後6か月くらいからかかり、最近は年長児や大人でかかる割合も増加している。


発達障害(はったつしょうがい)
何らかの要因によって発達し支障のある状態。脳障害に起因して、認知、言語、運動、社会的行動などに重度・軽度障害が生じる。

発達段階(はったつだんかい)
ある時期にみられる独自の質的特徴をもとに、ある時期をほかの時期から区別し独立した時期(段階)のこと。

パネルシアター(ぱねるしあたー)
ネルをはったボードに、不織布にかかれた絵をはって演じる舞台。

パラシュート反応(ぱらしゅーとはんのう)
両わきを支えて赤ちゃんを持ち上げて、体を前に傾けたときに、両腕を前に出して、体を支えようとする反応のこと。

腹ばい(はらばい)
赤ちゃんがお腹を下にして寝そべる状態のこと。

人見知り(ひとみしり)
赤ちゃんが自分の認識している以外の人に対して極度の注意を払う行為。

飛沫感染(ひまつかんせん)
咳、くしゃみなどで菌が拡散し罹患すること。インフルエンザなどが飛沫感染で広がる代表的な病気

ヒヤリ・ハット(ひやり・はっと)
重大な事故や事件には至らないものの、繋がってもおかしくない一歩手前の事例のこと

病児保育(びょうじほいく)
病気にかかった子どもを預かる施設。主に病院が中心となり、保育園は預かる園とそうでない園に分かれる。

プール熱(ぷーるねつ)
夏に多くみられるアデノイドウイルスによる風邪

ペープサート(ぺーぷさーと)
ペーパー・パペット・シアターの略語。2枚の画用紙に登場人物を描き、紙の中心に竹串を挟んでうちわのような形になつように貼り合わせ、おはなしに合わせて表と裏をくるくる返して演じる人形劇のこと。

風疹(ふうしん)
三日はしかとも呼ばれる感染症。

部分実習(ぶぶんじっしゅう)
責任実習の準備段階で行う部分場面の実習のこと。一日の比較的まとまりある生活や活動に焦点を置いて、体験的に指導に取り組む実習方法。部分についての「指導計画」(指導案)を作成し、実習終了後に振り返りを行う。

プリスクール(プレスクール)
英語教育(あるいは英語を日常言語とした)を中心とした保育サービス。

ベビーホテル(べびーほてる)
宿泊を伴う保育サービス提供の無認可施設のことで夜間の長時間や宿泊により乳幼児を預かる保育施設の通称。

偏食(へんしょく)
ある特定の食品を嫌って食べない状態や、ある食品を好んで、それがないと食事が進まない状態。

保育士(ほいくし)
児童福祉法に規定されている児童福祉施設において児童の保育に従事する専門職で、資格は厚生労働大臣の指定する指定保育士養成施設を卒業した者、または保育士試験に合格した者のいずれかに該当する者のこと。

保育室(ほいくしつ)
保育所での幼児の生活の拠点であり、保育者と幼児が一緒に生活をする"居間"のような感覚の場所。

保育ソーシャルワーク(ほいくソーシャルワーク)
課題を抱える人の相談に乗り、必要とする物・情報を専門的な見地から提案するなどサポートする活動。一人ひとりの家庭環境と制度が複雑化しており、正確・的確な意見が求められている。

保育ママ(ほいくまま)
保育士、教員、看護師、保健師などの資格を持つ人や子育ての経験がある人などが、自治体から委託されて家庭で保育できない子どもを、少人数自宅で預かる人のこと。

保育料(ほいくりょう)
前年の保護者の収入に応じて預ける子供の年齢により決定される料金のこと。

保育単価(ほいくたんか)
保育所措置児童ひとりの1ヶ月に要する金額のこと。保育単価を基準に、保育所入所店員を乗じて、保育所を運営する経費が計上される。

母子関係(ぼしかんけい)
子どもと母親との温かく穏やかな持続的関係のこと。子どもにとって、とりわけ母親は身近な応答的な環境となり、愛着(アタッチメント)の形成によって子どもには安心感が芽吹いていく。父親、保育者との間においても同様である。

母性(ぼせい)
子どもを温かく包み込む感性的意識行動のひとつ。母親にあるとされる「母親らしさ」で、子どもとの向き合いの中で醸し出される。

母乳(ぼにゅう)
乳児に最適な栄養が含まれ、消化吸収も良く、多くの免疫物質が含まれる。また母と子の愛情を深める役割も大きい。

哺乳反射(ほにゅうはんしゃ)
意志とは関係のない反射的な動きのこと。

哺乳瓶(ほにゅうびん)
人工的に赤ちゃんに授乳するための道具。

保護者会(ほごしゃかい)
幼稚園および保育所において在園児の保護者で構成される組織のこと。

マグ
取っ手がついたカップのこと。

ままごとコーナー(ままごとこーなー)
家庭的な雰囲気を演出する遊びのコーナー。遊戯室、保育室、ベランダ、園庭などのいたるところで、ままごと遊び環境が配慮される。家庭で感じ取っている食事作り、親子遊び、子育て、家事などが遊びとなる。

水いぼ(みずいぼ)
伝染性の軟属腫ウィルスによってできる淡い紅色の丘疹のこと。

民間保育園(みんかんほいくえん)
私立の保育園のこと。

民生委員(みんせいいいん)
住民の生活状況を鑑み情報提供を行ったり、相談に乗る等が業務。児童委員も兼務する。

無認可保育園(むにんかほいくえん)
認可外保育施設と同意味。

ムーブメント教育(むーぶめんときょういく)
子どもの発達を促すために体を動かすことを主体にした教育が必要であるという考え。

モロー反射(もろーはんしゃ)
赤ちゃん特有の原始反射のひとつで、顔を正面にして寝かせてから頭をささえて少し引き起こし、急に頭部を支えていた手を緩めてみると、赤ちゃんが手を前に突っ張る仕草をすること。

モンテッソーリー(もんてっそーりー)
イタリアのローマで医師として働いていたモンテッソーリは知的障害児へ感覚教育法を施し知的水準を上げるという効果を見せる。1907年に設立した貧困層の健常児を対象とした保育施設「子どもの家」において、その独特な教育法を完成させ、以後、モンテッソーリ教育を実施する施設は「子どもの家」と呼ばれるようになる。

夜間保育(やかんほいく)
おおむね午後10時頃まで行われている保育形態のこと。多くは社会福祉法人の保育所において行なわれ、夜間保育のみを行う保育所を基本としている。

揺さぶられっ子症候群(ゆさぶられっこしょうこうぐん)
赤ちゃんに「たかいたかい」を激しくしたり、強く揺するようにしてあやしたり、強くゆさぶることで頭蓋内出血や硬膜下出血などを起こすこと。

指しゃぶり(ゆびしゃぶり)
吸うことだけが唯一の摂取手段である乳児が、哺乳だけで満足しないとき、その代償として指を吸うようになること。

幼児(ようじ)
児童福祉法における幼児とは、満1歳から小学校就学の始期に達するまでの者。

幼稚園(ようちえん)

学校教育法に定められた学校の一種で文部科学省管轄の教育施設。対象は満3歳から小学校就学までの幼児。1日最大4時間を標準とし、年間で39週を下らない週数にわたって行われる。


幼・保・小の連携(よう・ほ・しょうのれんけい)

幼稚園・保育園・小学校が連携を図る事で、課題を共有する事が出来る。また、それぞれの特性の違いを元に相互に課題点を補完する事が出来る。

幼保一元化(ようほいちげんか)
小学校に入学する前の幼児が、幼稚園と保育園に分かれて保育を受けていることに対し、これを一元化することで、教育水準の均等化とサービスの効率化を目指す政策。

夜泣き(よなき)
一度眠りについた赤ちゃんが、浅い眠りのときに半分目覚めて泣くこと。

読み聞かせ(よみきかせ)
子どもに本を読み聞かせるという行為。

  リズム遊び(りずむあそび)
リズムを楽しむことを中心にした音楽活動として保育活動に用いられる。身体の動きや楽器を用い、音楽に合わせて歩いたり走ったりする。また動物の動きなどをイメージして身体表現する。

リトミック(りとみっく)
リズム表現教育を体系化したフランス語の音楽教育方法の一つ。リズムは人間の身体と音楽に共通する要素であるとして、ここに着目してリトミックが開発された。リズム運動、即興演奏などをそれぞれ関連させた指導展開を工夫していくもの。

離乳食(りにゅうしょく)
乳幼児に対して栄養源を母乳やミルクから切り替えるための食品のこと。

離乳食初期(りにゅうしょくしょき)
ヨーグルトのように、なめらかにすりつぶした、噛まずに飲み込める柔らかさのもの。

離乳食中期(りにゅうしょくちゅうき)
指でつまむと力を入れなくてもラクにつぶれるベタベタ状。前半は絹ごし豆腐、後半は木綿のような柔らかさのもの。

離乳食後期(りにゅうしょくこうき)
指でつまんで少し力を入れると潰れるバナナくらいの固さのもの。

離乳食完了期(りにゅうしょくかんりょうき)
カミカミ期よりやや固く、やわらかめの肉団子、柔らかく煮たニンジンの固さのもの。

りんご病(りんごびょう)
頬が発疹で鮮やかな赤色を帯びる病気。

ルソー
スイスの思想家。子どもの活動に制限を加えず、自由に育てる事の重要性を説き、著書「エミール」では消極的教育を主張した。

わらべ歌(わらべうた)
一般的に自然発生した伝承的な子どもの遊戯歌のこと。

ワークライフバランス(わーくらいふばらんす)
仕事、家庭生活、子育てを両立させる生き方のこと。WLBが持続可能で成熟した会社の指標として考えられ、だれもが働きながら、家庭生活や子育てを両立することが基本となる。背景として男女共同参画社会の構築があげられる。


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平成26年保育士試験問題 part1

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平成26年保育士試験問題(一般社団法人 全国保育士養成協議会(東京都豊島区)実施)の過去問題となります。腕試しにチャレンジしてみてください。なお、誤字・脱字などございましたら、お手数ですが弊社セントスタッフ(0120-106-391 担当:阿部)までご連絡頂き、主催者へのご連絡はご遠慮下さいますようお願い申し上げます。


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保育原理

問1 次の文のうち、「保育所保育指針」第1章「総則」の(2)「保育の方法」の一部として正しいものを一つ選びなさい。

1 一人一人の子どもの状況や家庭及び地域社会での生活の実態を把握するとともに、子どもが生き生きと活動できるよう、子どもの主体としての思いや願いを受け止めること。
2 子どもの生活リズムを大切にし、健康、安全で情緒の安定した生活ができる環境や、園庭遊具など自発的に関われる環境を整えること。
3 子どもの発達について理解し、一人一人の発達過程に応じて保育すること。その際、子どもの個人差に十分配慮すること。
4 子ども相互の関係作りや互いに尊重する心を大切にし、集団における活動を効果あるものにするよう指導すること。
5 子どもが自発的、意欲的に関われるような環境を構成し、子どもの主体的な活動や子ども相互の関わりを大切にすること。特に、小学校との連携を考慮し総合的に保育すること。

  • 正解は




問2 次の文は、「保育所保育指針」第3章「保育の内容」の(1)「保育に関わる全般的な配慮事項」の一部である。( A )~( E )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
・ 子どもの( A )や( B )の違いを認め、互いに尊重する心を育てるよう配慮すること。
・ 子どもの( C )や( D )にも留意しつつ、( E )などによる固定的な意識を植え付けることがないよう配慮すること。

(組み合わせ)
A/B/C/D/E

1 性格/発達/興味/関心/性差
2 興味/関心/発達/文化/性別
3 国籍/文化/性差/個人差/ 性別
4 興味/関心/経験/発達段階/障害
5 国籍/文化/興味/関心/発達段階

  • 正解は




問3 次の文は、諸外国における子どもや保育の思想についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A ルソー(Rousseau, J.-J.)は、『幼児教育書簡』『リーンハルトとゲルトルート』に自らの教育方法を著している。 
B オーベルラン(Oberlin, J.F.)は、独仏国境の山間部の村に牧師として赴任し、村人を貧困と道徳的荒廃から救済する事業を興した。
C モンテッソーリ(Montessori, M.)は、一連の体系的教具を自ら開発し、これらを含んだ環境を整えることが、保育者の重要な役割であるとした。
D ロック(Locke, J.)は、子どもは白紙の状態で生まれるとし、そのため教育が与える影響が大きいと主張した。
E エレン・ケイ(Key, E.)は、『児童の世紀』を著し、子どもの自己決定力の育成、体罰の拒否、子ども固有の権利などを訴えて注目を浴びた。

(組み合わせ)
A/B/C/D/E

1 ○○×○×
2 ○×○×○
3 ○×××○
4 ×○○○○
5 ××○○×

  • 正解は




問4 次の文は、日本における保育の先駆者についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 倉橋惣三は、幼児教育内容調査委員会の委員として、1948(昭和 23)年刊行の「保育要領」の作成に携わった。
B 赤沢鍾美は 1890(明治 23)年、日本で初めて農繁期託児所を開設した。
C 明石女子師範学校付属小学校・幼稚園の主事であった及川平治は、アメリカの進歩主義教育の影響を受けて、児童中心主義に基づく生活が大切であると主張し、その教育成果を『分団式動的教育法』として著した。
D 野口幽香らによって 1900(明治 33)年に開設された二葉幼稚園は、貧民家庭の幼児を対象として保育を行い、1916(大正 5)年に二葉保育園と改称した。

(組み合わせ)
A/B/C/D

1 ○○××
2 ○×○○
3 ○××○
4 ×○×○
5 ××○○

  • 正解は




問5 次の文は、アメリカの「ヘッド・スタート・プログラム」についての記述である。適切な記述の組み合わせを一つ選びなさい。

A 1960 年代半ばに「貧困との闘い」政策の一環として開始された、小学生対象の補償教育である。
B 貧困家庭の幼児を対象に、身体的、知的、情緒的な発達上の不利を小学校入学前に解消することで入学後の学習効果の促進を意図した。
C 「豊かで楽しい経験」「美しい情操を養う」がモットーとされている。
D 著しい成果が実証されず、プログラムは中止された。
E 教師、保育者、医師、栄養士や地域の人々の協力態勢の下で実施されている。
(組み合わせ)

1 ACD
2 ACE
3 BCE
4 BDE
5 CDE

  • 正解は




問6 次の文は、保育の目標についての記述である。「保育所保育指針」第1章「総則」の(1)「保育の目標」に照らして考えた場合、不適切な記述を一つ選びなさい。

1 保育所は、「生涯にわたる人間形成にとって極めて重要な時期」にある乳幼児の「現在」が、心地よく生き生きと幸せであることを保育の目標とする。
2 保育所は、乳幼児の「未来」を見据えて、長期的視野を持って、生涯にわたる生きる力の基礎を培うことを目標とする。
3 入所する子どもの保護者が抱えているあらゆる問題に単独で対応できる専門性を身に着けて、その援助に当たることを目標とする。
4 保育には養護的側面と、教育的側面があり、この両義性を一体的に展開しながら子どもと共に生きるのが保育の場である。
5 保育とは、生涯、発達し続けていく一人一人の子どもの可能性や、あと伸びする力を信じることでもあり、子どもの現在と未来をつなげる営みといえる。

  • 正解は




問7 次の文は、「保育所保育指針」第3章「保育の内容」についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 「養護」とは、子どもが健やかに成長し、その活動がより豊かに展開されるための発達の援助である。
B 「ねらい」は、子どもが保育所において、安定した生活を送り、充実した活動ができるように、保育士等が行わなければならない事項及び子どもが身に付けることが望まれる心情、意欲、態度などの事項を示したものである。
C 保育の内容は、子どもの生活や遊びを通して相互に関連を持ちながら、総合的に展開されるものである。
D 実際の保育においては、養護と教育が一体となって展開されることに留意することが必要である。

(組み合わせ)
A/B/C/D

1 ○○○×
2 ○○×○
3 ○××○
4 ×○○○
5 ×××○

  • 正解は




問8 保育所における保育士は、「児童福祉法」第 18 条の4の規定を踏まえ、保育所の役割及び機能が適切に発揮されるように、倫理観に裏付けられた専門的知識、技術及び判断をもって、子どもを保育するとともに、子どもの保護者に対する保育に関する指導を行うものである。次の文のうち、「児童福祉法」第 18 条の4の記述として正しいものを一つ選びなさい。

1 次の各号のいずれかに該当する者は、保育士となる資格を有する。
一 厚生労働大臣の指定する保育士を養成する学校その他の施設(以下「指定保育士養成施設」という。)を卒業した者
二 保育士試験に合格した者
2 この法律で、保育士とは、第 18 条の 18 第1項の登録を受け、保育士の名称を用いて、専門的知識及び技術をもつて、児童の保育及び児童の保護者に対する保育に関する指導を行うことを業とする者をいう。
3 保育士は、保育士の信用を傷つけるような行為をしてはならない。
4 保育士でない者は、保育士又はこれに紛らわしい名称を使用してはならない。
5 保育士となる資格を有する者が保育士となるには、保育士登録簿に、氏名、生年月日その他厚生労働省令で定める事項の登録を受けなければならない。

  • 正解は






問9~問 10 次の保育所での【事例】を読んで、問9~問 10 に答えなさい。

【事例】
以下は、ある5歳児クラスの9月2週目の指導案の一部である。
<子どもたちの姿>
子どもたちが元気に登園し、それぞれ、夏の遊びを楽しそうに話し合っている。友だちと共通のイメージを持って遊んだり、遊びを発展させ楽しむために自分たちで話し合ったりしているが、時に行き違いや思い違いなどからトラブルも発生する。
<ねらい>
・ 自分の力で行動することの充実感を味わう。
・ 考えたことなどを自分なりの言葉で表現し、相手の話す言葉を聞こうとする意欲を育てる。
・ 友達と親しみ、関わりを深め、愛情や信頼感を深める。
<内容>
・ 自分で考え、自分で行動する。
・ したいことを言葉で表現し、わからないことを尋ねたりする。
・ お互いに思いを主張したり、認め合いながら、遊びを発展させていく楽しさを味わう。
・ 友達と一緒に活動する中で、共通の目的を見出し、協力して物事をやり遂げようとする気持ちを持つ。

問9 M君が、素材置き場から、牛乳パックやアイスクリームの空き容器を探し出し、作品を作り始めた。他の子どもたちもそれに興味を示して、集まってきて、それぞれに作りだした。この場面における指導案に沿った保育士の対応として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 何を作っているのかを聞いて、それに合わせた材料を考えて、M君のすぐ手のとどくところに用意する。
B Sちゃんが「先生、M君が作っているみたいなもの、どうやって作るの」と聞いてきたので、「M君にどうやって作ったか教えてもらったら、どうかしら」と答える。
C M君と数人の子どもたちの制作をみたPちゃんが、「先生、Pも入れて」と言ってきたので、保育士がM君たちに直接、「みんなで遊ぶことが大切だから、入れてあげるように」と言う。
D 「先生、ほら、夏休みの思い出をつくったの」とM君が作品を見せてくれたので、「素敵ね。どういう思い出をつくったのかな」と聞く。

(組み合わせ)
A/B/C/D

1 ○○××
2 ○×○○ 
3 ○×○×
4 ×○×○ 
5 ××××

  • 正解は




問 10 制作コーナーでの活動が盛り上がってきたころ、保育士は「夏の思い出を作ったんだって」と、作品をみんなに紹介した。そして、一人一人の夏の思い出を聞いたところ、プールでの遊びが楽しかったという子どもが多くいた。この場面における指導案に沿った保育士の対応として、適切な記述を○、不適切な記述を × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 「夏の思い出に、みんなでプールを作りましょう」と、みんなで一緒にする活動を保育士が決めて、プール制作ができるように、材料を人数分用意する。
B 一人で夏の遊びの図鑑を見ているRちゃんに、「みんなで作ると楽しいよ。図鑑を片づけて、早くおいで」と、すぐ来るようにと言う。
C 折り紙で水を作ったり、カニを描いたりしてみんなで一つのプール制作を中心に遊びが盛り上がる。給食の時間になっても、まだ遊びの続きをしたいと、子どもたちが言うので、作品はそのまま残して、給食を食べることにする。
D 昼寝の時間になり、パジャマに着替えても、T君は布団に入らずに、プール制作の気になるところを直している。T君に昼寝の時間だと声をかけると「あと少し」というので、「それが終わったら布団に入ってね」と声をかける。

(組み合わせ)
A/B/C/D 

1 ○○×○
2 ○×○○
3 ×○○○
4 ××○○
5 ××○×

  • 正解は




問 11 次の文のうち、「保育所保育指針」第3章「保育の内容」の(1)「養護に関わるねらい及び内容」の一部として不適切な記述を一つ選びなさい。

1 一人一人の子どもの平常の健康状態や発育及び発達状態を的確に把握し、異常を感じる場合は、速やかに適切に対応する。
2 清潔で安全な環境を整え、適切な援助や応答的な関わりを通して、子どもの生理的欲求を満たしていく。また、子どもの発達過程等に応じた生活リズムを作るように保護者を指導する。
3 子どもの発達過程等に応じて、適度な運動と休息を取ることができるようにする。また、食事、排泄、睡眠、衣類の着脱、身の回りを清潔にすることなどについて、子どもが意欲的に生活できるよう適切に援助する。
4 一人一人の子どもの生活リズム、発達過程、保育時間などに応じて、活動内容のバランスや調和を図りながら、適切な食事や休息が取れるようにする。
5 保育士等との信頼関係を基盤に、一人一人の子どもが主体的に活動し、自発性や探索意欲などを高めるとともに、自分への自信を持つことができるよう成長の過程を見守り、適切に働きかける。

  • 正解は




問 12 次の文のうち、「保育所保育指針」第3章「保育の内容」の(2)「乳児保育に関わる配慮事項」の一部として不適切な記述を一つ選びなさい。

1 乳児は疾病への抵抗力が弱く、心身の機能の未熟さに伴う疾病の発生が多いことから、保健的な対応は看護師や嘱託医が行うこと。
2 一人一人の子どもの生育歴の違いに留意しつつ、欲求を適切に満たし、特定の保育士が応答的に関わるように努めること。
3 乳児保育に関わる職員間の連携や嘱託医との連携を図り、第5章(健康及び安全)に示された事項を踏まえ、適切に対応すること。
4 保護者との信頼関係を築きながら保育を進めるとともに、保護者からの相談に応じ、保護者への支援に努めていくこと。
5 担当の保育士が替わる場合には、子どものそれまでの経験や発達過程に留意し、職員間で協力して対応すること。

  • 正解は




問 13 次の文は、障害のある子どもの保育の計画についての記述である。「保育所保育指針」第4章「保育の計画及び評価」のウ「障害のある子どもの保育」に照らして考えた場合、正しいものを一つ選びなさい。

1 障害のある子どもの保育については、療育を最優先に考えて、計画する。
2 障害のある子どもの保育は、他の子どもと一緒に行動することが難しいので、他の子どもとは別に保育するよう計画する。
3 集団保育しているのだから、みんなと同じことを一緒にできるように障害のある子どもに合わせた保育を考え計画する。
4 障害のある子どもの保育は、クラスの指導計画には位置付けず、別に計画する。
5 障害のある子どもが他の子どもとの生活を通して成長していけるように、また、子どもの状況に応じて保育する観点から支援のための計画を個別に計画する。H26 保育原理 AP-1

  • 正解は




問 14 次の保育所での【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。

【事例】
5月の園内研修の場面である。4歳児クラスでは、支度の済んだ子どもがエプロンをして、給食準備を手伝っている。4歳児クラス担当の保育士が以下の場面を話し、それについて職員間で話し合った。 N君は給食準備のお手伝いをしたくて「早い者勝ちだよ」と言いながら、手早く支度をし、毎日エプロンをして給食準備のお手伝いをしている。U君も準備を手伝いたいが、支度が遅くなってしまい、お手伝いができずにいた。それでも、早く支度を終えようと数日、がんばるが、今日もあと一歩のところでエプロンがなくなってしまう。とうとう、目に涙をためて立ちつくすU君。 保育士が「U君も一生懸命支度したんだけど、エプロンがなくなって悲しがってるよ」と言うと、N君は「だって早いもん勝ちだもん」と言う。 保育士が「U君悲しそうだよ。涙いっぱいだね」と言うと、N君は「だって...」と、少し考えてから、「あした、U君にお手伝いをしてもらおうか」と言う。 保育士は「いい考えだね。U君よかったね」と語りかけた。

【設問】
次のうち、「保育所保育指針」に照らして、この場面での保育士の対応に関する最も適切な記述を一つ選びなさい。

1 早い者勝ちを主張するN君は自己中心的なので、保育士が「いい考えだね」と肯定するのはよくない。
2 4歳児はきまりに敏感になる時期なので、保育士は、支度が済んだ順にエプロンをつけるというルールを確認し、U君に我慢するよう伝えるべきだった。
3 4歳なのだから自分の気持ちをN君にきちんと言って、代わってもらうようにと、保育士がU君に言うべきだった。
4 5月という時期を考えると、N君、U君の給食準備を手伝いたいという気持ちを受けとめることが大切なので、この対応でよい。
5 子ども同士で考えるとこのようなトラブルが発生するので、保育士が当番を決めるのがよい。

  • 正解は




問 15 次の文は、保育所での保護者との連携についての取り組みである。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 送迎の際に、保護者の気持ちを受け止めて、声をかける。
B 保護者の養育力の向上のために、送迎の際に、保護者に保育の行動見本を示す。
C 保護者の養育力の向上のために、保護者会で、各家庭の養育方法を評価する。
D 親子の愛着関係を深めるために、保護者会で精神科医による家族療法を行なう。
E 保護者の苦情に対しては、その通りに対応する。

(組み合わせ)
A/B/C/D/E

1 ○○○××
2 ○○×××
3 ○×○○×
4 ○××××
5 ××××○

  • 正解は




問 16 次の文のうち、「保育所保育指針」第1章「総則」の4「保育所の社会的責任」の一部として正しいものを一つ選びなさい。

1 保育所は、子どもの人権に十分配慮するとともに、家庭の状況を最優先して保育を行わなければならない。
2 保育所は、子どもの発達や経験の個人差等に留意しながら、環境を醸成するよう努めなければならない。
3 保育所は、入所する子ども等の個人情報を適切に取り扱うとともに、保護者の要望などに対し、それを受け容れるよう努めなければならない。
4 保育所は、地域社会との交流や連携を図り、保護者や地域社会に、当該保育所が行う保育の内容を適切に説明するよう努めなければならない。
5 保育所は、地域の子育て支援拠点として、地域で子育て中の親子の相互交流を図らなければならない。

  • 正解は




問 17 次の文のうち、「児童福祉法」に規定された事業等の内容として不適切な記述を一つ選びなさい。

1 放課後児童健全育成事業は、小学校に就学している 12 歳未満のすべての児童を対象に、授業の終了後に小学校の余裕教室等を活用して、学習や様々な体験活動を行い、その健全な育成を図るものである。
2 地域子育て支援拠点事業は、乳幼児とその保護者が相互の交流を行う場所を開設し、子育てについての相談、情報の提供、助言その他の援助を行うものである。
3 一時預かり事業は、家庭において保育を受けることが一時的に困難となった乳幼児を対象に、主として昼間、保育所その他の場所において、一時的に預かり、必要な保護を行うものである。
4 家庭的保育事業は、市町村が「児童福祉法」第 24 条第1項に規定する児童に該当すると認める乳幼児を対象に、家庭的保育者が居宅その他の場所において、保育を行うものである。
5 家庭的保育者とは、市町村長(特別区の区長を含む)が行う研修を修了した保育士その他の厚生労働省令で定める者であって、乳幼児の保育を行う者として市町村長が適当と認めるものをいう。

  • 正解は




問 18 次の保育所での【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。

【事例】
H君(3歳)の母親は日頃、子どものことを優先し、生活リズムを大切にしている。 7月のある水曜日、H君の連絡帳に、母親が次のような内容を書いてきた。
昨夜、父親が1週間ぶりに出張から帰ってきたため、小学1年生の兄と家族4人で一緒に外食に出かけた。とても楽しく、H君は帰宅後も興奮してはしゃぎ、11 時過ぎまで眠れなかった。寝不足なので、心配である。

【設問】
保育士の対応として、適切な記述を○、不適切な記述を × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A H君が保育所でも昨夜の様子を話していたことを母親に伝え、家族がそろってうれしかった気持ちに共感する。
B H君は寝不足の様子で、いつもは大好きな色水づくりに関心を示さなかったが、午睡を十分にとった後は、元気だったことを伝えて、母親に安心してもらう。
C 兄も寝不足で、学習に集中できなかったに違いないと心配して、小学校に電話をかけて様子を聞く。
D 日頃は子どもの生活リズムを大切にしていること、昨日は特別な日だったことを確認して、母の努力をねぎらう。

(組み合わせ)
A/B/C/D

1 ○○○×
2 ○○×○
3 ○××○
4 ○×××
5 ×○××

  • 正解は




問 19 次の保育所での【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。

【事例】
3~5歳児の活動に使うために、段ボール・プラスチック・ペットボトル・カンなど、様々な素材を用意することになった。これについて保育士がミーティングを行った際に、保護
者にも協力してもらおうという話になり、家庭にある素材を持ってきてほしいという内容の掲示を出すことになった。

【設問】
掲示の内容として、適切な記述を○、不適切な記述を × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 子どもたちが、どのような活動に関心を持っているかを、具体的に書く。
B 家庭にある素材について、子どもと保護者で話をしてほしいことを書く。
C 持ってこない家庭の子どもは、活動に参加させないことを書く。
D 洗って持ってきて欲しいことや、危険な素材など、具体的な注意を書く。

(組み合わせ)
A/B/C/D

1 ○○×○
2 ○○××
3 ○×××
4 ×○○○
5 ×××○

  • 正解は




問 20 次の保育所での【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。

【事例】
Jちゃん(4歳)は母子家庭であり、母親と2人で生活している。ある日、お迎えにきた母親が声をかけても、Jちゃんは母親の顔をちらりと見たが、そのまま友達との鬼ごっ
こに夢中で、帰ろうとしない。4歳児クラス担当の保育士が、「Jちゃんは、今、この遊びがとても好きなんですよ。5歳児の遊びにも入れてもらい、一緒に楽しんでいます」と
話しかけると、母親は「私は子どものしつけができないだめな母親なんです。この先、一人でこの子を育てていくことができるのでしょうか。この頃、とても不安になります。先生、私はどうしたらいいんでしょうか」と言いながら、泣き出した。

【設問】
保育士が、この段階でまず第一に行う対応として、最も適切な記述を一つ選びなさい。

1 父親の分も、母親はもっと強くならなくてはいけないと、指導する。
2 保育士がJちゃんの遊びをやめさせて、すぐに母親と帰らせる。
3 保育所の役割を超えているので、保育士が、すぐに児童相談所に電話をし、母親の相談に応じてくれるよう依頼する。
4 母親の気持ちを確認し、子どもたちの様子をみている保育士に一声かけてから、別室で母親が自分の気持ちを話すことができるよう配慮する。
5 母親一人での子育ては無理なので、児童養護施設に子どもを入所させるよう母親を説得する。

  • 正解は




教育原理

問1 次の文は、「教育基本法」の前文である。( A )~( C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

我々日本国民は、たゆまぬ努力によって築いてきた民主的で( A )な国家を更に発展させるとともに、世界の平和と人類の福祉の向上に貢献することを願うものである。我々は、この理想を実現するため、個人の( B )を重んじ、真理と正義を希求し、公共の精神を尊び、豊かな人間性と創造性を備えた人間の育成を期するとともに、伝統を継承し、新しい文化の創造を目指す教育を推進する。ここに、我々は、( C )の精神にのっとり、我が国の未来を切り拓く教育の基本を確立し、その振興を図るため、この法律を制定する。

(組み合わせ)
A/B/C

1 文化的/尊厳/日本国憲法
2 文化的/尊厳/ 民主主義
3 文化的/権利/日本国憲法
4  自由/権利/民主主義
5  自由/尊厳/日本国憲法

  • 正解は




問2 次の文のうち、幼稚園教育の目標に関する「学校教育法」第 23 条の一部として誤ったものを一つ選びなさい。

1 健康、安全で幸福な生活のために必要な基本的な習慣を養い、身体諸機能の調和的発達を図ること。
2 集団生活を通じて、喜んでこれに参加する態度を養うとともに家族や身近な人への信頼感を深め、自主、自律及び協同の精神並びに規範意識の芽生えを養うこと。
3 身近な社会生活、生命及び自然に対する興味を養い、それらに対する正しい理解と態度及び思考力の芽生えを養うこと。
4 読書に親しませ、生活に必要な国語を正しく理解し、使用する基礎的な能力を養うこと。
5 音楽、身体による表現、造形等に親しむことを通じて、豊かな感性と表現力の芽生えを養うこと。

  • 正解は




問3 次の文は、フレーベル(Frobel, F.W.)に関する記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。

1 「あらゆる善の源泉は遊戯の中にあるし、また遊戯から生じてくる」として、遊戯(遊び)の重要性を述べた。
2 子どものすべての活動は神的なものの自己表現であり、創造的な活動であるとした。
3 「頭と心と手」に象徴される精神力、心情力、技術力という3種の根本的な能力を調和的に発達させることが教育の課題であるとした。
4 家庭教育を向上させるために母親のための教育書『母の歌と愛撫の歌』を著した。
5 幼児のための教育遊具を考案、製作し「恩物(Gabe)」と名付けた。

  • 正解は




問4 次の【Ⅰ群】の記述を【Ⅱ群】の著者名と結び付けた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

【Ⅰ群】
A 教育は、経験の意味を増加させ、引き続く経験の進路を方向づける能力を高めるような形での、経験の再構成または再組織化なのである。
B 私は彼らとともに泣き、彼らとともに笑いました。彼らは世界も忘れ、シュタンツも忘れて、私のもとにおり、私もまた彼らのもとにおりました。彼らのスープは私のスープであり、彼らの飲み物は私の飲み物でした。私には何もなく、所帯もなく友人も召使も誰も私の身のまわりにはいませんでした。私にはただ、子供たちだけがおりました。彼らが健康なときは、私は彼らの真ん中にいました。彼らが病気のときは、私は彼らのそばにいました。私は夜は一番最後にベットに就き、朝は一番早く起きました。私はベットのなかでも彼らが寝つくまで彼らとともに祈り、そして教えました。彼らはそうすることを望んだのです。二重感染の危険にさらされながら、私は彼らの着物や身体のほとんどどうしようもない汚れの世話をしてやりました。

【Ⅱ群】
ア カント(Kant, I.)
イ デューイ(Dewey, J.)
ウ ルソー(Rousseau, J.-J.)
エ ペスタロッチ(Pestalozzi, J.H.
オ オーエン(Owen, R.)

(組み合わせ)
A/B

1 ア ウ
2 ア エ
3 イ エ
4 イ オ
5 ウ オ

  • 正解は




問5 次の文は、寺子屋に関する記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。

1 寺院での庶民教育を起源とするが、やがて寺院から独立し、江戸時代に著しく普及した。
2 寺子屋の教師は「師匠」などとよばれ、生徒は「寺子」などとよばれた。
3 教育内容は、読み書き算の基礎教育で、教科書としては往来物などが用いられた。
4 指導方法は、手習(てならい)という個別指導が主流であった。
5 代表的な寺子屋として、伊勢の鈴屋や大坂(大阪)の適塾がある。- 6 -

  • 正解は




問6 次の文は、特別支援学校に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を ×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 特別支援学校は、「学校教育法」第1条に定める学校ではなく、第 134 条に基づく「学校教育に類する教育を行うもの」としての各種学校に分類されている。
B 特別支援学校は、視覚障害者、聴覚障害者、知的障害者、肢体不自由者または病弱者(身体虚弱者を含む)に対して、幼稚園、小学校、中学校または高等学校に準ずる教育を施すとともに、障害による学習上または生活上の困難を克服し自立を図るために必要な知識技能を授けることを目的としている。
C 特別支援学校は、幼稚園、小学校、中学校、高等学校または中等教育学校の要請に応じて、教育上特別の支援を必要とする幼児、児童または生徒の教育に関し必要な助言または援助を行うよう努めるものとされている。
D 特別支援学校には、小学部および中学部のほか、幼稚部または高等部を置くことができる。
E 特別支援学校には学習指導要領が作成されておらず、幼児、児童または生徒の障害の程度に応じて、幼稚園教育要領、小学校学習指導要領、中学校学習指導要領または高等学校学習指導要領に準じた教育を行うものとされている。

(組み合わせ)
A/B/C/D/E

1 ○○○○×
2 ○○○×○
3 ○××○○
4 ×○○○○
5 ×○○○×

  • 正解は




問7 次の【Ⅰ群】の記述と【Ⅱ群】の憲章・宣言を結びつけた場合の正しい組み合わせ
を一つ選びなさい。

【Ⅰ群】
A 戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない。
B すべての人間は、生れながらにして自由であり、かつ、尊厳と権利とについて平等である。人間は、理性と良心とを授けられており、互いに同胞の精神をもって行動しなければならない。
C 児童は、人として尊ばれる。児童は、社会の一員として重んぜられる。児童は、よい環境の中で育てられる。

【Ⅱ群】
ア 世界人権宣言
イ 国際連合教育科学文化機関憲章(ユネスコ憲章)
ウ 児童憲章

(組み合わせ)
  A B C

1 ア イ ウ
2 ア ウ イ
3 イ ア ウ
4 イ ウ ア
5 ウ ア イ

  • 正解は




問8 次の文は、絶対評価に関する記述である。絶対評価の特徴として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 絶対評価は、学習成果の評価にあたって、教育の目標に対してどこまで達成しているかを明らかにする評価である。
B 絶対評価は、評価者の主観が入る余地がないため、公平であることが求められる入学試験などではこの評価基準が採用される。
C 絶対評価は、集団内における個人の位置を明示するものであり、集団全体の達成状況との比較において個人の達成状況を明らかにすることができる。
D 絶対評価は、集団に準拠した評価ともいわれ、集団の質によって結果が左右されるため、客観性や信頼性に乏しいという指摘もある。
E 個に応じた指導の充実を図るため、小・中学校では、絶対評価を取り入れ児童生徒各個人の目標達成度をきめ細かに評価する試みが進められている。

(組み合わせ)
A/B/C/D/E

1 ○○○○○
2 ○○××○
3 ○×××○
4 ×○○○×
5 ××○○×

  • 正解は




問9 次の文は、「体罰の禁止及び児童生徒理解に基づく指導の徹底について(通知)」(平成 25 年3月 文部科学省)の一部である。( A )~( C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
体罰は、( A )第 11 条において禁止されており、校長及び教員(以下「教員等」という。)は、児童生徒への指導に当たり、( B )体罰を行ってはならない。体罰は、違
法行為であるのみならず、児童生徒の心身に深刻な悪影響を与え、教員等及び学校への信頼を失墜させる行為である。
体罰により正常な倫理観を養うことはできず、むしろ児童生徒に( C )による解決への志向を助長させ、いじめや暴力行為などの連鎖を生む恐れがある。

(組み合わせ)
A/B/C

1 教育基本法/いかなる場合も/力
2 教育基本法/保護者が了解している場合を除き/話し合い
3 学校教育法/保護者が了解している場合を除き/話し合い
4 学校教育法/保護者が了解している場合を除き/力
5 学校教育法/いかなる場合も/力

  • 正解は




問 10 次の文の(   )にあてはまる語句として、最も適切なものを一つ選びなさい。
「(   )のための教育」を国際的な立場から推進することを提唱したのは日本政府である。
2002 年9月に開催された(   )に関する世界首脳会議(ヨハネスブルグ・サミット)での日本の提案に基づき、同年 12 月の第 57 回国連総会において、2005 年から 2014年までの 10 年を「国連(   )のための教育の 10 年」とし、ユネスコをその主導機関とするとの決議が採択された。
国内実施計画では、「(   )のための教育」の目指すべきは、「地球的視野で考え、様々な課題を自らの問題として捉え、身近なところから取り組み、持続可能な社会づくりの担い手となる」よう個々人を育成し、意識と行動を変革することとされている。また、人格の発達や、自律心、判断力、責任感などの人間性を育むという観点、個々人が他人、社会、自然環境との関係性の中で生きており、「関わり」、「つながり」を尊重できる個人を育むという観点が必要であるとされている。

1 経済成長
2 持続可能な開発
3 世界平和
4 循環型社会
5 人権尊重

  • 正解は





社会的養護

問1 次の文は、近年の社会的養護の考え方についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 子どもが安心して自分をゆだねられる養育者による、家庭的な養育環境を保障することが重要である。
B 子どもの健全な心身の発達の保障のために、特定の大人との愛着関係や基本的信頼関係の形成が重要である。
C 虐待等による影響に対して、回復をめざした専門的ケアや心理的ケアが必要である。
D 子どもの将来を見通した支援では、退所後や委託解除後のアフターケアも重視する。

(組み合わせ)
A/B/C/D

1 ○○○○
2 ○○××
3 ○××○
4 ××○○
5 ×××○

  • 正解は




問2 次の文は、わが国の社会的養護の歴史に関する記述である。適切な記述を〇、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 明治期の福田会育児院や岡山孤児院は、仏教やキリスト教の宗教関係者によって開設された。
B 1900(明治 33)年の「感化法」の制定により、感化院が制度として規定された。
C 児童に軽業、見せ物、物売りなどをさせることを禁止する「児童虐待防止法」が 1933(昭和8)年に制定された。
D 1947(昭和 22)年の「児童福祉法」制定時に規定された児童福祉施設は、保育所、養護施設、虚弱児施設、教護院の4種別であった。

(組み合わせ)
A/B/C/D

1 ○○○×
2 ○○×○
3 ○××○
4 ×○○○
5 ××○×

  • 正解は




問3 次の文は、「平成 24 年度における被措置児童等虐待届出等制度の実施状況」(厚生労働省)で示された「都道府県市が被措置児童等虐待の事実を認めた事例」についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 虐待の事実が確認された施設等種別で最も件数が多いのは乳児院である。
B 里親・ファミリーホームにおける被措置児童等に対する虐待は0件である。
C 被措置児童等虐待の種別では、心理的虐待の割合が最も高い。
D 虐待を行った職員等の実務経験年数の構成割合は、20 年以上よりも5年未満の方が高い。

(組み合わせ)
A/B/C/D

1 ○○○×
2 ○×××
3 ×○××
4 ××○○
5 ×××○

  • 正解は




問4 次の文は、「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」(昭和 23 年厚生省令第 63 号)に関する記述である。正しいものを一つ選びなさい。

1 乳児院の寝室の面積は、乳児1人につき 1 . 65 ㎡以上、幼児1人につき 3 . 3 ㎡以上とする。
2 母子生活支援施設の母子室の面積は 10 ㎡以上とし、児童1人につき 3 . 3 ㎡が加算される。
3 児童養護施設の乳幼児のみの居室の1室の定員は6人以下とし、その面積は1人につき 3 . 3 ㎡以上とする。
4 情緒障害児短期治療施設の児童の居室の1室の定員は1人とし、その面積は 3 . 3 ㎡以上とする。
5 児童自立支援施設の児童の居室の1室の定員は2人以下とし、その面積は1人につき7 . 43 ㎡以上とする。

  • 正解は




問5 次の文は、「児童福祉法」第 47 条第3項に規定された児童福祉施設の長の親権等に関する記述である。適切な記述を一つ選びなさい。

1 入所中の児童への監護、教育及び懲戒に関し、その児童等の福祉のため必要な措置をとることができる。
2 入所中の児童への監護及び教育に関し、その児童等の福祉のため必要な措置をとることができるが、懲戒に関する措置はとることができない。
3 入所中の児童への監護に関し、その児童等の福祉のため必要な措置をとることができるが、教育及び懲戒に関する措置はとることができない。
4 入所中の児童への教育に関し、その児童等の福祉のため必要な措置をとることができるが、監護及び懲戒に関する措置はとることができない。
5 入所中の児童への監護、教育及び懲戒に関する措置はとることができない。

  • 正解は




問6 次の文は、近年の里親制度に関する記述である。適切な記述を〇、不適切な記述を ×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 養育里親は、25 歳以上の成人であれば特に要件はなく、里親研修を受けることで認定される。
B 親族里親として養育する場合であっても、児童の委託者として適当であるとする都道府県知事の認定が必要である。
C 専門里親は、委託児童の養育に専念できることが要件となっている。
D 専門里親は、児童養護施設等で児童指導員として2年以上従事し、かつ、市町村長の認定を受けることが要件となっている。

(組み合わせ)
A/B/C/D

1 ○○○×
2 ○○×○
3 ×○○×
4 ×××○
5 ××××

  • 正解は




問7 次の文は、社会的養護の下にある子どもの「自立支援」に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 衣食住の基本的な生活管理、金銭管理、健康管理や、社会人に求められるマナーの習得や時間の使い方など、自立生活に必要な生活スキルや社会的スキルが身につくような養育を行う。
B 特別育成費として、就職又は進学に役立つ資格取得のための経費は支給されない。
C 必要に応じて措置延長、措置継続、再措置等を積極的に活用する。
D 職業指導員は、児童の職業選択のための相談、助言、情報の提供等の支援等を行う。

(組み合わせ)
A/B/C/D

1 ○○○○
2 ○○○×
3 ○×○○
4 ○×××
5 ×○××

  • 正解は




問8 次の文は、社会的養護の下にある子どもの「権利擁護」に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 社会的養護の施設等では、子どもの気持ちを受け入れつつ、子どもの置かれた状況や今後の支援について説明する。
B 子どもの意見をくみ上げる仕組みとして、施設に設置された意見箱や、苦情解決責任者、苦情受付担当者、第三者委員等を活用する。
C 現在入所している子どもや退所した子どもの声を聞き、施設等の運営の改善や施策の推進に反映させていく取り組みが重要である。
D 被措置児童等虐待の通報制度や、「被措置児童等虐待対応ガイドライン」に基づき、児童養護施設等の職員や里親による虐待の防止を徹底する。

(組み合わせ)
A/B/C/D

1 ○○○○
2 ○××○
3 ○×××
4 ×○○×
5 ×○××

  • 正解は




問9 次の文は、主として知的障害のある児童を入所させる福祉型障害児入所施設に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 個別支援計画書を作成し、それぞれの障害の状況に応じた支援を提供する。
B 生活基盤が施設内にあるため、児童が食事、睡眠、入浴などの日常生活を快適に、安心しておくることができるような養護実践が重要である。
C 保育士や児童指導員は、食事や排泄等の基本的生活習慣の自立を目指した支援に取り組むことが求められる。
D 入所児童に対する学校教育の保障のため、すべての施設内に分校または分教室が設置され、学校教育を実施している。

(組み合わせ)
A/B/C/D

1 ○○○○
2 ○○○×
3 ○××○
4 ×○○○
5 ××○×

  • 正解は




問 10 次の文は、児童福祉施設における自立支援計画の策定に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 子どもの可能性、可塑性を踏まえて子どもの発達をトータルに捉え、問題点ばかりに目を向けるのではなく、中・長期的な視点も入れ、計画を策定する。
B 「子ども」、「家庭」、「地域社会」の側面に着目し、実態把握と評価を行い、その関係性に配慮する。
C 専門的視点から策定するものであり、子どもや保護者の意向は考慮しない。
D 作成された計画の評価については、一定期間ごとの再評価を実施することが大切である。

(組み合わせ)
A/B/C/D

1 ○○×○
2 ○×○○
3 ○×××
4 ×○××
5 ××○○

  • 正解は




平成26年保育士試験問題 part2

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平成26年保育士試験問題(一般社団法人 全国保育士養成協議会(東京都豊島区)実施)の過去問題となります。腕試しにチャレンジしてみてください。なお、誤字・脱字などございましたら、お手数ですが弊社セントスタッフ(0120-106-391 担当:阿部)までご連絡頂き、主催者へのご連絡はご遠慮下さいますようお願い申し上げます。

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児童家庭福祉

問1 次の文は、子どもの権利に関する記述である。誤ったものを一つ選びなさい。
1 国際連盟は、1924 年に「児童の権利に関するジュネーブ宣言」を採択した。
2 国際連合は、1959 年に「児童の権利に関する宣言」を採択し、その 20 年後を国際児童年とし、さらにその 10 年後に「児童の権利に関する条約」を採択した。
3 2014 年3月現在、アメリカ合衆国は「児童の権利に関する条約」を批准していない国の一つである。
4 国際連合は、第二次世界大戦後に「世界人権宣言」を採択し、その後の「児童の権利に関する宣言」の採択などを経て、「国際人権規約」を採択した。
5 国際連合は、「児童の権利に関する宣言」を採択する8年前に「児童憲章」を採択した。

  • 正解は





問2 次の文は、児童の権利擁護に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 平成9年の「児童福祉法」改正では、第 26 条の措置については、児童相談所が都道府県知事へ報告を行うにあたり、その報告書には措置についての当該児童及び保護者の意向等に関し、参考となる事項を記載することが規定された。
B 「児童虐待の防止等に関する法律」第1条の目的では、「児童虐待の防止等に関する施策を促進し、もって児童の権利利益の擁護に資する」と謳われている。
C 「社会的養護関係施設における第三者評価及び自己評価の実施について」(平成 24 年3月 厚生労働省雇用均等・児童家庭局長及び厚生労働省社会・援護局長通知)によると、社会的養護関係施設の第三者評価基準について、原則は全国共通であるが、都道府県が独自に定めることもできるとされている。
D 平成 20 年の「児童福祉法」改正に伴い、被措置児童に対する施設職員による虐待等の禁止とともに、そのような事態が発生した場合の対応方法も定められた。

(組み合わせ)
A/B/C/D

1 ○○○○
2 ○○××
3 ○×○×
4 ×○×○
5 ×××○

  • 正解は





問3 次の文は、児童福祉に関連する法律についての記述である。( A )~( D )にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
・( A )法。この法律は、父母その他の保護者が子育てについての第一義的責任を有するという基本的認識の下に、児童を養育している者に( A )を支給することにより、家庭等における生活の安定に寄与するとともに、次代の社会を担う児童の健やかな成長に資することを目的とする。
・( B )。第1条において、「すべて国民は、児童が心身ともに健やかに生まれ、且つ、育成されるよう努めなければならない。」と児童福祉の理念が述べられている。
・( C )。この法律は、母子家庭等及び寡婦の福祉に関する原理を明らかにするとともに、母子家庭等及び寡婦に対し、その生活の安定と向上のために必要な措置を講じ、もって母子家庭等及び寡婦の福祉を図ることを目的とする。
・( D )等の支給に関する法律。この法律は、精神又は身体に障害を有する児童について( D )を支給し、精神又は身体に重度の障害を有する児童に障害児福祉手当を支給するとともに、精神又は身体に著しく重度の障害を有する者に特別障害者手当を支給することにより、これらの者の福祉の増進を図ることを目的とする。

【語群】
ア 児童扶養手当     イ 少子化社会対策基本法  ウ 児童手当
エ 母子及び寡婦福祉法  オ 母子保健法       カ 児童福祉法
キ 特別児童扶養手当

(組み合わせ)
  A B C D
1 ア イ エ キ
2 ア カ エ ウ
3 ウ イ オ キ
4 ウ カ エ キ
5 キ カ オ ア

  • 正解は





問4 次の【Ⅰ群】の施設名と【Ⅱ群】の説明を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
【Ⅰ群】
A 福祉型障害児入所施設
B 福祉型児童発達支援センター
C 児童自立支援施設
D 情緒障害児短期治療施設
E 母子生活支援施設
【Ⅱ群】
ア 軽度の情緒障害を有する児童を、短期間、入所させ、又は保護者の下から通わせて、その情緒障害を治し、あわせて退所した者について相談その他の援助を行うことを目的とする施設である。
イ 障害児を入所させて、保護、日常生活の指導及び独立自活に必要な知識技能を付与することを目的とする施設である。
ウ 障害児を日々保護者の下から通わせて、日常生活における基本的動作の指導、独立自活に必要な知識技能の付与又は集団生活への適応のための訓練を提供することを目的とする施設である。
エ 配偶者のない女子又はこれに準ずる事情にある女子及びその者の監護すべき児童を入所させて、これらの者を保護するとともに、これらの者の自立の促進のためにその生活を支援し、あわせて退所した者について相談その他の援助を行うことを目的とする施設である。
オ 不良行為をなし、又はなすおそれのある児童及び家庭環境その他の環境上の理由により生活指導等を要する児童を入所させ、又は保護者の下から通わせて、個々の児童の状況に応じて必要な指導を行い、その自立を支援し、あわせて退所した者について相談その他の援助を行うことを目的とする施設である。

(組み合わせ)
  A B C D E
1 イ ウ オ ア エ
2 イ ウ オ エ ア
3 ウ イ オ ア エ
4 ウ イ オ エ ア
5 オ ウ イ ア エ

  • 正解は





問5 次の文は、「児童福祉法」の一部である。( A )~( C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
第4条
 この法律で、児童とは、満 18 歳に満たない者をいい、児童を左のように分ける。
一  乳 児  ( A )に満たない者
二  幼 児  ( A )から、( B )に達するまでの者
三 ( C )  ( B )から、満 18 歳に達するまでの者
(組み合わせ)
   A       B       C
1 満3歳  小学校就学の始期   少年
2 満1歳     満7歳     学童
3 満1歳  小学校就学の始期   少年
4 満3歳  小学校就学の始期   学童
5 満1歳     満7歳     生徒

  • 正解は





問6 次の文は、「児童福祉法」第 25 条の2の一部である。( A )〜( C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
地方公共団体は、単独で又は共同して、( A )の適切な保護又は( B )若しくは( C )への適切な支援を図るため、関係機関、関係団体及び児童の福祉に関連する職務に従事する者その他の関係者(以下「関係機関等」という。)により構成される要保護児童対策地域協議会(以下「協議会」という。)を置くように努めなければならない。
(組み合わせ)
    A      B      C
1   児童    要保護児童   保護者
2 要保護児童    児童    特定妊婦
3   児童    要支援児童   保護者
4 要保護児童  要支援児童  特定妊婦
5 要支援児童  要保護児童   保護者

  • 正解は





問7 次の文は、児童家庭福祉の専門職及び実施者に関する記述である。法令、通知等に照らして適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 家庭支援専門相談員はファミリーソーシャルワーカーともいい、乳児院、児童養護施設、情緒障害児短期治療施設、児童自立支援施設、児童相談所に配置されることとなっている。
B 家庭相談員は、都道府県または市町村の福祉事務所に設置される家庭児童相談室に配置される職員である。
C 児童指導員は、児童養護施設、福祉型障害児入所施設、医療型障害児入所施設、福祉型児童発達支援センター、医療型児童発達支援センター、情緒障害児短期治療施設に配置しなければならない。
D 児童福祉司は、児童相談所に配置が義務づけられており、児童の保護や福祉に関する相談に応じ、専門的技術に基づいて必要な指導を行う。

(組み合わせ)
A/B/C/D
1 ○○××
2 ○×××
3 ×○○○
4 ×○×○
5 ××○○

  • 正解は





問8 次の文は、わが国における子どもや子育て支援のための総合的な計画に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A わが国で戦後初めて法定化された子どもや子育て支援のための総合的な計画は、「次世代育成支援対策推進法」に基づいたものである。
B 子どもや子育て支援のための国の計画としては、「エンゼルプラン」、「新エンゼルプラン」、「子ども・子育て応援プラン」、「子ども・子育てビジョン」の順で策定された。
C 「次世代育成支援対策推進法」に基づく地域行動計画は、保育計画と同義であり、保育に特化した計画で、策定から5年以内に待機児童をゼロにすることが目的である。
D 「子ども・子育てビジョン」は、「児童福祉法」に基づき策定され、認定こども園や保育所、幼稚園や地域型保育サービスなどによる保育サービスの供給量の拡大のみならず、健全育成、母子保健、教育、住宅や公園の整備、防犯等の安全対策など子どもと子育て支援のための総合的な市町村の計画を指す。
E 「次世代育成支援対策推進法」に基づく地域行動計画は、市町村に策定義務はなく、努力義務となっている。
(組み合わせ)
A/B/C/D/E

1 ○○○××
2 ○○×××
3 ○×××○
4 ××○○○
5 ××○○×

  • 正解は





問9 次の文は、母子保健に関する記述である。正しいものを一つ選びなさい。

1 「母子保健法」に基づく乳幼児を対象とした健康診査には、1歳6か月児健康診査や3歳児健康診査などがある。
2 生後4か月までの乳児のいる家庭を訪問する乳児家庭全戸訪問事業は、「母子保健法」に基づき実施されている。
3 「母子保健法」における、「妊産婦」とは妊娠中又は出産後1年以内の女子で、「新生児」とは出生後 28 日を経過しない乳児を指し、「低体重児」とは体重が 1,000g未満の乳児をいう。
4 保健所は健康相談や健康教育、健康診査の拠点となる、市町村が設置する施設であり、保健センターは訪問指導を行う、都道府県が設置する施設である。
5 養育支援訪問事業は、子育て困難家庭等に対し保健師が訪問指導を行う事業であり、保育士や子育て経験者、ヘルパー等は担当することができない。

  • 正解は





問 10 次の文は、保育サービスに関する記述である。誤ったものを一つ選びなさい。
1 認定こども園とは、平成 18 年に制度化されたもので、その目的は、教育および保育を一体的に提供すること、地域における子育て支援を行うことである。
2 「保育所保育指針」は、当時の「児童福祉施設最低基準」第 35 条に基づき平成 20 年に告示された。
3 特定保育事業とは、パートタイム勤務や育児短時間勤務等、保護者の就労形態が多様化している中で、働き方に応じた保育として保育所において児童を一定程度(1か月当たり概ね 64 時間以上)継続的に保育する事業である。
4 病児・病後児保育事業は、「病児・病後児保育事業実施要綱」によると、病児対応型、病後児対応型、体調不良児対応型、非施設型(訪問型)の4類型となっている。
5 保育所の設備・運営は、「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」(昭和 23 年厚生省令第 63 号)に基づいており、保育室等の施設や必要な職員、保育時間や保育料以外の利用料等について、条例の策定主体である自治体にとってすべて「従うべき基準」として定められている。

  • 正解は





問 11 次の文は、児童虐待等に関する記述である。正しいものを○、誤ったものを × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 平成 12 年に施行された「児童虐待の防止等に関する法律」の児童虐待の定義としては、身体的虐待、性的虐待、保護の怠慢・拒否、心理的虐待の4つが示されている。
B 全国の児童相談所に寄せられる児童虐待相談対応件数は、統計開始時の平成2年度は約 1,000 件であったが、平成 24 年度では 65,000 件を超える数値となっている。
C 教員や保育士、保健師など業務上子どもに深く関わる専門職は、「児童虐待を受けたと思われる児童」を発見しても、虐待の事実の確認ができていない段階では秘密漏示罪やその他の守秘義務に関する法律の規定があることから通告はできない。
D 要保護児童対策地域協議会は、平成 16 年の「児童福祉法」改正で法定化され、「要保護児童対策地域協議会設置・運営指針」では、代表者会議、実務者会議、個別ケース検討会議など三層構造を想定している。
E 平成 24 年に施行された「民法等の一部を改正する法律」により、これまでなかった親権喪失の制度が新設された。

(組み合わせ)
A/B/C/D/E

1 ○○×○○
2 ○○×○×
3 ○×××○
4 ×○○××
5 ××○○○

  • 正解は





問 12 次の文は、社会的養護に関係する施設等の説明である。誤ったものを一つ選びなさい。

1 児童養護施設は平成 24 年 10 月1日現在、全国に約 600 か所近く設置されている。
2 児童家庭支援センターは平成9年の「児童福祉法」改正により創設された児童福祉施設であり、地域の児童やその家庭への相談支援を行うことを目的としている。
3 児童自立支援施設には児童自立支援専門員と児童生活支援員のほか、個別対応職員や、家庭支援専門相談員、その他の職員が配置されており、平成 24 年 10 月1日現在、全国で約 60 か所設置されている。
4 里親への委託児童は4人を超えることはできないが、小規模住居型児童養育事業の定員は5人または6人である。
5 乳児院は、乳児を入院させて養育する施設であるため、1歳児になると児童養護施設へ措置することが規定されている。

  • 正解は





問 13 次の文は、障害児を対象とした福祉に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 児童発達支援センターへの入所措置は、障害程度区分に基づき行われる。
B 「児童福祉法」による障害児の定義には、難病等の児童(治療方法が確立していない疾病その他の特殊の疾病であって「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律」第 4 条第1項の政令で定めるものによる障害の程度が同項の厚生労働大臣が定める程度である児童)は含まれない。
C 放課後等デイサービスとは、「学校教育法」第1条に規定する学校(幼稚園及び大学を除く)に就学している障害児につき、授業の終了後又は休業日に、生活能力の向上のために必要な訓練、社会との交流の促進その他の便宜を供与することである。
D 障害児通所支援は、児童発達支援、医療型児童発達支援の2事業から構成されている。
E 障害児等へ支援を行う児童福祉施設の施設体系は、「児童福祉法」の改正(平成 24 年4月施行)により、障害種別に分かれた施設体系から、通所による支援(障害児通所支援)と、入所による支援(障害児入所支援)の利用形態別に一元化された。

(組み合わせ)
A/B/C/D/E

1 ○○××○
2 ○×○○×
3 ○××○×
4 ×○×○○
5 ××○×○

  • 正解は





問 14 次の文は、少年非行等に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を ×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 少年刑務所とは、16 歳以上の犯罪少年が入所する施設で、「少年法」に基づき設置されている。
B 平成 12 年の「少年法」の改正では、刑事罰適用年齢が 16 歳から 12 歳に引き下げられ、12 歳以上の少年が殺人等重大な罪を犯したときは「原則逆送」措置を行うことになった。
C 「少年法」に基づき家庭裁判所の審判に付される少年は、罪を犯した少年(犯罪少年)、14 歳に満たないで刑罰法令に触れる行為をした少年(触法少年)、一定の事由があって、その性格又は環境に照して、将来、罪を犯し、又は刑罰法令に触れる行為をする虞のある少年(虞犯少年)に区別されている。
D 少年鑑別所は、犯罪傾向の進んだおおむね 16 歳以上 23 歳未満の者を収容する施設で、1年以上の期間収容させ、生活訓練や職業能力開発などの支援を行う。

(組み合わせ)
A/B/C/D

1 ○○○×
2 ○×○○
3 ×○×○
4 ××○×
5 ×××○

  • 正解は





問 15 次の文は、母子家庭等に対する支援に関わる記述である。正しいものを○、誤ったものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 離婚後の養育費の確保が難しい場合が多いことから、こうした問題に関して養育費相談支援センター事業や母子家庭等就業・自立支援センター事業による相談支援が行われている。
B 遺族基礎年金や遺族厚生年金は、第二次世界大戦で配偶者と死別した母子家庭のための制度である。
C 児童扶養手当は、世帯収入が低く、深刻な状態にある母子家庭に支給されており、父子家庭には支給されていない。
D 母子家庭等就業・自立支援事業には、就業相談や、就業支援講習会、就業情報の提供など一貫した就業支援サービスが含まれる。
E 母子家庭等日常生活支援事業は、母子家庭、父子家庭及び寡婦が、修学等の自立を促進するために必要な事由や疾病などの事由により、一時的に生活援助、保育サービスが必要な場合又は生活環境等の激変により、日常生活を営むのに支障が生じている場合に、家庭生活支援員を派遣するなど、母子家庭等の生活の安定を図ることを目的とする。

(組み合わせ)
A/B/C/D/E

1 ○○×○×
2 ○○××○
3 ○××○○
4 ×○○○×
5 ××○×○

  • 正解は





問 16 次の文は、「保育所保育指針」第6章「保護者に対する支援」の1「保育所における保護者に対する支援の基本」についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 「保育所保育指針」第6章では、親として未熟な保護者に対する保育士の指導的立場が明確に述べられている。
B 保育所における保護者支援はカウンセリングの知識や技術に基づくとされている。
C 保育所の保護者支援においては、保護者の気持ちの受けとめ、相互の信頼関係を基本に、保護者一人一人の自己決定を尊重することなど、対人援助の基本姿勢が求められる。
D 保護者支援においては、地域の子育て支援に関する資源を積極的に活用すべきである。
E 保育士の責務は保育にあるため、子どもの最善の利益を尊重し、入所児童の保護者への支援は努力義務となっている。

(組み合わせ)
A/B/C/D/E

1 ○○××○
2 ○××○×
3 ×○○××
4 ××○○×
5 ×××○○

  • 正解は





問 17 次の文は、わが国の保育に関する法制度についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 「保育所保育指針」において、「保育所の保育は、子どもが現在を最も良く生き、望ましい未来をつくり出す力の基礎を培うために(中略)行わなければならない」とされている。
B 「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」(昭和 23 年厚生省令第 63 号)において、児童厚生施設には保育士を置かなければならないとされ、保育士の役割として、児童の自主性、社会性及び創造性を高め、もって地域における健全育成活動の助長を図ることが定められている。
C 「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」(昭和 23 年厚生省令第 63 号)では、「乳児院における養育は、乳幼児の心身及び社会性の健全な発達を促進し、その人格の形成に資することとなるものでなければならない」とされている。
D 「学校教育法」第 22 条において規定されている幼稚園の目的には、保育という用語は使用されていない。
E 「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」(昭和 23 年厚生省令第 63 号)において、「保育所における保育は、養護及び教育を一体的に行うことをその特性」とするとされている。

(組み合わせ)
A/B/C/D/E

1 ○○×○×
2 ○×○×○
3 ○××○×
4 ○×××○
5 ×○○×○

  • 正解は





問 18 次の文は、「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」(昭和 23 年厚生省令第 63号)の一部である。( A )~( C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
第 44 条 
児童養護施設における養護は、児童に対して安定した生活環境を整えるとともに、生活指導、学習指導、職業指導及び( A )環境の調整を行いつつ児童を( B )することにより、児童の心身の健やかな成長とその( C )を支援することを目的として行わなければならない。
(組み合わせ)

   A   B   C
1 家庭  養育  発達
2 家庭  療育  自立
3 家庭  養育  自立
4 教育  療育  自立
5 教育  養育  発達

  • 正解は





問 19 次の保育所での【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。

【事例】
母親Gさんは、離婚後H市に転居し、仕事を探すため4歳のJ君を保育所に預けることになった。保育士は入所の際の面接時に、Gさんは離婚前、夫から暴力を受け、「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律」に基づく保護命令が裁判所からでていると聞いた。保育士の勤める保育所はH市の要保護児童対策地域協議会の構成メンバー
であり、同協議会を担当する行政職員から、転居前の要保護児童対策地域協議会でも虐待を理由に支援が検討されていた家庭であり、要保護家庭として引き続き対応を続けるとの報告があった。保育所に入所してまもなく、保育士はJ君の脇腹にうっすらとアザのよう
な痕を発見した。その後も肩のあたりに打撲のような痕があり、J君に尋ねても笑ってはぐらかすだけであった。

【設問】
この【事例】における保育所の対応として、適切な記述の組み合わせを一つ選びなさい。
A Gさんが必要としたときに情報提供できるように、ファミリー・サポート・センター事業、一時預かり事業、病児・病後児保育事業の連絡先などの情報を収集した。
B J君の脇腹や肩に認められる傷が虐待によるものなのか判断がつかなかったが、H市の要保護児童対策地域協議会を担当する行政職員に報告を行った。
C 個人情報保護の観点から要保護児童対策地域協議会を担当する行政職員には報告しなかった。
D Gさんの元夫が「Gさんに頼まれた」と言いJ君を迎えにきたため、Gさんに確認はできなかったがJ君を連れて帰ってもらった。

(組み合わせ)

1 A B
2 A C
3 A D
4 B D
5 C D

  • 正解は





問 20 次の保育所での【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。

【事例】
母親Xさんの第一子であるY君は、1か月前に1歳児クラスに入所してきた。1歳6か月健診の際に保健師からY君の言葉の遅れを指摘されショックを受けたXさんは、2歳近くになっても言葉が少なく気になると担当保育士に相談した。Y君が同じ年齢の他の子どもと比べて、遊びに集中せず興味が転々と変わり、他の子どものおもちゃが欲しいときは言葉で表現できないためか、いきなりおもちゃを奪い取りいつもトラブルになってしまうと、Xさんは涙ぐんで話した。

【設問】
この【事例】における保育士の対応として、適切な記述の組み合わせを一つ選びなさい。

A Xさんが保健師の言葉にショックを受けたと話したことから、再度保健師に相談する必要はないと助言した。
B Xさんが日常の中でどのようなY君の姿に不安を感じているのか、ゆっくり話を聴いた。
C Xさんと共にこの1か月間のY君の変化を確認した。
D XさんのY君への関わり方の問題点を指摘し、Y君への療育内容について指導した。

(組み合わせ)

1 A B
2 A C
3 A D
4 B C
5 B D

  • 正解は




社会福祉

問1 次の組み合わせは、児童の人権に関する法規等とその内容の一部を引用したものである。正しいものを○、誤ったものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 「児童の権利に関するジュネーブ宣言」 ―――「児童は、危難に際して最先に救済されるものでなければならない。」
B 「児童福祉法」―――「すべて児童は、ひとしくその生活を保障され、愛護されなければならない。」
C 「児童の権利に関する条約」―――「すべての児童は、家庭で、正しい愛情と知識と技術をもって育てられ、家庭に恵まれない児童には、これに代わる環境が与えられる。」
D 「児童憲章」 ―――「児童は、出生の後直ちに登録される。児童は、出生の時から氏名を有する権利及び国籍を取得する権利を有するものとし、また、できる限りその父母を知りかつその父母によって養育される権利を有する。」

(組み合わせ)
A/B/C/D

1 ○○○×
2 ○○××
3 ○××○
4 ×○○○
5 ××○○

  • 正解は





問2 次の文は、ノーマライゼーションに関する記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。
1 児童福祉施設では、入学、卒業などの人生の節目をお祝いする行事を尊重している。
2 高齢者の入所施設の中には、1か月間のレクリエーション等のプログラムを廊下に掲示して、能動的に生活を楽しめる工夫をしているところがある。
3 知的障害児の福祉における発達保障の基本は、特に知的機能を高めることである。
4 福祉サービスを必要とする地域住民が、社会、経済、文化その他あらゆる分野の活動に参加する機会が与えられるように、地域福祉の推進が行われている。
5 入所施設を利用しなければならない人が、施設において家庭に近い生活ができるようにすることもノーマライゼーションの考え方に含まれる。H26 社会福祉 AP-5

  • 正解は





問3 次の文は、社会福祉の歴史的変遷における児童家庭福祉に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 1959(昭和 34)年に国際連合総会にて採択された「児童の権利に関する宣言」において、「意見表明権」が明記された。
B 1948(昭和 23)年施行の「児童福祉法」において、国の責任による精神薄弱児(現在の知的障害児)の保護が初めて規定された。
C 「児童虐待の防止等に関する法律」において、「児童労働の制限」が日本の法律では初めて明記された。
D 昭和初期になって、社会事業家によるスラム街における託児が日本では初めて行われた。

(組み合わせ)
A/B/C/D

1 ○○○×
2 ○×○○
3 ○××○
4 ×○××
5 ×××○

  • 正解は





問4 次の文は、児童家庭福祉の統計に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 児童虐待の相談件数は、「全国の児童相談所における児童虐待に関する相談件数の推移」(厚生労働省大臣官房統計情報部)によると、2000(平成 12)年の「児童虐待の防止等に関する法律」施行以降その伸びは止まり、近年は横ばいとなっている。
B 日本の保育、児童手当などの家族関係の社会支出の対GDP比は先進諸国の中では低く、フランスやスウェーデンなどに比べて3分の1程度の規模にとどまっている。
C 夫婦の出生児数は、1950 年代は3人を上回っていたが、2010 年には、2人を下回っている。
D 日本の合計特殊出生率は低く、人口置換水準を顕著に下回っており、人口減少の要因の一つとなっている。

(組み合わせ)
A/B/C/D

1 ○○××
2 ○×○○
3 ×○○○
4 ×○×○
5 ××○×

  • 正解は





問5 次の文は、利用援助等に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を ×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 通所介護のサービスを利用しているFさんは、妻を亡くした後ふさぎこんでしまい、そのサービスの利用を中止すると申し出た。その際、通所介護事業の担当者は、Fさんが家に引きこもってしまっては心身ともに悪い状態になると判断して、このままサービスを利用し続けるようにFさんに働きかけた。
B 自分の物忘れと判断力が衰えてきたことを自覚した独居のGさんは、その不安を民生委員に相談したところ、社会福祉協議会の日常生活自立支援事業が役立つだろうと紹介された。
C 経済的に困窮している母子家庭を発見した児童委員は、その母親に代わって生活保護を申請することにした。
D 地域包括支援センターは、認知症の諸症状が現われてきた独居のHさんを発見し、要介護認定を申請するよう勧めたが断られた。支援センターでは、Hさんが認知症のため説得しても効果は薄いと判断して、支援を断念した。

(組み合わせ)
A/B/C/D

1 ○○○×
2 ○○××
3 ○××○
4 ×○○×
5 ××○○

  • 正解は





問6 次のうち、「障害者基本法」に規定されている事項として誤ったものを一つ選びなさい。

1 障害者の生活機能の回復のための施策
2 共生社会の実現
3 公共的施設のバリアフリー化
4 差別の禁止
5 自立支援給付

  • 正解は





問7 次の文は、今日の社会保障制度の動向に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 福祉国家体制における財政難を乗り切る対策として、現在、国は日本的な家族主義を基盤とした福祉社会を構築することを目指している。
B 福祉サービスの実施権限はかなり市町村に委譲され、住民に身近な市町村を中心として計画的な福祉行政の推進が図られている。
C 福祉サービスに関する利用者援助においては、法の条文に記載があるように、「利用者の意向を十分に尊重」しなければならないとされている。
D 災害時の避難行動要支援者対策において、自主防災組織その他の避難支援等の実施に携わる関係者による支援が必要であるが、その場合の関係者による情報の共有が求められている。

(組み合わせ)
A/B/C/D

1 ○○○×
2 ○○×○
3 ○××○
4 ×○○○
5 ××○○

  • 正解は





問8 次の文は、社会保障の機能に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 社会連帯の考え方が重視される。
B 所得の再分配をもたらす。
C 健康で文化的な最低限度の生活を保障する。
D 市場経済の競争原理により失業等のリスク抑制を図る。  

(組み合わせ)
A/B/C/D

1 ○○○×
2 ○○×○
3 ○×○×
4 ×○○○
5 ×○×○

  • 正解は





問9 次の文は、年金保険制度に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 年金給付の主要なものは、障害年金、遺族年金、老齢年金の3種である。
B 任意加入を原則としている。
C 基本的に厚生年金保険の被保険者は、同時に国民年金の第 2 号被保険者となる。
D 基本的に共済組合の組合員は、同時に国民年金の第 2 号被保険者となる。
E 基本的に国民年金は 20 歳以上 60 歳未満のすべての国民を被保険者とする制度である。

(組み合わせ)
A/B/C/D/E

1 ○○×○○
2 ○×○○○
3 ○×○×○
4 ×○○○×
5 ×○×○×

  • 正解は





問 10 次の文は、「生活保護法」に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 幼稚園の教育費は教育扶助の対象になる。
B 技能習得費は生業扶助の対象になる。
C 医療扶助は原則として現金給付で行われる。
D 住宅の補修などは住宅扶助の対象とはならない。

(組み合わせ)
A/B/C/D

1 ○○○×
2 ○○×○
3 ○××○
4 ×○××
5 ××○○

  • 正解は





問 11 次の文は、社会福祉従事者に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 知的障害者相談員は、地方自治体が委託する民間の協力者であり、日常生活上の相談や地域活動の推進に携わる。
B 社会福祉主事は、「社会福祉法」で定められた、地域福祉に携わる民間の協力者である。
C 婦人相談員は、「売春防止法」で定められた相談員である。
D 身体障害者相談員は、身体障害者更生相談所に必置される。障害のある本人が委嘱さ
れることはできない。

(組み合わせ)
A/B/C/D

1 ○○×○
2 ○×○○
3 ○×○×
4 ×○○○
5 ×○×○

  • 正解は





問 12 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
G児童家庭支援センターに、30 歳女性Hさんが娘のJちゃん(3歳女児)と一緒に来所した。K相談員が面接室に案内すると、「昨夜、娘の手をちょっとたたいてしまったんです」と泣きながら話した。このようなことは今回が初めてのようだった。K相談員が話を聞くうち、来所した真意は、育児に協力してくれる人や相談できる人が身近にいないことによる孤立感であることがわかった。この面談の後、K相談員はHさんとともに別室にいたJちゃんのもとへ行き、全身にあざがないことなどを確認した。

【設問】
次の文は、K相談員の対応に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を ×
とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 子育て中の母親同士が集う、地域の子育て拠点や地域の子育てサークルなどを紹介する。
B 母親自身の精神的な問題が原因であることを認識させ、精神科の受診をすすめる。
C たたくという行為は程度を問わず身体的虐待であり、ただちに児童相談所へ通告する必要があることを伝える。
D 子ども本人の安全の確保を最優先し、ただちに緊急一時保護の手続きを行う。

(組み合わせ)
A/B/C/D

1 ○○××
2 ○×○×
3 ○×××
4 ×○○○
5 ××○○

  • 正解は





問 13 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。

【事例】
脳性まひで重度の心身障害がある5歳女児Nちゃんは、M保育所に週3回通っている。その他、児童発達支援センターに週1回通所しており、訪問看護ステーションを週1回利用している。Nちゃんに関わる専門職が、チームアプローチによる支援を行っている。

【設問】
次の文は、チームアプローチにおける支援に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 専門職チームで保護者の同意を得ずに支援方針を決定する。
B 保護者を含めた関係者によるカンファレンスを定期的に行う。
C 支援内容について、必ず近隣住民に説明し、理解を得なければならない。
D 緊急時の対応方法について、カンファレンスにおいて共通認識を図る必要がある。

(組み合わせ)
A/B/C/D

1 ○○○○
2 ○○×○
3 ○×○×
4 ×○×○
5 ××○○

  • 正解は





問 14 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。

【事例】
R保育所を利用している3歳児の男児Sちゃんのことばの発達が、他の児より遅れていることに担当保育士が気付いた。カンファレンスを行ったところ、他の保育士にも同様の
気付きがあることがわかった。Sちゃんの保護者からは、この件について相談されたことはない。

【設問】
次の文は、保育士としての対応に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 保護者から相談されるまでは、対応しない。
B 送迎時に、Sちゃんの現状を保護者に伝え、家庭での状況を聴き、場合によっては専門機関を紹介する。
C 保護者には伝えず、専門機関に来所と診断を依頼する。
D 専門機関の意見を聞かず、自分達なりに考えて言語療法を試みる。

(組み合わせ)
A/B/C/D

1 ○×○×
2 ○××○
3 ○×××
4 ×○×○
5 ×○××

  • 正解は





問 15 次の文は、ソーシャルワークのアプローチに関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 行動変容アプローチは、学習理論に基づいており、条件反応の消去・強化による特定の問題行動の変容を働きかける。
B 課題中心アプローチは、短期間での問題解決を目的としており、標的とする問題を確定し、課題の抽出、目標設定を行い、短期の計画的援助を行う。
C ナラティブアプローチは、心理臨床の短期療法の影響を受け、短期に目的達成をめざす短期アプローチである。
D 解決志向アプローチは、社会的に抑圧されている利用者の潜在能力に気づき対処することや原因となっている環境を変革することで問題解決をはかる。

(組み合わせ)
A/B/C/D

1 ○○××
2 ○×○×
3 ○×××
4 ×○×○
5 ××○○

  • 正解は





問 16 次の文は、福祉サービスの第三者評価事業に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 児童福祉分野の福祉サービス第三者評価事業では、民生委員・児童委員の評価を組み入れることが特別に定められている。
B 福祉サービス第三者評価事業は、サービス提供者が事業運営の具体的な問題点を把握し、サービスの質の向上に結び付けるとともに、利用者が適切にサービス選択を行うための情報提供も目的としている。
C 保育所の第三者評価事業は、全国社会福祉協議会が設置した福祉サービスの質の向上推進委員会(以前の評価基準等委員会)が策定した保育所版福祉サービス第三者評価基準ガイドラインに基づき都道府県や第三者評価機関で工夫を加えながら実施している。
D 「社会福祉法」では、社会福祉事業経営者に対して、自ら提供するサービスの評価を行うよう促すと同時に、国に対しても、公正かつ適切なサービス評価を実施するように要請している。

(組み合わせ)
A/B/C/D

1 ○○○×
2 ○○××
3 ○××○
4 ×○○○
5 ××○○

  • 正解は





問 17 次の文は、ボランティア活動の推進に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A ボランティア活動等に取り組みやすいような基盤整備は、社会福祉協議会を中心として社会福祉施設、ボランティアに関する各種民間団体等との連携の下に推進されている。
B 国民のボランティア・市民活動への理解を深め、参加を促進するための拠点としてのボランティア・市民活動センターが、各地の福祉事務所に必ず設置されている。
C 働いている人がボランティア活動に参加しやすい環境を整備するために、厚生労働省は、民間企業独自の休暇としてボランティア休暇制度を新設することや、既にボランティア休暇のある企業においては、改めて制度の周知・活用を促すこと等を要請している。
D 1998(平成 10)年に成立した「特定非営利活動促進法(NPO法)」により、一定の要件を満たすボランティア団体に法人格を取得する途が開かれた。

(組み合わせ)
A/B/C/D

1 ○○×○
2 ○×○○
3 ○×××
4 ×○○○
5 ×○×○

  • 正解は





問 18 次の文は、サービス提供者による苦情解決に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 「社会福祉法」では、国、都道府県、市町村及び社会福祉事業の経営者は、福祉サービスについて、利用者等からの苦情の適切な解決に努めなければならないと定められている。
B サービス提供者は、事業所内で受け付けた苦情に関し、その苦情内容及び苦情解決結果を都道府県社会福祉協議会に設置されている運営適正化委員会に必ず報告しなければならない。
C 老人福祉施設における苦情解決の特徴は、サービス利用者が高齢者であることを踏まえて、申出者に福祉事務所及び地域包括支援センターを加えているところにある。
D 「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」(昭和 23 年厚生省令第 63 号)では、入所児童や保護者等からの苦情に迅速、適切に対応するために必要な措置を講じなければならないと定めている。

(組み合わせ)
A/B/C/D

1 ○○××
2 ○×○×
3 ×○○×
4 ×○×○
5 ×××○

  • 正解は





問 19 次の組み合わせは、在宅福祉・地域福祉の推進に関する用語とその解説である。誤ったものを一つ選びなさい。
1 主任児童委員    ―― 2001(平成 13)年の「児童福祉法」の一部改正に伴い法定化された主任児童委員は、児童の福祉に関する機関と区域担当の児童委員との連絡調整を行うとともに、区域担当の児童委員の活動に対する援助・協力を行うことを職務としている。
2 社会福祉協議会   ―― 「社会福祉法」において地域福祉の推進組織として位置づけられており、地域の実情に応じた住民の福祉の増進を図ることを目的とする民間組織である。
3 社会福祉法人    ―― 社会福祉事業を行うことを目的として、「社会福祉法」の規定に基づき、所轄庁の認可を受けて設立される法人である。
4 特定非営利活動法人 ―― 民間での社会に貢献する活動を促進するために、簡易な手続きで法人格を付与することを目的とした「特定非営利活動促進法(NPO法)」に基づいて設立された法人である。
5 共同募金      ―― 民間社会福祉事業を推進するための財源を、国民自らの手により造成しようとする全国的国民運動であり、募金方法別実績額でみると、街頭募金は約半数を占めている。

  • 正解は





問 20 次の文は、「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」(昭和 23 年厚生省令第 63号)第 87 条の一部である。( A )~( D )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
児童自立支援施設の長は、児童の通学する学校及び( A )並びに必要に応じ( B )、( C )、( D )等関係機関と密接に連携して児童の指導及び家庭環境の調整に当たらなければならない。

(組み合わせ)
A/B/C/D

1 福祉事務所/心身障害児総合通園センター/民生委員/要保護児童対策地域協議会
2 児童相談所/児童発達支援センター/児童委員/警察署
3 家庭裁判所/精神保健福祉センター/児童自立支援専門員/更生保護施設
4 児童相談所/児童家庭支援センター/児童委員/公共職業安定所
5 家庭裁判所/地域包括支援センター/民生委員/少年院

  • 正解は




保育の心理学

問1 次の文は、子どもを取り巻く環境と人間関係についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A ブロンフェンブレンナー(Bronfenbrenner, U.)は、人間を取り巻く環境をアシミレーション(同化)とアコモデーション(調節)の概念からとらえた。
B 環境移行は、子どもに不安や混乱をもたらす危機ともなるが、新たな行動様式を獲得していくきっかけにもなる。
C ヴィゴツキー(Vygotsky, L.S.)は人の発達が他者との社会的な相互作用によってなされると考え、発達の最近接領域という概念を唱えた。

(組み合わせ)
A/B/C

1 ○○○
2 ○×○
3 ×○○
4 ×○×
5 ×××

  • 正解は





問2 次の文は、「保育所保育指針」第2章「子どもの発達」の一部である。( A )~( D )にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
子どもの( A )は、おおむね次に示す8つの区分としてとらえられる。ただし、この区分は、同年齢の子どもの均一的な発達の基準ではなく、一人一人の子どもの( A )としてとらえるべきものである。また、様々な条件により、子どもに( B )や保育所
の生活になじみにくいなどの状態が見られても、保育士等は、子ども自身の力を十分に認め、一人一人の( A )や( C )に応じた適切な援助及び( D )を行うことが重要である。

【語群】
ア 発達過程  イ 精神発達   ウ 生活上の課題  エ 発達上の課題
オ 健康状態  カ 心身の状態  キ 保育生活    ク 環境構成
(組み合わせ)

  A B C D
1 ア ウ オ キ
2 ア エ カ キ
3 ア エ カ ク
4 イ ウ オ キ
5 イ ウ カ ク

  • 正解は





問3 次の文は、乳児の音声知覚についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 新生児は母語にない音でも識別できるが、しだいに育てられた言語環境の影響を受け、母語にない音の識別力は低下し、母語に含まれる音への識別力が高まっていく。
B 生後6か月頃から、子音と母音の構造をもつ規準喃語が現れる。
C 話しかけの声のリズムに合わせて身体を動かす相互同期性は、新生児期からすでにみられる。

(組み合わせ)
A/B/C

1 ○○○
2 ○○×
3 ○×○
4 ××○
5 ×××

  • 正解は





問4 次の文は、保育場面でみられる乳幼児の行動についての記述である。A~Dの行動の基盤となる認知発達に関する用語を【語群】から選択した場合の最も適切な組み合わせを一つ選びなさい。
A おもちゃに手を伸ばした時に、布でおもちゃを覆って隠すと、キョロキョロと辺りを見まわす。
B 他児が机をたたくのを見て、「つくえさんが いたい、いたいっていってるよ!」と言う。
C 遊びのなかで、母親が普段よくしている仕草や話し方をする。 
D 積み木を片づける時に、大きさの順に積み木を並べている。

【語群】
ア 保存の概念  イ 物の永続性  ウ 延滞(遅延)模倣  エ 共鳴動作
オ アニミズム  カ 自己中心性  キ 均衡化       ク 系列化 

(組み合わせ)
  A B C D
1 ア ウ エ キ
2 ア ウ カ ク
3 ア オ ウ ク
4 イ オ ウ ク
5 イ カ エ キ

  • 正解は





問5 次の文は、心の理論に関する記述である。( A )~( D )にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の適切な組み合わせを一つ選びなさい。
他者の意図、( A )、願望、感情、思考など、直接は観察することのできない他者の( B )の理解は心の理論とよばれる。心の理論の獲得を調べるには、( C )が一般的に用いられている。( D )の子どもは心の理論の獲得が困難であるという指摘もある。
保育場面において、一人一人の心の理論の獲得に沿った保育士の働きかけが求められる。

【語群】
 ア 身体的状態  イ 自閉症   ウ 疑念     エ 学習障害
 オ 信念     カ 心的状態  キ 誤信念課題  ク 保存課題

(組み合わせ)
  A B C D
1 ウ ア キ エ
2 ウ カ ク イ
3 オ ア キ イ
4 オ カ キ イ
5 オ カ ク エ

  • 正解は





問6 次の文は、アタッチメント(愛着)についての記述である。( A )~( D )にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の最も適切な組み合わせを一つ選びなさい。
( A )によれば、乳幼児は( B )とアタッチメント(愛着)を形成するようになる。養育者に限らず、乳幼児に( C )に関わる人は( B )になり得る。( B )
との間に形成されたアタッチメント(愛着)は、他の人との関係性の基盤となる( D )を形成していく。

【語群】 
ア 特定の人         イ エインズワース(Ainsworth, M.D.S.) 
ウ 見知らぬ人        エ ボウルビィ(Bowlby, J.)
オ 応答的          カ 内的ワーキングモデル
キ 個別的          ク 外的ワーキングモデル

(組み合わせ)
  A B C D
1 イ ア オ カ
2 イ ウ オ ク
3 イ ウ キ ク
4 エ ア オ カ
5 エ ア キ ク

  • 正解は





問7 次の文は、「保育所保育指針」第2章「子どもの発達」の2「発達過程」の一部である。A~Dを発達の順に並べた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 歩き始め、手を使い、言葉を話すようになることにより、身近な人や身の回りの物に自発的に働きかけていく。
B 象徴機能や観察力を発揮して、遊びの内容に発展性が見られるようになる。予想や意図、期待を持って行動できるようになる。
C 腕や手先を意図的に動かせるようになることにより、周囲の人や物に興味を示し、探索活動が活発になる。
D 行動範囲が広がり探索活動が盛んになる中、自我の育ちの表れとして、強く自己主張する姿が見られる。

(組み合わせ)
1 A→C→B→D
2 A→C→D→B
3 C→A→B→D
4 C→A→D→B
5 D→C→A→B

  • 正解は





問8 次の文は、他者とのかかわりに関する記述である。( A )~( D )にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の最も適切な組み合わせを一つ選びなさい。子どもは集団生活において、さまざまな場面で自分と他者を比べており、こうした行為を( A )とよぶ。
例えば、なかなか竹馬にうまく乗れないP君が竹馬の上手なQ君をモデルに練習を繰り返しているとき、このような( A )は( B )とよぶ。年齢により( A )のもつ意味は変化していくが、( C )を形成していく上で重要であることから、( D )につながらないように配慮することが保育士に求められる。

【語群】
ア 社会的比較  イ 下方比較   ウ 自己概念  エ 上方比較  オ 劣等感
カ 知的好奇心  キ 社会的表出  ク 優越感

(組み合わせ)
  A B C D
1 ア イ ウ オ
2 ア イ カ ク
3 ア エ ウ オ
4 キ イ ウ ク
5 キ エ カ オ

  • 正解は





問9 次の文は、ギャング・グループについての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 学童期の中・高学年に形成される凝集性や結束力の高い仲間集団である。
B 同性同士で主に女児が、自発的に結成するグループである。
C 仲間だけのルールや特定の表現を用いることで一体感をもつ。
D 遊び場や遊び方、生活時間等の変化から、最近では見られなくなってきている傾向がある。

(組み合わせ)
A/B/C/D 

1 ○○○×
2 ○○×○
3 ○×○○  
4 ×××○
5 ××××

  • 正解は





問 10 次の文は、保育所で親子の分離を援助することに関する記述である。( A )~( D )にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の最も適切な組み合わせを一つ選びなさい。
入園当初、子どもが親との分離に不安をもつ一つの要因として、園生活のなかでどのように行動したらよいかわからないということが考えられる。その対応として、登園から降園までの活動の流れを( A )として理解することで、園生活に見通しをもち、子ども自身が安心して過ごすことが可能となる。そのためには、子どもの( B )に合わせて1日の活動の流れや時間的区切りなどを( C )に示しながら声かけをするなど、日々繰り返すことで( D )に理解できるようにしていくことも一つの方法である。

【語群】
ア 欲求   イ スクリプト  ウ 発達   エ メタ認知  オ 理論的
カ 経験的  キ 視覚的    ク 概念的

(組み合わせ)
  A B C D
1 イ ア オ カ
2 イ ア キ オ
3 イ ウ キ カ
4 エ ア オ ク
5 エ ウ カ キ

  • 正解は





問 11 次の【Ⅰ群】の記述と【Ⅱ群】の人名を結びつけた場合の最も適切な組み合わせを一つ選びなさい。
【Ⅰ群】
A 無意識の深層心理の分析や心理・性的発達理論を展開し、エリクソン(Erikson,E.H.)に大きな影響を及ぼした。
B 環境の価値や意味は、人の心の働きによって生まれるのではなく、環境自体がさまざまな意味を提供しているという考えを提唱した。
C 生得的に内在する能力が時期に応じて自然に展開し、発達するという考えを提唱した。

【Ⅱ群】
ア ガードナー(Gardner, H.)
イ フロイト(Freud, S.)
ウ ゲゼル(Gesell, A.L.
エ ギブソン(Gibson, J.J.
オ バルテス(Baltes, P.B.

(組み合わせ)
  A B C
1 ア イ オ
2 ア ウ エ
3 イ ウ エ
4 イ エ ウ  
5 イ オ ア

  • 正解は





問 12 次の文は、 保育所における保育士の日常的な保育姿勢に関する記述である。( A )~( D )にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の最も適切な組み合わせを一つ選びなさい。
・ 保育士は、日誌やビデオ等の記録をもとに、日々の保育を振り返り自己評価とともに同僚同士での( A )を行うことが大切である。
・ 保育士は、保育経験を通して子どもの発達と( B )、そして保育内容についての複合的な知識を、習得し蓄積していく。
・ ショーン(Schön, D.A.)によると、保育者は一定の技能を身につけている必要があることから技術的熟達者であると同時に、複雑な状況を判断しながら保育を行うことから( C )でもある。
・ 保育士の視点として、一人のなかでの変化を( D )にみることも大切である。

【語群】
ア 第三者評価  イ 生育歴  ウ 相互評価   エ 保育方法  オ 形成的
カ 専門的実践家 キ 絶対的  ク 反省的実践家  

(組み合わせ)
  A B C D
1 ア イ ク キ
2 ア エ カ オ
3 ウ イ カ キ
4 ウ エ カ キ
5 ウ エ ク オ

  • 正解は





問 13 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
・ 3歳児クラスのMちゃんは活発で、友だちが使っているおもちゃに興味をもつと、すぐに自分から近づき手に入れようとすることが多い。そのようなMちゃんに対してMちゃんの母親は、このような積極的な自己主張をさらに発揮するように育っていってほしいと考えている。
・ 3歳児クラスのRちゃんは活発で、友だちとの遊びではさまざまなアイディアを提案し、自分の考えを主張して友達をリードすることが多い。そのようなRちゃんに対してRちゃんの母親は、もっとおとなしく、もう少し我慢ができるようになってほしいと考えている。

【設問】
MちゃんとRちゃんの母親が考えていることを表す用語として、最も適切な語句を一つ選びなさい。
1 性役割
2 ホメオスタシス
3 社会的コンピテンス
4 時間的展望
5 発達期待

  • 正解は





問 14 次の文は、保育場面でみられる幼児の行動についての記述である。A~Dの行動の基盤となる社会的発達に関する用語を【語群】から選択した場合の最も適切な組み合わせを一つ選びなさい。
A 泣いている他児に近づき、その子の頭をなでながら自分のタオルハンカチを差し出す。
B 10 か月児が、はじめての場所でどのように行動してよいかわからないので保育士の表情を見る。
C お店屋さんごっこで、それぞれがレジ係と客になり、やりとりをしている。
D グループ対抗の大縄跳び競争に勝とうと、グループでの練習に欠かさず参加している。

【語群】
ア 道徳判断  イ 向社会的行動   ウ 模倣     エ 社会的参照
オ 安全基地  カ 役割取得     キ 帰属意識   ク 対人葛藤

(組み合わせ)
  A B C D
1 ア エ ウ キ
2 ア オ ウ ク
3 イ ウ カ ク
4 イ エ ウ ク
5 イ エ カ キ

  • 正解は





問 15 次のA~Cの保育所での【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
A 0歳から在所し、2歳 10 か月になる男児L。保育所では、男児Lに合わせて必要な保育をしてきたが、言葉が極端に少ないこと、1歳下の弟に比べ表情が乏しいことを母親が心配し始めている。
B 下肢麻痺があり歩行が困難な4歳4か月の女児M。この頃、補正靴や頭部保護帽、特製椅子に座るのを嫌がり、「みんなと同じがいい」と言って譲らず、保育所での対応に困っている。
C 年長クラスの男児N。思い通りにならないと暴言や乱暴を繰り返し、活動から外れて保育室から出ていってしまう。一方、家庭では特に困っていることはないと母親は言っている。

【設問】
A~Cの各【事例】への対応として最も適切な組み合わせを一つ選びなさい。
ア 家庭での子どもの様子や療育機関での対応を確認した上で、継続的な協働をはかりつつ、保育所での具体的な対応を行う。
イ 子どもについての懸念を受け止め、相互に理解を深めつつ、家庭における具体的な対応について助言をする。また地域の自治体の健康診査で相談をするように促す。
ウ 園内での共通理解を深め、園内支援のあり方を再検討する。また保護者の子ども理解をはかりつつ、地域の巡回相談を活用したり、教育機関とも協働していく。

(組み合わせ)
  A B C
1 ア イ ウ
2 ア ウ イ
3 イ ア ウ
4 イ ウ ア
5 ウ ア イ

  • 正解は





問 16 次の文は、幼児の主体性に関する記述である。( A )~( D )にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の最も適切な組み合わせを一つ選びなさい。
・  「遊びを自由に選ぶ保育では幼児の主体性が発揮され、( A )では発揮されない」とは、必ずしもいえない。
・ 多様な活動のなかから、やりたい活動を( B )できることによって、幼児の主体性は育まれる。
・ 一人一人の幼児が主体性を発揮するにつれて、クラスの仲間との間で葛藤が生じることも多くなるが、それは( C )を学ぶ機会となる。
・ 生活習慣を身につける過程においても、幼児が主体的に取り組むように、保育士等は( D )を踏まえた配慮をすることが大切である。

【語群】
 ア 設定保育  イ 個人差  ウ 自己選択  エ 自己規制  オ コーナー保育
 カ 自己調整  キ 自己高揚 ク 男女差

(組み合わせ)
  A B C D
1 ア ウ カ イ
2 ア ウ カ ク
3 ア エ キ イ
4 オ ウ カ イ
5 オ エ キ ク

  • 正解は





問 17 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。

【事例】
5歳の男児。家族3人で自動車旅行中に交通事故に遭った。本児と父親は一命をとりとめたが、本児の隣に座っていた母親は亡くなった。事故の後しばらくは口数が少なくなっ
たものの、一週間程度で元の様子に戻った。しかし、事故後2か月ほど経った頃から、何の前触れもなく突然激しく泣き出したり、何をしていてもうわの空であることが多くなった。夜には何度も目を覚まし、泣くようにもなった。

【設問】
この子どもで最も疑われる精神医学的問題を一つ選びなさい。

1 強迫性障害
2 パニック障害
3 外傷後ストレス障害
4 多動性障害
5 反応性愛着障害

  • 正解は





問 18 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。

【事例】
自閉症と診断されている4歳の男児。保育所の給食はあまり好きではないが、今日の給食には大好きなバナナがついていたので、全員で「いただきます」をする前にひとりで先
に食べてしまった。「バナナならいくらでも食べられる」と言い、隣の子のバナナも勝手に食べてしまった。以前から同じようなことが何度かあり、そのたびに口頭で注意をしていた。

【設問】
この子どもに対する保育士の配慮として適切なものを○、不適切なものを × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 「ルール」が目で見てわかるように、みんなで「いただきます」をしてから食べることを絵に描いて伝える。
B 本児専用の印をトレイにつけ、自分のものと他の子のものとの区別が見てわかるようにする。
C 給食にバナナを出さないようにする。
D 他の人のものは食べてはいけないことをさらに口頭で強く伝える。
E バナナをたくさん食べられたことを一生懸命褒める。

(組み合わせ)
A/B/C/D/E

1 ○○○○○
2 ○○×××
3 ○×○○×
4 ××○×○
5 ×××○○

  • 正解は





問 19 次の文は、子どもの心身症の特徴に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 精神的ストレスが身体症状化することはない。
B 低年齢ほどストレッサー耐性が高い。
C 身体疾患が精神の発達や身体の成長に影響を与える。
D 生活環境の影響を受けやすい。
E 情緒や行動上の問題は伴わない。

(組み合わせ)

A/B/C/D/E

1 ○○○○○
2 ○○××○
3 ×○×○×
4 ××○○×
5 ×××××

  • 正解は





問 20 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。

【事例】
10 歳の男児。決して成績が悪いわけではないが、以前から忘れ物が多く、不注意な失敗や授業中の離席が目立っていた。担任と両親との面談では、父親は「自分の幼い頃に良
く似ているので、心配はしていない」と言っており、母親は、「幼児期は常に手を繋いでいないとどこかへ行ってしまい、よく迷子になっていた」という。男児に対し、母親は育てにくさを感じており、厳しく躾をしてきたという。

【設問】
この子どもで最も疑われる精神医学的問題について、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 神経学的ソフトサインが認められることがある。
B 女児よりも男児に多い。
C 二次的障害に注意する。

(組み合わせ)
A/B/C

1 ○○○
2 ○×○
3 ×○○
4 ×○×
5 ×××

  • 正解は




平成26年保育士試験問題 part3

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平成26年保育士試験問題(一般社団法人 全国保育士養成協議会(東京都豊島区)実施)の過去問題となります。腕試しにチャレンジしてみてください。なお、誤字・脱字などございましたら、お手数ですが弊社セントスタッフ(0120-106-391 担当:阿部)までご連絡頂き、主催者へのご連絡はご遠慮下さいますようお願い申し上げます。


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子どもの保健


問1 次の文は、ヒトの体の構成要素に関する記述である。適切な記述の組み合わせを一つ選びなさい。


A ヒトの体を構成する元素には、酸素、炭素、水素、窒素などがある。
B ヒトの体には、鉄、亜鉛、マグネシウム、銅などの金属がある。
C ヒトの体には、タンパク質、糖質、脂質などがある。
D ヒトの生命維持には酸素が必要であり、新生児では口呼吸で取り入れる。
E ヒトの生命維持には窒素が必要であり、呼吸器を通して空気から摂取される。


(組み合わせ)


1 A B C
2 A C D
3 B C D
4 B D E
5 C D E


  • 正解は





問2 次の文は、世界保健機関(WHO)憲章の前文にある健康の定義(官報訳)である。


( A )~( D )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
健康とは、( A )肉体的、( B )及び( C )福祉の状態であり、単に( D )又は病弱の存在しないことではない。
(組み合わせ)


    A     B     C     D
1  概ね   精神的  すべての  不健康
2  完全な   精神的   心理的   疾病
3 より良い  社会的   精神的   疫病
4  完全な   精神的   社会的   疾病
5  概ね   社会的   心理的   不健康


  • 正解は





問3 次の文は、予防接種に関する記述である。( A )~( D )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。


BCGは( A )を予防するために接種されるが、( B )であるため細胞性免疫に不全のある場合( C )による感染症を惹起することがある。生後間もなくは、特殊な細胞性免疫不全症の診断が困難であるため、接種時期が「生後6か月に至るまで」から「生後( D )」へと変更になった。


(組み合わせ)


   A      B      C       D


1 結核   不活化ワクチン  結核菌   1歳に至るまで
2 麻疹   精製ワクチン   夾雑物     1歳以上
3 結核   生ワクチン   結核菌   8か月に至るまで
4 麻疹   生ワクチン    麻疹      1歳以上
5 結核   生ワクチン   BCG   1歳に至るまで


  • 正解は





問4 次の文は、乳幼児突然死症候群に関する記述である。適切な記述の組み合わせを一つ選びなさい。


A 乳幼児突然死症候群は、主に1歳以上2歳未満の子どもにみられる。
B 乳幼児突然死症候群は、睡眠中の原因不明の窒息が死亡原因である。
C 乳幼児突然死症候群は、睡眠中に呼吸運動の低下がおこった場合、それに抗するための覚醒反応の低下があるとされている。
D 乳幼児突然死症候群を診断するためには解剖所見が必要である。
E 乳幼児突然死症候群は、夜間に限って睡眠中に生じる疾患である。


(組み合わせ)


1 A B
2 A E
3 B C
4 C D
5 D E


  • 正解は





問5 次の文は、母子健康手帳についての記述である。適切な記述の組み合わせを一つ選びなさい。


A 母子健康手帳の原形は、昭和 17 年から始まった妊産婦手帳にみることができる。
B 平成 24 年度新様式では、乳幼児身体発育曲線が改訂された。
C 平成 24 年度新様式では、便色の確認の記録(便色カード)の頁が設けられた。
D 平成 24 年度新様式では、離乳開始前の果汁摂取に関し、それまでの記述が改められた。
E 平成 24 年度新様式では、省令様式でなくなり、項目の例示はあるが市町村による任意の様式となった。

(組み合わせ)


1 A B C
2 A B E
3 A D E
4 B C D
5 C D E


  • 正解は





問6 次の文は、児童虐待のリスク要因に関する記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。


1 虐待にいたる保護者側のリスク要因として、被虐待経験、産後うつ病など精神的に不安定な状況、子どもへの愛着形成が十分行われない場合などがある。
2 虐待にいたる子ども側のリスク要因として、低出生体重児、障害のある子ども、何らかの育てにくさをもっている子どもなどがある。
3 虐待にいたる養育環境のリスク要因として、子ども連れの再婚家庭、親族や地域社会から孤立した家庭、配偶者からの暴力など不安定な状況にある家庭などがある。
4 虐待のリスク要因を発見した場合、保育所は児童相談所に通告しなければならない。
5 保育所は、日常の保育の中で虐待のリスク要因を把握しやすい場であり、児童虐待の予防と早期発見に重要な役割を担っている。


  • 正解は





問7 次の文は、子どもの事故に関する記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。


1 日常生活において身近にある物や生活環境が事故の原因となっている。安全な生活・保育環境を整えることや保護者への保健指導を行えば、事故はすべて防止可能である。
2 子どもの頭部外傷の原因は、転倒、転落や交通事故が多い。外傷の状況によっては被虐待児症候群である可能性も考慮し、頭部のみならず全身観察を行い、新旧の外傷の有無も確認する。また、事故の状況に関する保護者の説明があいまいな場合は注意を要する。
3 乳児期後半から幼児期の子どもは、いろいろな物に興味を示し、手で触れるものを口へ運ぶため、誤飲・誤嚥の事故をおこしやすい。乳幼児の手の届く範囲に、原因となる物を置かないようにする。
4 乳幼児の不慮の事故死として、溺水にも注意を払わなければならない。0~1歳までの溺水の多くは、家庭の浴槽でおこっており、保護者への指導が重要である。幼児期以降年齢が高くなると、プールや湖・海・川など野外での溺水が多くなる。
5 溺水の予後は、低酸素血症による脳障害の程度が大きく影響する。事故発生時は自発呼吸の有無、心停止の有無、意識状態を観察し、すみやかに救急処置を行うことが大切である。


  • 正解は





問8 次の文は、大災害による被災後の子どもの気になる言動や行動とその対応に関する記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。


1 被災後の乳児には、夜泣き、寝つきがわるい、少しの音にも反応する、表情が乏しくなるなどの行動が見られることがある。
2 被災後の乳児に気になる行動が見られる場合、大人が落ち着いた時間をもち、話しかけたり、スキンシップをとることが大切である。
3 被災後の幼児には、赤ちゃん返り、食欲低下、落ち着きがない、無気力、無感動、無表情、集中力低下、泣きやすい、怒りやすい、突然暴れるなどいつもの子どもと異なった行動が見られることがある。
4 被災後の幼児に気になる行動が見られる場合、子どもの行動の意味を親や家族へも説明し、保育の現場では一緒に遊んだり、抱きしめて「だいじょうぶ」と伝えるとよい。
5 年齢の高い子ども(幼児~学童)では、周りの事情や状況が理解できるため、暴力的な遊び、フラッシュバックなどが見られることはない。


  • 正解は





問9 次の文は、子どもの発育(成長)・発達に関する記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。

1 本来、子どもには育ち学ぶ力が備わっており、その将来にはさまざまな可能性を秘めている。
2 子どもとその家族は、育児や健康にかかわる多様な支援が必要であり、現在は十分な支援を受けている。
3 子どもは、たとえ病気や障害があっても、それぞれの健康レベルに応じて、各時期に特有の発達課題を達成していくことが大切である。
4 保育士等は子どもの発育(成長)・発達を阻害する因子を取り除き、また、自己の体調や健康管理ができるように支援すると同時に、子どもが自分自身をどのようにとらえているかにも注目する。
5 保護者に対しては、育児にかかわる一般的な知識の提供や、育児不安を緩和する精神的支援が大切である。


  • 正解は





問 10 次の文は、日本の人口動態統計上の出生や死亡に関する記述である。誤ったものを一つ選びなさい。


1 2012 年の出生数は約 104 万人であり、2000 年の約 119 万人と比較して減少した。
2 2012 年の乳児死亡率(出生千対)は 2 . 2 であり、2000 年の 3 . 2 と比較して減少した。
3 2012 年の新生児死亡率(出生千対)は 1 . 0 であり、2000 年の 1 . 8 と比較して減少した。
4 2012 年の妊産婦死亡率(出産 10 万対)は 4 . 0 であり、2000 年の 6 . 3 と比較して減少した。
5 2012 年の合計特殊出生率は 1 . 36 であり、2000 年の 1 . 41 と比較して減少した。


  • 正解は





問 11 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。


【事例】

言葉の遅れが認められた3歳の男児。


【設問】
次のうち、この子どもで疑われる精神医学的問題として正しいものを○、誤ったものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。


A 学習障害
B 表出性言語障害
C 反抗挑戦性障害
D 知的障害
E 広汎性発達障害


(組み合わせ)
A/B/C/D/E


1 ○○○××
2 ○×○××
3 ○××○○
4 ×○○○×
5 ×○×○○


  • 正解は





問 12 自閉症を早期に発見するためには、その特徴を理解しておくことが重要である。


次の文のうち、自閉症のハイリスク児の特徴として正しいものを○、誤ったものを ×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。


A 母親の後追いをするなどの行動がみられない。
B 自分が興味を持って手にしたおもちゃを相手に差し出して見せることをしない。
C 非言語的コミュニケーションが乏しい。
D 見立て遊びをしない。


(組み合わせ)
A/B/C/D


1 ○○○○
2 ○○××
3 ×○×○
4 ××○×
5 ×××○


  • 正解は





問 13 次のうち、「発達障害者支援法」における発達障害の定義にあてはまるものとして正しいものを○、誤ったものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 自閉症
B アスペルガー症候群
C 学習障害
D 摂食障害
E 感情障害


(組み合わせ)
A/B/C/D/E

1 ○○○××
2 ○×○××
3 ○××○○
4 ×○○○○
5 ×○×○○


  • 正解は





問 14 次のうち、障害の主たる異常が食行動にみられるものとして正しいものを○、誤ったものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 起立性調節障害
B 反芻性障害
C 摂食障害
D 多動性障害


(組み合わせ)
A/B/C/D


1 ○○×○
2 ○○××
3 ○×○×
4 ×○○×
5 ××○×


  • 正解は





問 15 次の文は、反応性愛着障害についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 特徴的な行動の一つは、友達との社会的相互交流が乏しいことである。
B この障害は、中学生の子どもに特徴的にみられる。
C 矛盾した両価的な対人反応を示す。
D 重篤なネグレクトを受けた場合に起こりうる。


(組み合わせ)
A/B/C/D


1 ○○○○
2 ○×○○
3 ○×××
4 ×○○○
5 ×○×○


  • 正解は





問 16 次の文は、子どもの保健に関する保育士等の役割についての記述である。適切な記述の組み合わせを一つ選びなさい。

A 子どもに発達の遅れがある場合、その発達が正常範囲になるよう保育時間内に訓練を行う。
B 子どもの健康に問題がないか確認するためには、毎日の健康観察が重要である。
C 適切な予防接種の内容や時期について、保護者にアドバイスする。
D 子どもの発熱時には、できるだけすみやかに解熱剤を飲ませる。
E 幼児の健康に関しては、健康診査や予防接種、医療機関の受診が大切であり、まだ幼児自身への健康教育は必要ない。
F よい保育を行うためには、保育士自身が健康であることが大切である。 


(組み合わせ)
1 A B C
2 A B F
3 B C E
4 B C F
5 C D E


  • 正解は





問 17 次の文は、乳幼児の生活と保育に関する記述である。適切な記述を一つ選びなさい。


1 乳幼児はだっこをして揺らすと心地よさを感じるので、わきの下を持って強く揺らしてやるとよい。
2 乳児はおんぶをすると気持ちよく移動でき、保育士等も両手を使うことができるので、首がすわったら行うとよい。
3 生後4か月くらいまでは病気にかかりにくいので、できるだけ外出するのがよい。
4 新生児は抵抗力が弱く、一方、体の汚れは少ないので、入浴は2、3日に1度が適当である。
5 生後2か月までの乳児の衣服は大人より1枚少なめが望ましい。


  • 正解は





問 18 次の文は、乳幼児にみられる症状や病気・けがとその看護に関する記述である。適切な記述を一つ選びなさい。


1 発疹をともなう感染症としては、はしか、風疹、おたふくかぜ、水ぼうそうなどがある。
2 高熱時には、部屋を十分暖め、厚着をさせて、解熱するまで身体が冷えないようにする。
3 すり傷、切り傷など小さな傷を負ったら、まず、清潔なガーゼなどをあて、ばんそうこうで止める。
4 やけどで、衣服が皮膚に付いている場合は、脱がせてから水などで十分冷やす。
5 アトピー性皮膚炎のかゆみが出た場合には、まず濡らしたタオルや保冷剤で患部を冷やす。


  • 正解は





問 19 次の文は、室内およびその周辺での乳幼児の事故とその予防に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。


A 生後3か月までの乳児では、からだの保護のためやわらかい布団に寝かせるようにする。
B 1歳以降の幼児は、周囲を見ずに屋外に飛び出し、車や自転車との事故をおこすことがあるので、事故に会わないように大人が気をつけることが唯一の予防方法である。
C まだ寝返りのできない乳児では、世話しやすいようにベッド柵は上げないでおく。
D 乳幼児の誤飲事故の原因は、おもちゃ類が最も多い。
E 家庭での事故を防ぐために、保育所での乳幼児の日常の様子を保護者に伝えることは役に立つ。


(組み合わせ)
A/B/C/D/E


1 ○××○○
2 ○×××○
3 ×○×××
4 ××○×○
5 ××××○


  • 正解は





問 20 次の文は、保健計画の作成と活用についての記述である。( A )~( E )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

保健計画とは、子どもの生活リズムや食習慣などを把握し、一人一人の子どもの健康を保持・増進させるために必要な保健活動を、年間を通して具体的に計画するものである。1年を通してどの時期にどのような保健活動を行うのが望ましいかをそれぞれの実情に合わせて検討し、( A )を立て、子どもたちの発育(成長)・発達に合った生活を送ることができるように( B )する。保育の場における保健活動としては、子どもの健康状態や発育(成長)・発達を確認する活動、( C )を確立するための活動、病気の( D )活動、保護者へ保健に関する知識を普及する活動、保育環境の整備などがある。計画を作成・活用することにより、保健活動の見通しが立ち、子どもの現状や問題点を捉えることができる。また、計画に基づく実践を行い、それを( E )することで、保健活動の成果を確認したり、課題を発見することができる。


(組み合わせ)

   A    B    C    D      E
1  目標   援助  生活習慣  予防     評価
2  計画   実践   健康   治療     発表
3 めやす  努力   安全   ケア     調整
4  予算   学習   安心   看護  フィードバック
5  計画   活用   生活   予防     活用


  • 正解は




子どもの食と栄養


問1 次の文は、「平成 21 年国民健康・栄養調査」における子どもの食生活に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。


A 間食として甘味食品・飲料を1日3回以上飲食する習慣を持つ幼児(1~5歳)の割合は、男女総数で 10%を下回っている。
B 「1-6歳」における炭水化物エネルギー比率(%)は、男女ともに 20 以上 30 未満の範囲にある。
C 「1-6歳」において、補助栄養素・特定保健用食品の摂取量は、男女ともに1g以下である。
D 「1-6歳」、「7- 14 歳」、「15 - 19 歳」の三つの年齢階級間(男女別)で、果実類の摂取量を比較すると、最も少ないのは「15 - 19 歳」女である。


(組み合わせ)
A/B/C/D


1 ○○○○
2 ○○××
3 ○××○
4 ×○○×
5 ×××○


  • 正解は





問2 次の文は、子どもの食事におけるカルシウム摂取に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。


A カルシウムは、骨や歯の形成に必要な栄養素である。
B カルシウムの給源として重要である牛乳、乳製品は、「6つの基礎食品」において、第2群(類)の食品である。
C 「日本人の食事摂取基準(2010 年版)」では、3~5歳のカルシウムの食事摂取基準(推奨量:mg/ 日)は、男性のほうが女性よりも多い。
D 水溶性ビタミンであるビタミンEは、腸管でのカルシウムの吸収を促進し、骨の形成を助ける栄養素である。


(組み合わせ)
A/B/C/D


1 ○○○×
2 ○○××
3 ○×○○
4 ○××○
5 ×○×○


  • 正解は





問3 次の文は、栄養素に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 脂質は、エネルギー源として利用されるほか、細胞膜の主要な構成成分でもある。
B アミロースとアミロペクチンは、いずれもでんぷんを構成する成分である。
C リジンは、水溶性ビタミンの一種である。
D リノール酸は、飽和脂肪酸である。


(組み合わせ)
A/B/C/D


1 ○○○×
2 ○○××
3 ○×○○
4 ○×××
5 ×○○×


  • 正解は





問4 次の文は、糖質に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。


A ブドウ糖(グルコース)は、炭素、酸素、窒素からなる。
B 果糖(フルクトース)は、単糖類の一つである。
C 麦芽糖(マルトース)は、ブドウ糖と果糖が結合した二糖類である。
D ショ糖(スクロース)は、ブドウ糖が多数結合した多糖類である。


(組み合わせ)
A/B/C/D


1 ○○○○
2 ○×○×
3 ×○×○
4 ×○××
5 ××○○


  • 正解は





問5 次の文は、母乳栄養の留意点に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。


A 母乳栄養児において、母乳性黄疸がみられる場合がある。
B 特発性乳児ビタミンK欠乏症(頭蓋内出血)は、ビタミンKの不足によって起こることが知られており、原因として母乳中のビタミンK含量が低いことなどがあげられる。
C 妊娠・授乳中の喫煙、受動喫煙、飲酒は、胎児や乳児の発育、母乳分泌にも影響を与える。
D 母親がウイルスによる感染症にかかっている場合、母乳を介して乳児にも感染する可能性がある。


(組み合わせ)
A/B/C/D


1 ○○○○
2 ○×○○
3 ×○×○
4 ××○×
5 ×××○


  • 正解は





問6 次の文は、乳児期の消化に関する記述である。( A )~( E )にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。


唾液中に含まれる唾液アミラーゼ(プチアリン)は、( A )を( B )や( C )などに分解する酵素である。出生直後は唾液の分泌も少なく、酵素活性も低い。また膵液中の膵アミラーゼの活性も、出生時は低いが、その後次第に上昇するので、( A )を与えるのは離乳開始頃からが適切である。小腸粘膜の消化酵素であるラクターゼは、乳糖を( D )と( E )に分解する酵素である。消化された乳糖は、乳児のエネルギー源などに利用される。


【語群】


ア たんぱく質  イ 脂質     ウ でんぷん       エ グリセリン
オ 脂肪酸    カ デキストリン キ ペプチド       ク アミノ酸
ケ ショ糖    コ 麦芽糖    サ ブドウ糖(グルコース)   シ ガラクトース
ス 果糖


(組み合わせ)

  A B C D E
1 ア エ オ コ サ
2 ア キ ク ケ コ
3 イ エ オ サ ス
4 ウ カ コ サ シ
5 ウ ケ コ シ ス


  • 正解は





問7 次の文は、「授乳・離乳の支援ガイド」(平成 19 年:厚生労働省)に示されている離乳食の進め方の目安に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。


A 離乳の開始では、つぶしがゆから始める。
B 生後5、6か月頃の〈食事の目安〉調理形態は、「舌でつぶせる固さ」である。
C 生後5、6か月頃の〈食べ方の目安〉のひとつに、「いろいろな味や舌ざわりを楽しめるように食品の種類を増やしていく。」が示されている。
D 生後 12 か月から 18 か月頃の〈食事の目安〉調理形態は、「歯で噛める固さ」である。


(組み合わせ)
A/B/C/D


1 ○○○○
2 ○×○×
3 ○×××
4 ×○○×
5 ×○×○


  • 正解は





問8 次の文は、乳幼児期の食生活に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 「日本人の食事摂取基準(2010 年版)」では、1~2歳における男性と女性のたんぱく質推奨量(g / 日)は同じである。
B 「日本人の食事摂取基準(2010 年版)」において、3~5歳の鉄の推奨量(mg/ 日)は、男性のほうが女性よりも多い。
C 幼児は消化器官の機能発達が未熟であり、胃の容量も小さいため、1日3回の食事だけでは必要な量を満たすことが困難なことが多い。したがって、間食は食事の一部と考え、エネルギーや栄養素、水分の補給を行うとよい。
D 乳幼児で窒息を起こす原因となる食べ物として、ナッツ類、丸いあめ、もちなどがある。


(組み合わせ)
A/B/C/D


1 ○○○○
2 ○○××
3 ○×○○
4 ×○○○
5 ××○×


  • 正解は





問9 次の文は、幼児期のむし歯(う歯)と食生活に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。


A 幼児期は、そしゃく機能を完成させる大切な時期なので、むし歯のない歯を保つことは重要である。
B 「平成 23 年歯科疾患実態調査」によると、5歳において、乳歯にう歯を持つ者の割合は、年々減少傾向にある。
C むし歯を防ぐためには、砂糖を多く使用した間食を少なくするとともに、食後の口すすぎ、歯みがきを励行するよう心がける。
D 砂糖は、1g あたり約4kcal のエネルギーを供給する糖質性エネルギー源であるが、頻回の摂取はむし歯の原因となりやすい。


(組み合わせ)
A/B/C/D


1 ○○○○
2 ○○○×
3 ○×○○
4 ○××○
5 ××○×


  • 正解は





問 10 次の文は、「日本人の食事摂取基準(2010 年版)」における6~ 11 歳(学童期)に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。


A 学童期の年齢区分は、6~7歳、8~9歳、10 ~ 11 歳の3区分である。
B ビタミンB1 の食事摂取基準(推奨量)は、いずれの年齢区分においても、男性のほうが女性よりも多い。
C ビタミンCの食事摂取基準(推奨量)においては、いずれの年齢区分においても、男性と女性は同じである。
D 脂質の食事摂取基準(脂質の総エネルギーに占める割合(脂肪エネルギー比率);%エネルギー)は、男性と女性のいずれの年齢区分においても、目安量として、50 以上70 未満とされている。


(組み合わせ)
A/B/C/D


1 ○○○×
2 ○○×○
3 ○×○×
4 ○××○
5 ××××


  • 正解は





問 11 次の文は、平成 25 年の「学校給食実施基準」の一部改正に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。


A ナトリウム(食塩相当量)については、従来どおり「食事摂取基準(2010 年版)」の目標量の年齢ごとの平均の 33%未満を基準値としている。
B 鉄については、従来どおり「食事摂取基準(2010 年版)」の推奨量(1日)の 33%としている。
C ビタミンB1 及びビタミンB2 については、従来どおり「食事摂取基準(2010 年版)」の推奨量(1日)の 40%としている。
D マグネシウムについては、従来どおり「食事摂取基準(2010 年版)」の推奨量(1日)の 40%を望ましい数値としている。


(組み合わせ)
A/B/C/D


1 ○○○×
2 ○○×○
3 ○×○×
4 ×○×○
5 ×××○


  • 正解は





問 12 次の文は、妊娠期の栄養と食生活に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。


A 「日本人の食事摂取基準(2010 年版)」において、妊婦末期のエネルギー付加量(kcal/日)は、身体活動レベルⅠ、Ⅱ、Ⅲで異なっており、身体活動レベルⅢが最も多い。
B 「日本人の食事摂取基準(2010 年版)」において、脂質の食事摂取基準のうち、n-6系脂肪酸(目安量:g/ 日)の妊婦(付加量)は、+0である。
C 「日本人の食事摂取基準(2010 年版)」において、ナトリウム(食塩相当量:g/ 日)目標量の妊婦(付加量)は、+5.0である。
D 「妊産婦のための食事バランスガイド」(「健やか親子 21」推進検討会報告書)(平成18 年:厚生労働省)において、妊娠中期の1日分付加量は、副菜、主菜、果物の区分で、それぞれ+1(SV)とされている。


(組み合わせ)
A/B/C/D


1 ○○○○
2 ○○×○
3 ○×○×
4 ×○○×
5 ×××○


  • 正解は





問 13 次の文は、「妊産婦のための食生活指針」(「健やか親子 21」推進検討会報告書)(平成 18 年:厚生労働省)に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を ×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。


A 妊娠期・授乳期は、食事のバランスや活動量に気を配り、食事量を調節しましょう。
B 赤身の肉や魚などを上手に取り入れて、貧血を防ぎましょう。
C 妊娠後期にはビタミンAの過剰摂取に気をつけて。
D 望ましい体重増加量は、妊娠中の体型によっても異なります。


(組み合わせ)

A/B/C/D


1 ○○×○
2 ○○××
3 ×○○×
4 ×○×○
5 ××○○


  • 正解は





問 14 次の文は、「楽しく食べる子どもに~食からはじまる健やかガイド~」(平成 16 年:厚生労働省)における「発育・発達過程に応じて育てたい"食べる力"」に関する記述である。「幼児期」の内容の正しい組み合わせを一つ選びなさい。


A いろいろな食べ物を見て、触って、味わって、自分で進んで食べようとする
B 一緒に食べる人を気遣い、楽しく食べることができる
C 食事のバランスや適量がわかる
D おなかがすくリズムがもてる
E 栽培、収穫、調理を通して、食べ物に触れはじめる


(組み合わせ)
1 A C 
2 A E
3 B C
4 C D
5 D E


  • 正解は





問 15 次の文は、「食育基本法」に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 「食育を、生きる上での基本であって、知育、徳育及び体育と同等であると位置付ける」と示されている。
B 基本理念の一つに、「食品の安全性の確保等における食育の役割」が掲げられている。
C 食育推進会議は、厚生労働省に置かれ、「食育推進基本計画を作成し、及びその実施を推進すること」をつかさどるとされている。
D 都道府県は、食育推進基本計画を基本として、当該都道府県の区域内における食育の推進に関する施策についての計画を作成するよう努めなければならないとされている。


(組み合わせ)
A/B/C/D

1 ○○○○
2 ○×○×
3 ×○×○
4 ×○××
5 ××○○


  • 正解は





問 16 次の文は、「児童福祉施設における『食事摂取基準』を活用した食事計画について」(平成 22 年:厚生労働省)に関する記述である。( A )~( C )にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。


子どもの健康状態及び栄養状態の特徴に応じて、必要な栄養素について考慮すること。子どもの健康状態及び栄養状態に特に問題がないと判断される場合であっても、基本的にエネルギー、たんぱく質、( A )、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、( B )、カルシウム、鉄、ナトリウム(食塩)、( C )について考慮するのが望ましい。


【語群】

ア 炭水化物  イ 脂質      ウ ビタミンC  エ ビタミンD  オ 亜鉛
カ 銅     キ コレステロール ク 食物繊維


(組み合わせ)
  A B C 

1 ア ウ キ

2 ア エ カ

3 ア オ ク

4 イ ウ ク

5 イ エ キ


  • 正解は





問 17 次の文は、乳児院の食事の提供に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。


A 乳児院は、日日保護者の委託を受けて、保育に欠けるその乳児又は幼児を保育することを目的とする施設である。ここでの食事の提供は、集団としての側面を持ちつつも、年齢差及び個人差が大きいこと、離乳食、食物アレルギーのある子どもや障害のある子ども等への配慮が必要な場合があり、柔軟に対応できることが大切である。
B 乳児院の乳児又は幼児は、生後間もなくの授乳期から離乳期、幼児期へと、生涯にわたる食の基礎を作る重要な時期であるため、集団給食でありながらも個々の状況を把握し、栄養管理を行うことが求められる。
C 調理担当職員、保育担当職員などそれぞれの職種ごとに職員が交代で業務を行っているため、離乳食の移行や、アレルギー、障害等による個別対応などの指示内容は、確実に伝達されるよう伝達手段を工夫するなどして、安全・確実に食事の提供が行えるよう配慮が必要である。


(組み合わせ)
A/B/C


1 ○○○
2 ○○×
3 ○××
4 ×○○
5 ×××


  • 正解は





問 18 次の文は、子どもの食物アレルギーに関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。


A そば、ピーナッツは誘発症状が重篤になる傾向がある。
B 症状は、皮膚・粘膜、消化器、呼吸器、さらに全身性に認められることがある。
C 乳児から幼児における主な原因食物として、鶏卵、乳製品、小麦などがあげられる。
D 「原因となる食物を摂取しないこと」が基本である。


(組み合わせ)
A/B/C/D


1 ○○○○
2 ○×○○
3 ○××○
4 ×○××
5 ××○○


  • 正解は





問 19 次の文は、鉄および鉄の不足に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。


A 「日本人の食事摂取基準(2010 年版)」では、鉄は、多量ミネラルのひとつである。
B 鉄は、各種酵素の構成成分である。
C 欠乏によって、貧血や運動機能、認知機能等の低下を招く。
D 水溶性ビタミンであるビタミンCは、鉄の吸収を促進するので、鉄を含む食品と一緒に摂取するとよい。


(組み合わせ)
A/B/C/D


1 ○○○○
2 ○○○×
3 ○××○
4 ×○○○
5 ×××○


  • 正解は





問 20 次の文は、障害のある子どもに対する食事調理における配慮に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。


A 食べる機能に障害を伴う場合は、適正な栄養管理とともに、食べやすく摂取しやすい状態に調理した食事を提供する。
B 嚥下が上手にできないと、飲み込みにくい、喉につまりやすい、むせやすいなどの症状がでる場合があるので、個々の状態に合わせて調理する。
C 食べものを飲み込みやすく調整するために、調理に使用する食品として、くず粉や寒天などがある。
D かぼちゃ、じゃがいもなどは、よく煮てから、食べる機能に合わせて、ペースト状やマッシュ状にすると、飲み込みやすい。


(組み合わせ)
A/B/C/D


1 ○○○○
2 ○○××
3 ○×○×
4 ○××○
5 ××○○


  • 正解は




保育実習理論


※問1〜問5の問題に関しては著作権の関係により公表できません。※


問6 次の文のうち、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。


A わらべうたの「かごめ」は、作詞者および作曲者が不明である。
B 西條八十作詞による「かなりや」は、「赤い鳥」童謡運動の中で誕生した。
C サトウハチローは、「かわいいかくれんぼ」を作曲した。
D クラベスは、打楽器である。
E ト長調の階名「シ」は、音名「嬰ヘ」である。


(組み合わせ)
A/B/C/D/E

1 ○○×○○
2 ○×○○○
3 ○××○×
4 ×○○××
5 ××○××


  • 正解は





問7 次の文は、「保育所保育指針」第3章「保育の内容」のオ「表現」の一部である。(   )にあてはまる語句として正しいものを一つ選びなさい。


オ 表現(略)(ア)ねらい(略)(イ)内容(略)③生活の中で様々な音、色、形、(   )などに気付いたり、感じたりして楽しむ。


1 柔らかさ、動き、光、空気
2 重さ、温度、風、香り
3 柔らかさ、温度、味、空気
4 重さ、動き、光、空気
5 手触り、動き、味、香り


  • 正解は





※問8に関しては著作権の関係により公表出来ません。


問9 次の【Ⅰ群】の色の対比に関する事例と、【Ⅱ群】の語句を結びつけた場合の最も適切な組み合わせを一つ選びなさい。
【Ⅰ群】


A 青緑色の背景の舞台に飾った、赤いチューリップがとても目立った。
B 展覧会のポスターで、黒い画用紙と白い画用紙に同じ色のグレーの絵の具で文字を書いたときに、黒の画用紙のグレーの方が明るく見えた。
C 黄色いレモンを緑の青菜の上に置いたら、レモンが少し赤みがかって見えた。
D ピンク色のイチゴムースの上にある赤いイチゴがとても鮮やかに感じた。


【Ⅱ群】
ア 明度対比
イ 彩度対比
ウ 色相対比
エ 補色対比


(組み合わせ)


  A B C D
1 ア イ ウ エ
2 イ ア エ ウ
3 イ ウ エ ア
4 エ ア ウ イ
5 エ ウ イ ア


  • 正解は





問 10 次の文は、筆に関する記述である。( A )~( C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。幼児の描画表現に用いる筆には主に平筆と丸筆がある。筆には番号がついており、番号が大きくなると( A )なる。また、幼児にとって、一般的に柄(え)の( B )ものの方が扱いやすい。筆先には主に動物の毛が使われていたが、近年は( C )の繊維でできているものが多く流通しており、動物の毛と比較しても遜色がない。


(組み合わせ)
   A   B   C

1 細く  短い  植物
2 細く  長い  樹脂
3 太く  短い  樹脂
4 太く  短い  植物
5 太く  長い  植物


  • 正解は





問11に関しては著作権の関係により公表出来ません。


問 12 次の( A )~( E )にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。


『フレデリック』や『( A )』の絵本で知られている( B )は、それらの原画作りで( C )の技法を多く用いている。この技法は表情豊かな色面の構成に魅力があり、穴あき絵本として有名な『( D )』の作者である( E )も用いている。


【語群】
ア はらぺこあおむし       イ ちいさいおうち  
ウ ひとあし ひとあし      エ エリック・カール(Carle, E.)
オ レオ・レオニ(Lionni, L.) カ バージニア・リー・バートン(Burton, V.L.
キ マーブリング         ク コラージュ
ケ ステンシル


(組み合わせ)
  A B C D E

1 ア エ ケ イ オ
2 ア オ キ ウ カ
3 イ カ ケ ア エ
4 ウ オ ク ア エ
5 ウ カ キ イ オ


  • 正解は





問 13 次の文のうち、適切な記述を○、不適切な記述を × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。


A 「おおきなかぶ」は、ロシアの民話である。
B 「スーホの白い馬」は、新美南吉の創作である。
C 「ふるやのもり」は、イギリスの昔話である。


(組み合わせ)
A/B/C


1 ○○○
2 ○○×
3 ○××
4 ×○○
5 ×××


  • 正解は





問 14 次の詩を読んで、【設問】に答えなさい。

やぎさんゆうびん

しろやぎさんから おてがみ ついた

くろやぎさんたら よまずに たべた

しかたがないので おてがみ かいた

さっきの てがみの ごようじ なあに

くろやぎさんから おてがみ ついた

しろやぎさんたら よまずに たべた

しかたがないので おてがみ かいた

さっきの てがみの ごようじ なあに


【設問】


次の文は、この詩についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A リフレインを用いた作品である。
B 白と黒のコントラストで表現している。
C 鈴木三重吉の創作である。


(組み合わせ)
A/B/C


1 ○○○
2 ○○×
3 ○××
4 ×○○
5 ××○


  • 正解は





問 15 次の文は、子どもにお話を行うために保育士として留意する内容についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。


A 子どもたち全員の顔が見渡せる位置で行う。
B 発音、発声に気を配る。
C 心を込めて、表現豊かに行う。
D 指導計画を厳守して行う。


(組み合わせ)
A/B/C/D


1 ○○○○
2 ○○○×
3 ○×○×
4 ○××○
5 ×○○○


  • 正解は





問 16 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。


【事例】
2歳児クラスのPちゃんは最近語彙が増えて、たくさんお話をするようになった。今日は担当保育士Qに対して、「バチュ バチュ のったよ ママと」と話してくれた。保育士Qは、Pちゃんの成長をとてもうれしく思った。さらによりよいコミュニケーションを図り、また同時に、言葉の発達を促すために、保育士としての関わりを考えている。


【設問】


保育士の関わりとして適切なものを○、不適切なものを × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。


A 「バチュ バチュ のったのね ママと よかったね」とPちゃんに言葉をかえす。
B 発音の間違いをPちゃんに指摘し気付かせ、すぐに言いなおしをさせる。
C 「バス バス のったのね ママと よかったね」とPちゃんに言葉をかえす。


(組み合わせ)
A/B/C


1 ○○○
2 ○○×
3 ○××
4 ×○○
5 ××○


  • 正解は





問 17 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。


【事例】
J保育所では来月、4、5歳児クラスの遠足を予定している。保育所のバスで市内の水族館へ行くことが決定している。


【設問】


この遠足を計画する際に必要なこととして誤ったものを一つ選びなさい。


1 職員間の協力体制を事前に調整しておく。
2 活動のねらいをたてる。
3 当日の一人一人の子どもの行動を予測する。
4 子どもの主体性を大事にするため、細かな配慮事項は考えない。
5 事前に水族館へ下見を行い、当日の行動予定と照らして注意点などを確認する。


  • 正解は





問 18 次の【説明】を読んで、【設問】に答えなさい。


【説明】


保育士には、常に子どもや保護者の実態に応じて必要かつ適切な援助が求められている。保育士として職業倫理を踏まえ、自分の保育を意識化することが必要である。


【設問】


次のうち、「保育士として自分の保育を意識化する」ための方法として不適切なものを一つ選びなさい。


1 記録する。
2 他の保育士と話し合う。
3 該当する子どもの保護者と話をする。
4 カンファレンスに参加する。
5 保育士自身の家族に話す。


  • 正解は





問 19 次の文は、「児童遊園の設置運営について」(平成4年 厚生省児童家庭局育成課長通知)における「標準的児童遊園設置運営要綱」の一部である。( A )~( E )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。


児童福祉法(昭和 22 年 12 月 12 日法律第 164 号)による児童厚生施設としての児童遊園は、地域における児童を対象として、児童に( A )遊びを与え、その健康を増進し、( B )、社会性、( C )を高め、( D )を豊かにするとともに、母親クラブ等の( E )活動を育成助長する拠点としての機能を有するものである。


(組み合わせ)


   A    B    C    D    E

1 安全な  自主性  創造性  情緒  地域組織
2 健全な  協調性  想像力  情緒   クラブ
3 安全な  協調性  想像力  情緒   クラブ
4 健全な  自主性  創造性  情操  地域組織
5 健全な  自主性  想像力  情操   クラブ


  • 正解は





問 20 次の文は、「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」(昭和 23 年厚生省令第 63号)の一部である。( A )~( D )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。


母子生活支援施設には、( A )(母子生活支援施設において母子の生活支援を行う者をいう。以下同じ。)、( B )、( C )及び( D )又はこれに代わるべき者を置かなければならない。


(組み合わせ)

    A     B       C       D

1 母子相談員  嘱託医  少年を指導する職員  栄養士
2 母子支援員  嘱託医  少年を指導する職員  調理員
3 母子支援員  看護師     保育士     調理員
4 母子相談員  看護師  少年を指導する職員  栄養士
5 母子支援員  嘱託医     保育士     調理員


  • 正解は




保育士【医療・福祉分野 資格案内】

保育士資格案内


保育士

児童福祉施設(主に保育所等)で児童の保育を行い、子どもたちの心身の発達・成長を促すための育成・指導を行います。


■受験資格

大学・短大に1年以上在籍し、年度中に62単位以上修得見込みと、学長に認められた方・卒業した方
高等学校の専攻科・盲・聾・養護学校の専攻科(修業年限2年以上)を卒業した方、最終学年に在学中で、年度中に卒業見込みと学長に認められた方
外国において、学校教育における14年以上の課程を修了した方
高等学校卒業後、児童福祉施設において、2年以上児童等の保護又は援護に従事した方
※従事期間は、1日6時間、1ヶ月あたり20日以上従事が目安

児童福祉施設において、5年以上児童等の保護又は援護に従事した方
平成3年3月31日までに、高等学校を卒業した方
平成8年3月31日までに高等学校の保育科を卒業した方
※上記を満たしていない方は、資格取得講座にて保育士の受験資格を得ることもできます。


■取得方法

養成学校を卒業する
保育士養成課程をもつ大学、短期大学、専門学校で決められた単位を取れば、卒業と同時に資格が得られます。
保育士試験を受ける
※保育士は国家資格ですが、保育士試験は各都道府県で実施しています 


■試験について

試験科目は筆記8科目と実技。全科目に合格すれば保育士資格が得られます


■問合わせ先

各都道府県の児童福祉主管課


■その他

※幼稚園教諭免許をお持ちの方は、申請時に書類を添えて提出することで、筆記試験科目の「発達心理学」、「教育原理」並びに実技試験の「保育実習実技」が免除されます。

※合格した科目は、翌・翌々年の試験まで、免除されます。
それ以降は全科目の合格が揃わないと再度受験が必要になります。


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実際に試験を受ける方は主催団体にて詳細をご確認いただけるようにお願いいたします。
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