保育士等キャリアアップ研修を解説します!
保育士の待遇向上と専門性の強化に向けて保育士等キャリアアップ研修とそのガイドラインが平成29年の4月に厚生労働省で定められました。
これにより、曖昧であった保育士さんのキャリアに指針が出来、保育士さん自身がキャリアを描きやすくなると思います。
ここではその保育士キャリアアップ研修をご紹介いたします。なお、研修分野の中で"保育実践"の研修に関しては現在資格を持ちながら保育業務に従事されていない「潜在保育士」さんを主に対象としていますので(今後変更の可能性もあります)研修をお考えの方は研修実施団体へ事前にご自身の立場で受けられるかご確認願います。
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保育士等キャリアアップ研修とは
保育士さんがキャリアアップを図りやすいように目的毎に指針を決め、研修を実施する制度になります。これによりご自身のスキルアップがお給料に直結しますので保育士さんの処遇改善に繋がる事が期待されています。
研修を受講し知識・スキルを高めることに平行し副主任保育士、専門リーダーという役職を設け、手当てを出しましょうという事です。勤続7年以上というハードルがありますが、この制度により副主任保育士さんと専門リーダーに関してはひと月あたり4万円の手当てが出る事がお話としてあります。大きいですよね・・。なお、勤続3年以上でも職務分野別リーダーという職も設けられひと月5千円の手当てが国から補助されるとのことです。
人数制限と複雑な仕組みにご注意
上記の役職・手当ては研修を受講した全職員が対象では無いという点に注意が必要です。新聞などで報じられている内容としては副主任保育士と専門リーダーは園長・主任を除いた3分の1まで、職務分野別リーダーは園長・主任を除いた5分の1までが一つの園の上限となるとの事です。
さらに複雑なのがこの手当は国から園にまとめて支給されるということになり、その分配に関しては研修を受講した方の中で一定の方には必ず支給し、それ以外は園により分配方法を任せるという点です。
つまり研修を受ければ4万円を受け取れる可能性はありますが、必ずしも貰える訳ではなく、受講しなければ全く賃金が上がらないかというとそうでも無い、と非常にややこしいので以下にまとめます
①キャリアアップ研修による手当ては国から園に一律支給される。
②研修修了者は賃金が上昇する可能性が高いが、必ず4万円がもらえるわけではない
③園の方針によって配分が変わる
以上になります。
なぜこのようにややこしくなっているかというと、おそらく単純支給にしてしまうと研修受講が目的となってしまい、保育の質が上がらず、結果として園での保育士さんの間での賃金差が広がるだけという事になる事を防ぎたいのではないかと思われます。
一度研修を修了すれば転職・離職・復職時にも有効
産休・育休などで、お仕事を離れる方も少なからずいらっしゃいます。しかし、この制度の嬉しい所はキャリアが一度中断してしまった場合などでも本研修を受講修了していれば認められるという点です。職場復帰した際、転職で他の園に行かれた際でも優位な条件で進める事が出来ます。
またキャリアアップ研修は各都道府県単位で実施されますが、他の都道府県に行かれた場合でも有効になります。子育ては地元で、と移られた方でも適用されますので非常に有難い制度です。
保育士さんの給与底上げを目指した制度
保育士キャリアアップ制度は間違いなく保育士さんの待遇向上を図った制度です。この制度により保育士さんの給与水準が全体的に底上げされる事は間違いありません。
特に都市部での保育士さんの給与は相対的に上がっている傾向にありますので、給与のベースアップに加え研修受講による底上げが加われば更にお給料を上げることが出来ると思います。
各都道府県の保育士キャリアアップ情報リンク(随時更新してまいります)
青森県保育士等キャリアアップ研修
茨城県保育士等キャリアアップ研修受講のご案内
千葉県保育士等キャリアアップ研修の開催について
平成29年度埼玉県保育士等キャリアアップ研修について
大阪府保育士等キャリアアップ研修
兵庫県保育士キャリアアップ研修(指定研修)について
徳島県平成29年度保育士等キャリアアップ研修の実施について
平成29年度鳥取県保育士等キャリアアップ研修の開催
熊本県保育士等キャリアアップ研修(平成29年度熊本県指定)
福岡県保育士等キャリアアップ研修
大分県保育士等キャリアアップ研修
沖縄県保育士等キャリアアップ研修について
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子育て支援員とは?-新たな制度のご紹介-
子育て支援員とは?-新たな制度のご紹介-
子育て支援員という資格をご存じですか。
子育て支援員は2015年度より国が新しく設けた制度で、主に子育て経験のある主婦を中心に子育てのお仕事を担って頂こうという認定制度です。
保育士資格との違いは国家資格と民間の資格になり、専門知識を学習した上で試験に合格しなければならない保育士資格に対し子育て支援員は研修を受けるだけで取得できます。
今回は保育士不足解消に向けて新たに導入されたこの制度の内容をお伝えいたします。
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1. 取得まで
子育て支援員は国家資格である保育士資格のように試験を受け合格する必要はありません。各自治体で行っている20時間前後の研修を修了すると資格取得となります。
研修修了後は小規模クラスの保育施設などで保育士を補助する仕事に就くことが出来るようになります。また嬉しい点としてはこの研修は基本的に無料で受けられます(交通費や昼食代等は自己負担、研修内容により自己負担でテキスト購入の場合あり)
※大阪市など研修費用がかかる自治体もあります。詳しくは各自治体へお問い合わせください。
受講にあたっては基本的には無資格でもOKなのですが、一部は保育士の経験が無いと受講できないコースもありますのでご注意ください。
2. 研修内容
研修内容は各自治体によって異なります。東京のように無料で研修を受講できる所もあれば、大阪のように有償の自治体もあります。研修自体の内容もそれに応じて変わりますので、ご注意ください。※以下は過去の研修内容になります、最新の受講内容等は自治体のHPよりご確認ください。申し込みが多く定員に達し次第募集は修了してしまうので、定期的にチェックされることをおすすめいたします。
東京都の場合
コース | 内容 |
---|---|
地域保育コース | 少人数の子供を預かる家庭的保育(保育ママ)や小規模保育を始め、会社の中の保育所、一時預かり事業で勤務する方向けのコースです。 |
地域子育て支援コース | 地域子育て支援拠点(地域の身近な場所で気軽に親子の交流や育児相談などができる場所)や利用者支援事業(子育てひろばなどで相談などの支援を行う事業)で勤務する方向けのコースです。 |
放課後児童コース | 学童クラブ(保護者が昼間家庭にいない児童が、放課後に過ごすことができる学校の余裕教室や児童館など)で働く放課後児童支援員の補助者として勤務する方向けのコースです。 |
社会的養護コース | 乳児院や児童養護施設などの社会的な養護を必要とする子供たちが生活する施設で、補助的な支援者として勤務する方向けのコースです。 |
出展:東京都福祉保険局(平成29年度東京都子育て支援員研修(第2期)のご案内)
大阪市の場合
コース | 内容 |
---|---|
地域保育コース | 地域型保育事業 |
一時預かり事業 | |
ファミリーサポート・センター事業 | |
子育て支援員(地域型保育事業)研修 |
出展:大阪市(平成29年度大阪市子育て支援員(地域型【小規模・家庭的・小規模型事業所内】保育事業)研修基本研修及び専門研修、認定研修受講者募集について)
以上の通り、幅広くコースがあります。ご自身が今後就きたい仕事をイメージして選ぶ事が出来るのは嬉しい点ではないでしょうか。
東京都開講コースの場合
"対象者:都内に在住または在勤(保育など子育て支援関係)の方で、地域において保育や子育て支援などの仕事に関心を持ち、保育や子育て支援分野の各事業などの職務に従事することを希望する方。"
大阪市開講コースの場合
"対象者:子育て支援員として、大阪市内の地域型(小規模、家庭的、事業所内)保育事業所※認可保育所、認定こども園等に就労予定がある又は就労意志がある方。"
応募資格は以下です。
大阪市内の地域型(小規模、家庭的、事業所内)保育事業所に就労予定がある又は就労意志のある方の場合
1:家庭的保育者または家庭的保育補助者の要件を満たす方
2:家庭的保育者を希望・・・家庭的保育事業所において責任者となる場合、年度の初日において満25歳以上※満65歳以下であること※家庭的保育事業を実施する時
3:家庭的保育補助者を希望・・・年度の初日において満20歳以上満65歳以下であること。
ご覧の通り、該当の自治体にもよるとは思いますが、今の所は子育て経験の無い方でも保育の仕事に就きたい方は受講可能な模様です。
4. 働ける施設や業務内容
現在は子育て支援員が働ける場所は主に保育園や学童保育が中心ですが、今後、特に都市部では様々な形態の児童福祉施設が開設される事が想定されており、場所により補助だけではなくより幅広い業務が可能になるかもしれません。
現在、働ける仕事は以下の通りです。
・保育園(役割:保育士の補助的なお仕事)
・学童保育(役割:補助業務が中心)
5. 保育資格取得を目指す方にはぴったり
いかがでしたでしょうか。
子育て支援員制度が普及すれば、保育士の資格を持たない方でも保育園などでお仕事をするチャンスが出てきました。
制度発足以前までであれば保育士さんを目指す方は独自に知識・技術などを積み上げた上で試験を突破する必要がありましたが、本制度により、実際に園等で業務経験を積みながら試験を目指せます。日頃から園業務に携わっていた方が知識や技術の習得が早い事は言うまでもありません。その意味では将来的に保育士資格取得を目指す方にとっては嬉しい制度ですね。
今後の制度の動向が気になるところではありますが、費用もかかりませんし、積極的に研修を受講される事をお勧めいたします。
研修場所は自治体によりけりになりますが、例えば東京都の場合は新宿、西新宿、飯田橋、立川などが会場となっており(平成29年度(第二期)東京都子育て支援員研修時)神奈川県の場合は横浜、川崎、相模原、藤沢、厚木、海老名、大和、横須賀(平成29年度(第1~4期))で行っていますので、交通費負担などもそこまで大きくはならないと思います。いずれにしましても一度お住まいの最寄の役所に時期や場所などを確認する事をおすすめします。
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知って役立つ!保育用語集 byセントスタッフ
保育の業界は専門的な用語が多く使われ、未経験の方など始めは戸惑う事も少なくありません。ここではそうした使用頻度の高いと思われる用語・時事ネタなど保育業務に携わるために知っておきたい用語をまとめてみました。お仕事に、学習にお役立ち頂ければ幸いです。
保育士のお仕事を
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愛着(あいちゃく)
生れながらに持っている、母子間の情緒的な結び付きを言う。
預かり保育(あずかりほいく)
規定時間後も引き続き園で子どもを預かること。延長保育と呼ばれる事も多い。共働きの多い都市部ではニーズは非常に高い
アスペルガー症候群(アスペルガーしょうこうぐん)
発達障害の一つ。対人関係を構築する事が上手では無いため、社会性をどのように身に着けるかが課題となる。
遊び食べ(あそびたべ)
離乳食が進む9~10ヵ月頃、自分でやりたがる気持ちが芽生えるとともに、食べ物をぐちゃぐちゃにしたり、お皿から落としたり、スプーンで食器をたたいたりと、遊びながら食べるようになること。
後追い(あとおい)
特定の保育士を求めること。
アトピー(あとぴー)
遺伝性過敏症のこと。
アレルギー除去食(あれるぎーじょきょしょく)
食物アレルギー疾患を持っている子どもに対して、アレルギー反応を起こす食材を除去して提供する食事のこと。
安全教育(あんぜんきょういく)
子供自身が園生活の中で、危険を回避したり、安全に過ごす生活のしかたを身につけていくように、環境を配慮したり、指導したりすること。(保育者による危機管理を含む。)
生きる力(いきるちから)
第15中央教育審議会答申1996(平成7)年に、この概念が示される。自らが主体的に学び、生きる能力の育成を「学習指導要領」に組み込み、その理念は、現在にも継承されている。
育児相談(いくじそうだん)
幼稚園や保育所においても、子育て相談を行うことになっている。深刻かつ緊急な相談内容によっては専門の機関との連携を図って解決に導いていくこと。(園庭開放や子育て談話会などで対応している所が多い。)
育児不安(いくじふあん)
自分の子育てに漠然とした不安を感じること、自分への責めを過度に感じることで、わが子への虐待に及んだりすることがある。家族の協力、地域での仲間づくりなどを周囲の環境配慮をしていくことが重要である。
一語文(いちごぶん)
ただ一つの単語から成る文。実際の発話のなかで,文法的にその前後から独立し,意味的にも完結性をもっていて,1個の文としての機能を果しているとみなされる単語のことをいう。幼児の言葉の習得において、1歳を過ぎた頃から「ワンワン」「ブーブー」といった一語文で表現する。一語発話の時期には、敏感な応対的環境が重要となる。
1歳6ヶ月児童健康診査(いっさいろっかげつじどうけんこうしんさ)
市区町村を実施主体として行われる、公的な健康診査である。乳児の一般的な発達発育状態を把握するとともに、保護者には必要な指導や助言を行うこともある。
一斉保育(いっせいほいく)
カリキュラムに従ってクラス全員に同じ活動をさせる保育方法。別名、設定保育、クラス活動。幼稚園や保育園において、やりたいことを自由にやらせる「自由保育」と対照的な保育方法で、設定した教育目標を達成するために、一斉に歌、体操、お絵かき、工作などの活動をさせる保育方法。
異年齢保育(いねんれいほいく)
通常は同年齢によるクラスでの保育となっていても、「縦割り保育」や「預かり保育」などでは、異年齢児保育が行われる。異年齢による育ち合いの効果があるといわれている。
一時保育(いちじほいく)
1日単位で子供を預けることができる特別保育サービスのひとつ。
溢乳(いつにゅう)
胃の機能が未発達で、飲んだ母乳やミルクの逆流を起こし、げっぷとともに母乳・ミルクを吐いたり、口からたらしたりすること。
犬食い(いぬぐい)
食器を机のうえに置いたまま、食器に口をつけて、犬のように食べる様。
インクルージョン(いんくるーじょん)
障害のあるなしにかかわらず、子どもには個別的な存在として、個別的ニーズに適切に援助が保障されるとする教育の考え方。インテグレイション(統合)を発展させた教育。
インフルエンザ(いんふるえんざ)
冬にかけて流行することの多いウイルス性の感染症。インフルエンザと診断された園児は「出席停止」となる。
うつぶせ寝(うつぶせね)
乳児をうつぶせに寝かせること。
エピソード記述(えぴそーどきじゅつ)
保育者の立場から印象的かつ特筆すべき具体的な場面を事例かして記録化すること。実践の意味を検証していく有効な資料となるので、客観的に検討することができる。
エリクソン(えりくそん)
1902~1994年 アメリカの心理学者・精神分析家である。精神分析の立場から、人の生涯発達を8つのステージに想定し、それぞれの時期における克服する諸課題(アイデンティティの両極)を俯瞰。乳幼児期は人間形成の基盤と提唱した。
園児(えんじ)
保育園に通う子供の総称。
延長保育(えんちょうほいく)
特別保育サービスのひとつ。
園外保育(えんないほいく)
「郊外保育」「散歩」「遠足」などを「園外保育」と総称。行事的な取り扱いにとどまらず、日常的な保育として位置付ける。
園内研修(えんないけんしゅう)
園内であれば、日常的に行うことができる研修である。課題は日々の保育に関すること、地域や家庭との連携などさまざまである。
園外研修(えんがいけんしゅう)
職務命令により職場を離れての研修である。初任者研修、主任研修、園長研修、課題別研修、教員免許状更新講習などさまざまな研修が行われる。
園だより(えんだより)
連絡事項のみならず、園からの様々なメッセージが込められている。園の教育・保育の基本、子ども理解、保護者との共同性など保護者教育の媒体となるもの。
応答的環境(おうとうてきかんきょう)
子どもの好奇心をくすぐり、子どもがかかわってみたくなる環境のこと。物として存在する環境ではなく、子どものアプローチに反応していく環境。
応能負担(おうのうふたん)
福祉サービスを利用する際に、利用者の所得に応じて必要な費用が変動すること。認可保育園では保育サービスを利用する際に世帯の所得に合わせ保育料が変動するため、応能負担である。
お集まり(おあつまり)
自由保育から一斉保育に移行するときや、出欠席などを確認するために子供を集合させること。
おたふく風邪(おたふくかぜ)
流行性耳下腺炎のこと。耳の下にあるリンパ腺が腫れるため、おたふくのような面相になること。
お迎え(おむかえ)
保育園に預けた子供を連れて帰ること。
おむつかぶれ
赤ちゃんがおむつをあてている肌が蒸れたり、排せつ物で刺激を受けて赤くなること。
オペレッタ(おぺれった)
ミュージカルと同様の表現活動ある。行事としての発表会で行われることが多く、子供が楽しみ喜ぶ表現活動である。
開園時間(かいえんじかん)
朝、保育園が開く時間。
外気浴(がいきよく)
外の空気を浴び、風に当て、冷たい空気に当てて皮膚や呼吸器粘膜を鍛錬し、血管運動神経の作用を敏活にし、風邪などを引きにくくするような健康管理のための1方法。
開所時間(かいしょじかん)
保育園が開いている時間。
カウンセリングマインド(かうんせりんぐまいんど)
カウンセリングマインドとは、カウンセリング的に人と関わろうとする人が持つべき態度、考え、心構えのこと。専門家のカウンセラーではない保育者、教師、看護者にも、カウンセラーのスタンスと共通するところがある。子どもの思いやりや気持ちに寄り添う理解者としての暖かい姿勢が大切となる。
カリキュラム(かりきゅらむ)
保育の目的や目標を達成するための内容を子供の心身の発達に応じ、組織的に計画したもの。
学習(がくしゅう)
一般的には、経験を通じて行動に持続的な変化が生じる、ないし行動パターンが変化する現象のこと。学びと呼ばれることもある。
学習障害(がくしゅうしょうがい)
基本的に全般的な知的発達に遅れはないが、聞く、話す、読む、書く、計算する又は推論する能力のうち特定のものの習得と使用に、著しい困難を示す様々な状態を示すもの。
学童保育(がくどうほいく)
保護者の就労等によって保育を必要とする小学校通学児童に対する放課後保育サービス事業のこと。
片付け(かたづけ)
活動過程や活動終了段階における整理整頓のこと。整理整頓は、活動終了段階での活動にとどまらず、園生活の中ではさまざまなタイミングや場所で行われる。片付けは、環境構成であり、保育としての園生活で大切なことである。
家庭教育(かていきょういく)
保護者による養育を基本とする生活と教育のこと。家庭は社会における最小単位の生活基盤であり、家庭教育はその生活基盤として営まれる。現行の教育基本法では、生涯にわたる観点から、家庭教育を位置づけている。
家庭的保育(かていてきほいく)
委託を受け、個人の過程で行う在宅保育のこと。「保育ママ」「家庭福祉員」「昼間里親」などの呼称で知られる。
環境構成(かんきょうこうせい)
教育・保育を行うために必要な環境づくりのこと。「環境による」教育・保育が基本とされ、物的・心理的・人的・文化的など多面から構成される。
看護師(かんごし)
看護師国家試験に合格し、資格を有する者のこと。乳幼児は感染症にかかりやすく、病気の予防や看護の必要がある。その為、低年齢児を受け入れる保育所では、看護師の配置が望まれている。
カンガルーケア(カンガルーケア)
新生児を母親の裸の胸に抱いて密着させることで結びつきを強める行為。
かんしゃく
子どもが環境や成長に伴っておこす表現法の1つ。
関心(かんしん)
ある物事に特に心を引かれ、注意を向けること。
感染症(かんせんしょう)
環境中に存在する微生物が体内に侵入する事で引き起こされる疾患。流行性から突発的に広がるタイプがあり、感染経路の特定が重要。
関連機関との連携(かんれんきかんとのれんけい)
学校園との地域の他機関との互助的協力関係とのこと。教育・保育推進では、地域の特別支援学校をはじめとした諸学校園、保健所や病院、公民館、博物館、美術館、図書館などとの連携を図っていくこと。
カンファランス(かんふぁらんす)
保育を巡って保育者自らも参画する協議のこと実践、記録、子どもの状況、環境づくりなどについての検討をしていくもの。
危機管理(ききかんり)
大地震などの自然災害や、不測の事態に迅速・的確に対処できるよう、事前に準備しておく諸政策のこと。
基本的生活(きほんてきせいかつしゅうかん)
食事・睡眠・排泄・清潔・衣服の着脱の5つの生活習慣。子どもが心身ともに健康に育つために生活の基盤となるもの。
教育(きょういく)
人間を成長させるために物事を教えること。勉強や一般教養などを長い期間で身につくようにさせること。
教育課程(きょういくかてい)
幼児期にふさわしい生活を基礎づける教育の計画を、園生活の全期間にわたり見通しを持って編成する全体計画のこと。教育課程と一体的な計画として「指導計画」がある。
行事(ぎょうじ)
生活のひとつの節目になるものであり、子どもが歳時記を意識したり、家庭では味わえない経験を行うなど、自分なりに成長を実感したりする経験活動のこと。
興味(きょうみ)
行動を起こす際の動機であり、原動力のこと。
休日保育(きゅうじつほいく)
休日(日曜日,祝日,年末年始)に、保護者が仕事や病気などのために家庭で保育ができない場合に、保護者に代わって保育する制度。
吸啜反射(きゅうてつはんしゃ)
口に入ったものや唇に触れたものに吸いつこうとする動き。
驚愕反射(きょうがくはんしゃ)
ちょっとした音でもビクッと体を震わせたり、泣き出したりする動き。
緊急一時保育(きんきゅういちじほいく)
保護者の傷病、事故、出産、看護、冠婚葬祭の理由により小学校就学前の児童を緊急一時的に保育すること。
首すわり(くびすわり)
赤ちゃんがどんな姿勢をとっても首を自分で支えられる状態のこと。
劇遊び(げきあそび)
子どもの想像の世界で「ふり」や「つもり」を表現して楽しみ、演じたり、見たりすること。
経口感染(けいこうかんせん)
食べ物や飲み物を摂取し体内に取り込むことで罹患する発症経路のこと。
月案(げつあん)
子どもの生活の継続性を考えながら 1ヶ月間を見通して活動を具体化して立てる指導案のこと。
月案指導計画(げつあんしどうけいかく)
園生活1か月を単位とした中長期の指導計画のこと。「ねらい」「内容」「環境構成」「生活や遊び」「指導の要点」「家庭・地域・学校との連携」等の観点から記載していく。
下痢(げり)
ウイルス感染や消化不良などの何らかの体調不良から、ゆるい液状の便が大量に出る症状のこと。
検温(けんおん)
体温を計ること。
喧嘩(けんか)
お互いの主張のぶつかり合うこと。調整力が十分には身についていないことから、行動的抵抗、泣き、ののしり、拒絶などによって、互いの関係が一時的に揺らぐこと。
原始歩行様運動(げんしほこうよううんどう)
赤ちゃんの両わきのしたを手で支えて立たせて、赤ちゃんの体を前傾させると足を交互に踏み出す動き。
誤飲(ごいん)
様々な物への興味から口に入れ誤って飲み込むこと。
降園(こうえん)
保育園から帰宅すること。
口唇ヘルペス(こうしんへるぺす)
疲れやストレスに体調の悪い状態が重なってできる水ぶくれです。唇の上や周囲にできて、悪化すると上手にミルクが飲めなくなったり細菌が侵入して真っ赤にただれることがある。
交流保育(こうりゅうほいく)
さまざまな人々との交流を子どもの育ちにいかしていく保育の方法。園内で異年齢の子ども、外国籍の子ども、障害を持つ子どもたちなどとのかかわりを持つこと。
午睡(ごすい)
昼寝のこと。
公開保育(こうかいほいく)
園内職員、海外の人たちへの保育の公開し、広く意見や知見を交わす機会のこと。保育者が自らの保育を公開することにより、新たな視点を得ることができるというもの。
コーナー保育(こーなーほいく)
多様な活動や経験を動機づけていくために、いくつかの活動ブース(コーナー)が計画的に設けられ、子どもが選択的に遊ぶ活動方法。
戸外遊び(こがいあそび)
園庭や野外などの戸外環境で楽しむ遊びのこと。
孤食(こしょく)
家庭内で集まって食事をとらず一人で食事をすること。
子育て支援(こそだてしえん)
子育てに不安や悩みを抱いたり、ストレスを感じたりしている子育て中の親、あるいは保護者への支援のこと。助言をしたり、相談を受けるなどの役割機能が幼稚園や保育所に期待されている。
五大栄養素(ごだいえいようそ)
炭水化物・たんぱく質・脂質・ビタミン・無機質。
ごっこ遊び(ごっこあそび)
子どもなりにさまざまなイメージを膨らませて「見立て」による想像遊びのこと。
子ども子育て支援制度(こどもこそだてしえんせいど)
「子ども・子育て会議」による検討を受けて、2015(平成27)年度に本格的スタートを想定した支援の新制度のこと。「関連3法」を基に、認定こども園、幼稚園、保育所などでの支援を行うもの。
子どもの権利条約・人権(こどものけんりじょうやく・じんけん)
児童の権利に関する条約。子どもの基本的人権尊重は、憲法においても定められている。こどもの人権が侵害されることなく、最善の利益と幸せを保障する旨の権利条約を日本は批准している。
五大栄養素(ごだいえいようそ)
生命の維持や活動の為に必要な物質のこと。炭水化物・たんぱく質・脂質・ビタミン・ミネラルのこと。
ごっこあそび(ごっこあそび)
『ままごと』『お花屋さんごっこ』といった何かになったつもりになって遊ぶこと。
個別計画(こべつけいかく)
3歳未満児については、一人一人の子どもの生育歴、心身の発達、活動の実態等に即して、個別的な計画を作成すること。
コーナー保育(こーなーほいく)
保育者がある子どもの活動を意図したり、予想したりしながら、その活動に適した場所に必要とされる道具や材料などの設定を行うこと。製作コーナー、ままごとコーナーなど。
混合栄養(こんごうえいよう)
母乳と人工栄養をあわせて乳児に栄養を与えること。
栽培(さいばい)
花、野菜、果物などの生長にふれる世話全般のこと。季節の植物を園で栽培し、種や苗から収穫までの過程を、毎日の世話から感じ取るもの。植物の芽吹き、色づき、実りなどの気づきに好奇心や感動が膨らむことを目的とするもの。
産休明け保育(さんきゅうあけほいく)
出産後8週間の産後休暇明け直後から保育所を利用すること。
3歳児健康診断(さんさいじけんこうしんだん)
4歳未満3歳児を対象とした心身の健康診断のこと。市区町村が実施主体となって、3歳児健康診断を実施している。身体面の検診をはじめ、言語、運動、聴覚、情緒、習癖、社会性など幅広い面から、発達・発育状態を把握し助言する。
3年保育(さんねんほいく)
3歳児から受け入れられる3年間の保育実績のこと。満3歳4ヶ月から小学校就学までの3年間にわたり幼児を受け入れる幼稚園における保育の総称。満3歳から受け入れることも可能。
散歩(さんぽ)
行事的な園外保育や遠足とは異なる。日頃から季節、その時々の天候・気象、地域の自然や文化・社会環境などにふれ、その地域の持ち味を園での生活や遊びに取り入れる保育の一つ。
自我意識の芽生え(じがいしきのめばえ)
出産後の初期からなにかしらの自己意識が形成される。周りの人やものとのやり取りのくり返す過程で、混沌とした自己から徐々に意識化される主体としての自己が膨らむこと。
自己評価(じこひょうか)
園内及び園外(第三者)によって保育にかかわる状況について行う点検・分析・検証。これによって、保育の質向上と質保障。実践に踏み込んで定期的・継続的に行われる。
視診(ししん)
登園時に行う子供の健康観察と対応のこと。目で見て診察すること。子どもの一人一人と健康状態を把握するための医療行為としての呼称。保育では「健康観察」とも言われています。
児童(じどう)
児童の権利条約、児童福祉法において、ほぼ同様の受け止めがなされる。児童福祉法では、児童を「乳児」「幼児」「少年」として分類する。児童は全面的に保護育成の対象となる。
児童虐待(じどうぎゃくたい)
子どもに対する虐待は、親意識の未熟と関係するし、虐待は子どもの人権、生命、幸せをも剥奪してしまう。児童虐待防止の法律が2000(平成12)年に施行。園の子育て支援とも密接に関連している。
児童手当(じどうてあて)
中学校修了までの児童に対する家庭への手当て。
児童票(じどうひょう)
保育所・保育園に入所・入園している子どもと、その保護者の基本的な情報が記録されている書類のこと。
児童の最善の利益(じどうのさいぜんのりえき)
「児童の権利に関する条約」(第3条)に規定。子どもは、将来的・長期的に公的・私的にも、その置かれる状況において最大限の権利が保障される存在であるというもの。
児童福祉法(じどうふくしほう)
すべての児童の健全育成と生活保障、愛護を実現するために、1947年に制定された児童福祉に関する基本的・総合的立法のこと。
児童福祉施設(じどうふくししせつ)
児童(18歳未満の子ども)を支援する施設を指す。保育園も児童福祉施設に該当する。
自発性(じはつせい)
身近なさまざま環境に対して意識化しないにもかかわらず、向かったりかかわったりしようとする衝動感のこと。
自閉症(じへいしょう)
対人関係やコミュニケーションの障害。環境や行動への反復的・常道的・執着なこだわり行動を示す。
シャッフリングベイビー
はいはいが積極的ではない赤ちゃんの中には、お座りしたままお尻で床を滑って移動するタイプがあり、このような動きを好む赤ちゃんのこと。
社会性(しゃかいせい)
幼稚園や保育所の生活では、一緒に遊ぶ、言葉を交わす、生活習慣の自立、範囲意識などが、他社とのかかわりの基盤になる。自律した社会生活を進めていく資質・能力が必要となっていく。
社会的養護(しゃかいてきようご)
保護者のいない児童、保護者に監護させるに適当でない状況にある児童を公的責任で養育・保護し家庭への支援を行う。
週案・指導計画(しゅうあん・しどうけいかく)
前週の幼児の姿を踏まえて、各週の指導計画を作成するもの。日の指導計画との関連からも、「ねらい」「内容」「環境構成」「活動・遊び・生活」「かかわり」等を具体化して作成していく。
集団遊び(しゅうだんあそび)
複数の子どもが遊びの世界を共有し合う遊びのことで、特定の遊びではない。子どもが相互にイメージやルールを確かめ合いながら進める遊びの様態のこと。
少子化(しょうしか)
子どもの数か少なくなったとする社会現象のこと。近年、合計特出生率に示されているように、子どもの数が少なくなってきている。
情操(じょうそう)
善いものにふれて培われ育まれる心の豊かさのこと。さまざまな感情、価値、感動の体験は、情操を育む、環境基盤があります。幼稚園、保育所、家庭での心豊かな生活、地域の素晴らしい環境に出会いふれあう生活を配慮していくことが大切である。
情緒の安定(じょうちょのあんてい)
安心・安定・自信を感じ取っていく生活の基本となるもの。温かく受容的な雰囲気や環境により、情緒が安定する。「保育所保育方針」では養護に関する「ねらい」「内容」として「生命の保持」と「情緒の安定」が示されている。
食物アレルギー(しょくもつあれるぎー)
アレルゲン物質の入った食品を摂取することで蕁麻疹や呼吸器系に影響が出ること。
自由保育(じゆうほいく)
好奇心、興味、関心を最大限に受け止められる自由感のある保育のこと。「自由保育」が「自由遊び」の形態と混同されるところもある。
出生率(しゅっせいりつ)
その地域における1年間の出生数をその年の人口で割って、人口1000人について何人生れたかを示すこと。
就労証明(しゅうろうしょうめい)
保育園入園の際、役所に提出する書類のこと。
情操教育(じょうそうきょういく)
真理、道徳、芸術、宗教などを愛するような知的に養われた高度の感情の発達を誘導する教育のこと。
除去食(じょきょしょく)
汎用的なアレルギー成分を取り除いた食事
初乳(しょにゅう)
赤ちゃんが生まれてから、最初の数日間程出る母乳のこと。
障害児保育(しょうがいじほいく)
障害を持つ子どもに対する保育事業のこと。
食育(しょくいく)
トマトやきゅうりなど子どもの生活に身近な野菜や果物を園内で育て、子どもと一緒に収穫し、調理して食べるという保育プログラム。
スキンシップ(すきんしっぷ)
子どもとの間での心理的・親密的なふれあいのこと。肌と肌とのふれあいには、子どもに安心感や安定感をもたらすと言われ、子どもと保育者、子どもと保育者に(親)との間における心と体のふれあいには、信頼関係の構築につながる大切な関わりである。
ずりばい
はいはいの入門的な運動で、手をついて、お腹を床に着けたまま腕の力と腰のひねりで前進すること。
生活カリキュラム(せいかつかりきゅらむ)
園生活における子どもの生活経験を基にするとともに、生活経験を見通したカリキュラムの編成のこと。
生活リズム(せいかつりずむ)
睡眠、活動、休息などが安定した生活展開のこと。乳幼児期には、毎日の安定した生活のリズムは不可欠です。一日の生活活動・内容をどのように配慮していくのかが、デイリープログラムによる保育の基本となります。
責任実習(せきにんじっしゅう)
実習生が学級担当の役割を担い、一日に責任を持って取り組む仕上げの段階での実習のこと。担任の指導を受けて「日の指導計画」を作成し、登園から降園までを受け持つ実習方法である。
設定保育(せっていほいく)
保育者が明確な指導意図を持ってあらかじめ活動を計画し、子どもを動機づけて保育を行う方法。
接触感染(せっしょくかんせん)
病原が付着した手や器具などを介し罹患する病気
咀嚼(そしゃく)
よく噛んで食べること。
卒乳(そつにゅう)
赤ちゃんが自分の意思で母乳やミルク中心の食生活から、離乳食を中心とした栄養摂取に変えていくこと。
ゾーニング保育(ぞーにんぐほいく)
以前にはコーナー保育とし、保育士が数種類の活動を用意し子ども達がそれに取り組むといった考えで、区分された範囲内で限定した活動。
待機児童(たいきじどう)
保護者が保育所を利用することを希望しているが、空きがないため就業を見合わせたり他の保育サービスを利用したりして、入所を待っている状態の児童のこと。
退行現象(たいこうげんしょう)
防衛規制の一つで、すでにある段階に到達したものが心理的安定を求めてより未発達な段階に逆戻りすること。たとえば、下の子が生れたとたんにおねしょを始めるといった現象。
第三者評価(だいさんしゃひょうか)
保育の需要増大、及び多様化、保育のサービスに関する規制緩和の促進等に対応して、保育の質的向上を目的とするもの。
高ばい(たかばい)
両手をついて、膝を伸ばした状態で足の裏を床につけて移動すること。
脱水症状(だっすいしょうじょう)
体内水分が欠乏状態になって起こる症状。
縦割り保育(たてわりほいく)
異年齢の子供で構成されたクラスで行う保育。主に3・4・5歳で構成される。
探索活動(たんさくかつどう)
好奇心からさまざまな環境にかかわる活動のこと。子どもは自らの好奇心から周りの環境にかかわり、さまざまなことを感じ取っていく。
地域子育て支援(ちいきこそだてしえん)
全ての子どもの健やかな成長の ために適切な環境が等しく確保されるよう、国若しくは地方公共団体又は地域における 子育ての支援を行う者が実施する子ども及び子どもの保護者に対する支援をいう。
チック
自分の意志とは関係な言動が反復される症状です。手の震えやまばたき、意味のない発声など、癖のように繰り返すこと。
調製粉乳(ちょうせいふんにゅう)
「生乳、牛乳若しくは特別牛乳又はこれらを原料として製造した食品を加工し、または主原料とし、これに乳幼児に必要な栄養素を加え粉末状にしたもの。
調乳室(ちょうにゅうしつ)
赤ちゃんのミルクをつくる部屋。
つかまり立ち(つかまりだち)
赤ちゃんが何かにつかまって二足歩行で立つこと。
定員(ていいん)
保育園における受け入れ可能人数。人数に応じて保育士の配置基準が存在する。
デイリープログラム(でいりーぷろぐらむ)
乳児保育で作成される一日の生活の流れ図のこと。登園から降園までの生活時間を追って示したもので、一日のおおまかな生活、活動、保育の目安となっていくもの。
手足口病(てあしくちびょう)
1960年代の後半から発生し、70年代になって急速に増えてきた、新顔のウイルス性発疹症。手足に小さな水泡がでる。
手遊び(てあそび)
歌いながらその歌詞の内容に似合った手や指の動きをする中で、歌詞や手・指の動きを楽しむ遊びのこと。
低体重児(ていたいじゅうじ)
出生体重が2500g未満の赤ちゃんのこと。
トイレトレーニング
おむつはずれの日を迎えるために、子どもがおしっこをしたいことを伝えられるようにし、トイレの使い方がわかるようにママがはたらきかけをすること。
登園許可(書)(とうえんきょかしょ)
お子様が特定の病気に罹った場合、保育園へ登園するために必要な証明書のこと。
とびひ
強い痒みと細菌を含む水泡を伴います。傷口から感染するので、感染力が強いのが特徴。
慣らし保育(ならしほいく)
新入園の時期、子供が保育園に慣れるまでの期間。
喃語(なんご)
ブーブー、アーアーなど特定の意味を持たずコミュニケーションの手段とならない乳児の発声。
握り反射(にぎりはんしゃ)
赤ちゃんの手のひらや足の裏を指で触れると握るような動き。
二語文(にごぶん)
言葉(単語)を二つ並べていうこと。
入歯(にゅうし)
胎児の顎の骨から生成され、永久歯に生え換わる前に生え揃う歯のこと。
乳児(にゅうじ)
一歳に満たない子供のこと。
乳児期(にゅうじき)
生後1年ないし1年半の時期の子どもの総称。発達の特性から区分される考え方として乳児期があり、愛着要求、分離不安、前語源的感覚の獲得、生理的自立行動、身体的に急激な発達、運動発達など、まばゆい成長の時期といわれている。
乳児保育(にゅうじほいく)
産休明けの0才児を保育園で預かるサービスのこと。
乳幼児(にゅうようじ)
小学校就学前と乳児と乳児を合わせた呼称。乳幼児は、低年齢の児童に傾斜する響きがあり、幼稚園ではなく保育所において主として用いられる用語の一つ。
認可外保育施設(にんかがいほいくしせつ)
児童福祉法上の保育所に該当しない保育施設であり、認可外保育所・認可外保育施設と呼ばれ、設置には児童福祉法第59条の2[1 1]による届出が必要とされる施設である。無認可保育所と呼称されることもある。
認可保育園(にんかほいくえん)
児童福祉法に基づく児童福祉施設。施設の広さ、保育士の数、給食施設などの一定基準をクリアして認可された保育園のこと。
認定こども園(にんていこどもえん)
幼稚園、保育所等のうち「就学前の子どもに幼児教育・保育を提供する機能」「地域における子育て支援を行う機能」の2つの機能を備え、認定基準を満たし、都道府県知事が認定した施設のこと。
寝返り(ねがえり)
それまで周囲に助けられて体の向きを変えていましたが、自力で回転して仰向けの状態からうつぶせの状態に反転すること。
熱性けいれん(ねっせいけいれん)
乳幼児に多くみられる発熱時のけいれんのこと。
年少児(ねんしょうじ)
3才の保育園児の呼び方。
年中児(ねんちゅうじ)
4才の保育園児の呼び方。
年長児(ねんちょうじ)
5才の保育園児の呼び方。
ノロウィルス
ウィルス性胃腸炎を起こす代表的なウィルスの一つ。下痢便と嘔吐、発熱などの症状が起こる。
はいはい
赤ちゃんが両手両足を動かして自ら動く動作です。個人差はありますが、生後6~10ヶ月に始める赤ちゃんの運動発達のこと。
発達(はったつ)
からだ・精神などが成長して、より完全な形態や機能をもつようになること。
麻疹(はしか)
発疹と共に高熱が出る感染症。生後6か月くらいからかかり、最近は年長児や大人でかかる割合も増加している。
発達障害(はったつしょうがい)
何らかの要因によって発達し支障のある状態。脳障害に起因して、認知、言語、運動、社会的行動などに重度・軽度障害が生じる。
発達段階(はったつだんかい)
ある時期にみられる独自の質的特徴をもとに、ある時期をほかの時期から区別し独立した時期(段階)のこと。
パネルシアター(ぱねるしあたー)
ネルをはったボードに、不織布にかかれた絵をはって演じる舞台。
パラシュート反応(ぱらしゅーとはんのう)
両わきを支えて赤ちゃんを持ち上げて、体を前に傾けたときに、両腕を前に出して、体を支えようとする反応のこと。
腹ばい(はらばい)
赤ちゃんがお腹を下にして寝そべる状態のこと。
人見知り(ひとみしり)
赤ちゃんが自分の認識している以外の人に対して極度の注意を払う行為。
飛沫感染(ひまつかんせん)
咳、くしゃみなどで菌が拡散し罹患すること。インフルエンザなどが飛沫感染で広がる代表的な病気
ヒヤリ・ハット(ひやり・はっと)
重大な事故や事件には至らないものの、繋がってもおかしくない一歩手前の事例のこと
病児保育(びょうじほいく)
病気にかかった子どもを預かる施設。主に病院が中心となり、保育園は預かる園とそうでない園に分かれる。
プール熱(ぷーるねつ)
夏に多くみられるアデノイドウイルスによる風邪
ペープサート(ぺーぷさーと)
ペーパー・パペット・シアターの略語。2枚の画用紙に登場人物を描き、紙の中心に竹串を挟んでうちわのような形になつように貼り合わせ、おはなしに合わせて表と裏をくるくる返して演じる人形劇のこと。
風疹(ふうしん)
三日はしかとも呼ばれる感染症。
部分実習(ぶぶんじっしゅう)
責任実習の準備段階で行う部分場面の実習のこと。一日の比較的まとまりある生活や活動に焦点を置いて、体験的に指導に取り組む実習方法。部分についての「指導計画」(指導案)を作成し、実習終了後に振り返りを行う。
プリスクール(プレスクール)
英語教育(あるいは英語を日常言語とした)を中心とした保育サービス。
ベビーホテル(べびーほてる)
宿泊を伴う保育サービス提供の無認可施設のことで夜間の長時間や宿泊により乳幼児を預かる保育施設の通称。
偏食(へんしょく)
ある特定の食品を嫌って食べない状態や、ある食品を好んで、それがないと食事が進まない状態。
保育士(ほいくし)
児童福祉法に規定されている児童福祉施設において児童の保育に従事する専門職で、資格は厚生労働大臣の指定する指定保育士養成施設を卒業した者、または保育士試験に合格した者のいずれかに該当する者のこと。
保育室(ほいくしつ)
保育所での幼児の生活の拠点であり、保育者と幼児が一緒に生活をする"居間"のような感覚の場所。
保育ソーシャルワーク(ほいくソーシャルワーク)
課題を抱える人の相談に乗り、必要とする物・情報を専門的な見地から提案するなどサポートする活動。一人ひとりの家庭環境と制度が複雑化しており、正確・的確な意見が求められている。
保育ママ(ほいくまま)
保育士、教員、看護師、保健師などの資格を持つ人や子育ての経験がある人などが、自治体から委託されて家庭で保育できない子どもを、少人数自宅で預かる人のこと。
保育料(ほいくりょう)
前年の保護者の収入に応じて預ける子供の年齢により決定される料金のこと。
保育単価(ほいくたんか)
保育所措置児童ひとりの1ヶ月に要する金額のこと。保育単価を基準に、保育所入所店員を乗じて、保育所を運営する経費が計上される。
母子関係(ぼしかんけい)
子どもと母親との温かく穏やかな持続的関係のこと。子どもにとって、とりわけ母親は身近な応答的な環境となり、愛着(アタッチメント)の形成によって子どもには安心感が芽吹いていく。父親、保育者との間においても同様である。
母性(ぼせい)
子どもを温かく包み込む感性的意識行動のひとつ。母親にあるとされる「母親らしさ」で、子どもとの向き合いの中で醸し出される。
母乳(ぼにゅう)
乳児に最適な栄養が含まれ、消化吸収も良く、多くの免疫物質が含まれる。また母と子の愛情を深める役割も大きい。
哺乳反射(ほにゅうはんしゃ)
意志とは関係のない反射的な動きのこと。
哺乳瓶(ほにゅうびん)
人工的に赤ちゃんに授乳するための道具。
保護者会(ほごしゃかい)
幼稚園および保育所において在園児の保護者で構成される組織のこと。
マグ
取っ手がついたカップのこと。
ままごとコーナー(ままごとこーなー)
家庭的な雰囲気を演出する遊びのコーナー。遊戯室、保育室、ベランダ、園庭などのいたるところで、ままごと遊び環境が配慮される。家庭で感じ取っている食事作り、親子遊び、子育て、家事などが遊びとなる。
水いぼ(みずいぼ)
伝染性の軟属腫ウィルスによってできる淡い紅色の丘疹のこと。
民間保育園(みんかんほいくえん)
私立の保育園のこと。
民生委員(みんせいいいん)
住民の生活状況を鑑み情報提供を行ったり、相談に乗る等が業務。児童委員も兼務する。
無認可保育園(むにんかほいくえん)
認可外保育施設と同意味。
ムーブメント教育(むーぶめんときょういく)
子どもの発達を促すために体を動かすことを主体にした教育が必要であるという考え。
モロー反射(もろーはんしゃ)
赤ちゃん特有の原始反射のひとつで、顔を正面にして寝かせてから頭をささえて少し引き起こし、急に頭部を支えていた手を緩めてみると、赤ちゃんが手を前に突っ張る仕草をすること。
モンテッソーリー(もんてっそーりー)
イタリアのローマで医師として働いていたモンテッソーリは知的障害児へ感覚教育法を施し知的水準を上げるという効果を見せる。1907年に設立した貧困層の健常児を対象とした保育施設「子どもの家」において、その独特な教育法を完成させ、以後、モンテッソーリ教育を実施する施設は「子どもの家」と呼ばれるようになる。
夜間保育(やかんほいく)
おおむね午後10時頃まで行われている保育形態のこと。多くは社会福祉法人の保育所において行なわれ、夜間保育のみを行う保育所を基本としている。
揺さぶられっ子症候群(ゆさぶられっこしょうこうぐん)
赤ちゃんに「たかいたかい」を激しくしたり、強く揺するようにしてあやしたり、強くゆさぶることで頭蓋内出血や硬膜下出血などを起こすこと。
指しゃぶり(ゆびしゃぶり)
吸うことだけが唯一の摂取手段である乳児が、哺乳だけで満足しないとき、その代償として指を吸うようになること。
幼児(ようじ)
児童福祉法における幼児とは、満1歳から小学校就学の始期に達するまでの者。
学校教育法に定められた学校の一種で文部科学省管轄の教育施設。対象は満3歳から小学校就学までの幼児。1日最大4時間を標準とし、年間で39週を下らない週数にわたって行われる。
幼・保・小の連携(よう・ほ・しょうのれんけい)
幼稚園・保育園・小学校が連携を図る事で、課題を共有する事が出来る。また、それぞれの特性の違いを元に相互に課題点を補完する事が出来る。
幼保一元化(ようほいちげんか)
小学校に入学する前の幼児が、幼稚園と保育園に分かれて保育を受けていることに対し、これを一元化することで、教育水準の均等化とサービスの効率化を目指す政策。
夜泣き(よなき)
一度眠りについた赤ちゃんが、浅い眠りのときに半分目覚めて泣くこと。
読み聞かせ(よみきかせ)
子どもに本を読み聞かせるという行為。
リズム遊び(りずむあそび)
リズムを楽しむことを中心にした音楽活動として保育活動に用いられる。身体の動きや楽器を用い、音楽に合わせて歩いたり走ったりする。また動物の動きなどをイメージして身体表現する。
リトミック(りとみっく)
リズム表現教育を体系化したフランス語の音楽教育方法の一つ。リズムは人間の身体と音楽に共通する要素であるとして、ここに着目してリトミックが開発された。リズム運動、即興演奏などをそれぞれ関連させた指導展開を工夫していくもの。
離乳食(りにゅうしょく)
乳幼児に対して栄養源を母乳やミルクから切り替えるための食品のこと。
離乳食初期(りにゅうしょくしょき)
ヨーグルトのように、なめらかにすりつぶした、噛まずに飲み込める柔らかさのもの。
離乳食中期(りにゅうしょくちゅうき)
指でつまむと力を入れなくてもラクにつぶれるベタベタ状。前半は絹ごし豆腐、後半は木綿のような柔らかさのもの。
離乳食後期(りにゅうしょくこうき)
指でつまんで少し力を入れると潰れるバナナくらいの固さのもの。
離乳食完了期(りにゅうしょくかんりょうき)
カミカミ期よりやや固く、やわらかめの肉団子、柔らかく煮たニンジンの固さのもの。
りんご病(りんごびょう)
頬が発疹で鮮やかな赤色を帯びる病気。
ルソー
スイスの思想家。子どもの活動に制限を加えず、自由に育てる事の重要性を説き、著書「エミール」では消極的教育を主張した。
わらべ歌(わらべうた)
一般的に自然発生した伝承的な子どもの遊戯歌のこと。
ワークライフバランス(わーくらいふばらんす)
仕事、家庭生活、子育てを両立させる生き方のこと。WLBが持続可能で成熟した会社の指標として考えられ、だれもが働きながら、家庭生活や子育てを両立することが基本となる。背景として男女共同参画社会の構築があげられる。
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平成26年保育士試験問題 part1
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平成26年保育士試験問題 part3
平成26年保育士試験問題(一般社団法人 全国保育士養成協議会(東京都豊島区)実施)の過去問題となります。腕試しにチャレンジしてみてください。なお、誤字・脱字などございましたら、お手数ですが弊社セントスタッフ(0120-106-391 担当:阿部)までご連絡頂き、主催者へのご連絡はご遠慮下さいますようお願い申し上げます。
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子どもの保健
問1 次の文は、ヒトの体の構成要素に関する記述である。適切な記述の組み合わせを一つ選びなさい。
A ヒトの体を構成する元素には、酸素、炭素、水素、窒素などがある。
B ヒトの体には、鉄、亜鉛、マグネシウム、銅などの金属がある。
C ヒトの体には、タンパク質、糖質、脂質などがある。
D ヒトの生命維持には酸素が必要であり、新生児では口呼吸で取り入れる。
E ヒトの生命維持には窒素が必要であり、呼吸器を通して空気から摂取される。
(組み合わせ)
1 A B C
2 A C D
3 B C D
4 B D E
5 C D E
-
正解は
- 1
問2 次の文は、世界保健機関(WHO)憲章の前文にある健康の定義(官報訳)である。
( A )~( D )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
健康とは、( A )肉体的、( B )及び( C )福祉の状態であり、単に( D )又は病弱の存在しないことではない。
(組み合わせ)
A B C D
1 概ね 精神的 すべての 不健康
2 完全な 精神的 心理的 疾病
3 より良い 社会的 精神的 疫病
4 完全な 精神的 社会的 疾病
5 概ね 社会的 心理的 不健康
-
正解は
- 4
問3 次の文は、予防接種に関する記述である。( A )~( D )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
BCGは( A )を予防するために接種されるが、( B )であるため細胞性免疫に不全のある場合( C )による感染症を惹起することがある。生後間もなくは、特殊な細胞性免疫不全症の診断が困難であるため、接種時期が「生後6か月に至るまで」から「生後( D )」へと変更になった。
(組み合わせ)
A B C D
1 結核 不活化ワクチン 結核菌 1歳に至るまで
2 麻疹 精製ワクチン 夾雑物 1歳以上
3 結核 生ワクチン 結核菌 8か月に至るまで
4 麻疹 生ワクチン 麻疹 1歳以上
5 結核 生ワクチン BCG 1歳に至るまで
-
正解は
- 5
問4 次の文は、乳幼児突然死症候群に関する記述である。適切な記述の組み合わせを一つ選びなさい。
A 乳幼児突然死症候群は、主に1歳以上2歳未満の子どもにみられる。
B 乳幼児突然死症候群は、睡眠中の原因不明の窒息が死亡原因である。
C 乳幼児突然死症候群は、睡眠中に呼吸運動の低下がおこった場合、それに抗するための覚醒反応の低下があるとされている。
D 乳幼児突然死症候群を診断するためには解剖所見が必要である。
E 乳幼児突然死症候群は、夜間に限って睡眠中に生じる疾患である。
(組み合わせ)
1 A B
2 A E
3 B C
4 C D
5 D E
-
正解は
- 4
問5 次の文は、母子健康手帳についての記述である。適切な記述の組み合わせを一つ選びなさい。
A 母子健康手帳の原形は、昭和 17 年から始まった妊産婦手帳にみることができる。
B 平成 24 年度新様式では、乳幼児身体発育曲線が改訂された。
C 平成 24 年度新様式では、便色の確認の記録(便色カード)の頁が設けられた。
D 平成 24 年度新様式では、離乳開始前の果汁摂取に関し、それまでの記述が改められた。
E 平成 24 年度新様式では、省令様式でなくなり、項目の例示はあるが市町村による任意の様式となった。
(組み合わせ)
1 A B C
2 A B E
3 A D E
4 B C D
5 C D E
-
正解は
- 1
問6 次の文は、児童虐待のリスク要因に関する記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。
1 虐待にいたる保護者側のリスク要因として、被虐待経験、産後うつ病など精神的に不安定な状況、子どもへの愛着形成が十分行われない場合などがある。
2 虐待にいたる子ども側のリスク要因として、低出生体重児、障害のある子ども、何らかの育てにくさをもっている子どもなどがある。
3 虐待にいたる養育環境のリスク要因として、子ども連れの再婚家庭、親族や地域社会から孤立した家庭、配偶者からの暴力など不安定な状況にある家庭などがある。
4 虐待のリスク要因を発見した場合、保育所は児童相談所に通告しなければならない。
5 保育所は、日常の保育の中で虐待のリスク要因を把握しやすい場であり、児童虐待の予防と早期発見に重要な役割を担っている。
-
正解は
- 4
問7 次の文は、子どもの事故に関する記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。
1 日常生活において身近にある物や生活環境が事故の原因となっている。安全な生活・保育環境を整えることや保護者への保健指導を行えば、事故はすべて防止可能である。
2 子どもの頭部外傷の原因は、転倒、転落や交通事故が多い。外傷の状況によっては被虐待児症候群である可能性も考慮し、頭部のみならず全身観察を行い、新旧の外傷の有無も確認する。また、事故の状況に関する保護者の説明があいまいな場合は注意を要する。
3 乳児期後半から幼児期の子どもは、いろいろな物に興味を示し、手で触れるものを口へ運ぶため、誤飲・誤嚥の事故をおこしやすい。乳幼児の手の届く範囲に、原因となる物を置かないようにする。
4 乳幼児の不慮の事故死として、溺水にも注意を払わなければならない。0~1歳までの溺水の多くは、家庭の浴槽でおこっており、保護者への指導が重要である。幼児期以降年齢が高くなると、プールや湖・海・川など野外での溺水が多くなる。
5 溺水の予後は、低酸素血症による脳障害の程度が大きく影響する。事故発生時は自発呼吸の有無、心停止の有無、意識状態を観察し、すみやかに救急処置を行うことが大切である。
-
正解は
- 1
問8 次の文は、大災害による被災後の子どもの気になる言動や行動とその対応に関する記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。
1 被災後の乳児には、夜泣き、寝つきがわるい、少しの音にも反応する、表情が乏しくなるなどの行動が見られることがある。
2 被災後の乳児に気になる行動が見られる場合、大人が落ち着いた時間をもち、話しかけたり、スキンシップをとることが大切である。
3 被災後の幼児には、赤ちゃん返り、食欲低下、落ち着きがない、無気力、無感動、無表情、集中力低下、泣きやすい、怒りやすい、突然暴れるなどいつもの子どもと異なった行動が見られることがある。
4 被災後の幼児に気になる行動が見られる場合、子どもの行動の意味を親や家族へも説明し、保育の現場では一緒に遊んだり、抱きしめて「だいじょうぶ」と伝えるとよい。
5 年齢の高い子ども(幼児~学童)では、周りの事情や状況が理解できるため、暴力的な遊び、フラッシュバックなどが見られることはない。
-
正解は
- 5
問9 次の文は、子どもの発育(成長)・発達に関する記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。
1 本来、子どもには育ち学ぶ力が備わっており、その将来にはさまざまな可能性を秘めている。
2 子どもとその家族は、育児や健康にかかわる多様な支援が必要であり、現在は十分な支援を受けている。
3 子どもは、たとえ病気や障害があっても、それぞれの健康レベルに応じて、各時期に特有の発達課題を達成していくことが大切である。
4 保育士等は子どもの発育(成長)・発達を阻害する因子を取り除き、また、自己の体調や健康管理ができるように支援すると同時に、子どもが自分自身をどのようにとらえているかにも注目する。
5 保護者に対しては、育児にかかわる一般的な知識の提供や、育児不安を緩和する精神的支援が大切である。
-
正解は
- 2
問 10 次の文は、日本の人口動態統計上の出生や死亡に関する記述である。誤ったものを一つ選びなさい。
1 2012 年の出生数は約 104 万人であり、2000 年の約 119 万人と比較して減少した。
2 2012 年の乳児死亡率(出生千対)は 2 . 2 であり、2000 年の 3 . 2 と比較して減少した。
3 2012 年の新生児死亡率(出生千対)は 1 . 0 であり、2000 年の 1 . 8 と比較して減少した。
4 2012 年の妊産婦死亡率(出産 10 万対)は 4 . 0 であり、2000 年の 6 . 3 と比較して減少した。
5 2012 年の合計特殊出生率は 1 . 36 であり、2000 年の 1 . 41 と比較して減少した。
-
正解は
- 5
問 11 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
言葉の遅れが認められた3歳の男児。
【設問】
次のうち、この子どもで疑われる精神医学的問題として正しいものを○、誤ったものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 学習障害
B 表出性言語障害
C 反抗挑戦性障害
D 知的障害
E 広汎性発達障害
(組み合わせ)
A/B/C/D/E
1 ○○○××
2 ○×○××
3 ○××○○
4 ×○○○×
5 ×○×○○
-
正解は
- 5
問 12 自閉症を早期に発見するためには、その特徴を理解しておくことが重要である。
次の文のうち、自閉症のハイリスク児の特徴として正しいものを○、誤ったものを ×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 母親の後追いをするなどの行動がみられない。
B 自分が興味を持って手にしたおもちゃを相手に差し出して見せることをしない。
C 非言語的コミュニケーションが乏しい。
D 見立て遊びをしない。
(組み合わせ)
A/B/C/D
1 ○○○○
2 ○○××
3 ×○×○
4 ××○×
5 ×××○
-
正解は
- 1
問 13 次のうち、「発達障害者支援法」における発達障害の定義にあてはまるものとして正しいものを○、誤ったものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 自閉症
B アスペルガー症候群
C 学習障害
D 摂食障害
E 感情障害
(組み合わせ)
A/B/C/D/E
1 ○○○××
2 ○×○××
3 ○××○○
4 ×○○○○
5 ×○×○○
-
正解は
- 1
問 14 次のうち、障害の主たる異常が食行動にみられるものとして正しいものを○、誤ったものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 起立性調節障害
B 反芻性障害
C 摂食障害
D 多動性障害
(組み合わせ)
A/B/C/D
1 ○○×○
2 ○○××
3 ○×○×
4 ×○○×
5 ××○×
-
正解は
- 4
問 15 次の文は、反応性愛着障害についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 特徴的な行動の一つは、友達との社会的相互交流が乏しいことである。
B この障害は、中学生の子どもに特徴的にみられる。
C 矛盾した両価的な対人反応を示す。
D 重篤なネグレクトを受けた場合に起こりうる。
(組み合わせ)
A/B/C/D
1 ○○○○
2 ○×○○
3 ○×××
4 ×○○○
5 ×○×○
-
正解は
- 2
問 16 次の文は、子どもの保健に関する保育士等の役割についての記述である。適切な記述の組み合わせを一つ選びなさい。
A 子どもに発達の遅れがある場合、その発達が正常範囲になるよう保育時間内に訓練を行う。
B 子どもの健康に問題がないか確認するためには、毎日の健康観察が重要である。
C 適切な予防接種の内容や時期について、保護者にアドバイスする。
D 子どもの発熱時には、できるだけすみやかに解熱剤を飲ませる。
E 幼児の健康に関しては、健康診査や予防接種、医療機関の受診が大切であり、まだ幼児自身への健康教育は必要ない。
F よい保育を行うためには、保育士自身が健康であることが大切である。
(組み合わせ)
1 A B C
2 A B F
3 B C E
4 B C F
5 C D E
-
正解は
- 4
問 17 次の文は、乳幼児の生活と保育に関する記述である。適切な記述を一つ選びなさい。
1 乳幼児はだっこをして揺らすと心地よさを感じるので、わきの下を持って強く揺らしてやるとよい。
2 乳児はおんぶをすると気持ちよく移動でき、保育士等も両手を使うことができるので、首がすわったら行うとよい。
3 生後4か月くらいまでは病気にかかりにくいので、できるだけ外出するのがよい。
4 新生児は抵抗力が弱く、一方、体の汚れは少ないので、入浴は2、3日に1度が適当である。
5 生後2か月までの乳児の衣服は大人より1枚少なめが望ましい。
-
正解は
- 2
問 18 次の文は、乳幼児にみられる症状や病気・けがとその看護に関する記述である。適切な記述を一つ選びなさい。
1 発疹をともなう感染症としては、はしか、風疹、おたふくかぜ、水ぼうそうなどがある。
2 高熱時には、部屋を十分暖め、厚着をさせて、解熱するまで身体が冷えないようにする。
3 すり傷、切り傷など小さな傷を負ったら、まず、清潔なガーゼなどをあて、ばんそうこうで止める。
4 やけどで、衣服が皮膚に付いている場合は、脱がせてから水などで十分冷やす。
5 アトピー性皮膚炎のかゆみが出た場合には、まず濡らしたタオルや保冷剤で患部を冷やす。
-
正解は
- 5
問 19 次の文は、室内およびその周辺での乳幼児の事故とその予防に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 生後3か月までの乳児では、からだの保護のためやわらかい布団に寝かせるようにする。
B 1歳以降の幼児は、周囲を見ずに屋外に飛び出し、車や自転車との事故をおこすことがあるので、事故に会わないように大人が気をつけることが唯一の予防方法である。
C まだ寝返りのできない乳児では、世話しやすいようにベッド柵は上げないでおく。
D 乳幼児の誤飲事故の原因は、おもちゃ類が最も多い。
E 家庭での事故を防ぐために、保育所での乳幼児の日常の様子を保護者に伝えることは役に立つ。
(組み合わせ)
A/B/C/D/E
1 ○××○○
2 ○×××○
3 ×○×××
4 ××○×○
5 ××××○
-
正解は
- 5
問 20 次の文は、保健計画の作成と活用についての記述である。( A )~( E )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
保健計画とは、子どもの生活リズムや食習慣などを把握し、一人一人の子どもの健康を保持・増進させるために必要な保健活動を、年間を通して具体的に計画するものである。1年を通してどの時期にどのような保健活動を行うのが望ましいかをそれぞれの実情に合わせて検討し、( A )を立て、子どもたちの発育(成長)・発達に合った生活を送ることができるように( B )する。保育の場における保健活動としては、子どもの健康状態や発育(成長)・発達を確認する活動、( C )を確立するための活動、病気の( D )活動、保護者へ保健に関する知識を普及する活動、保育環境の整備などがある。計画を作成・活用することにより、保健活動の見通しが立ち、子どもの現状や問題点を捉えることができる。また、計画に基づく実践を行い、それを( E )することで、保健活動の成果を確認したり、課題を発見することができる。
(組み合わせ)
A B C D E
1 目標 援助 生活習慣 予防 評価
2 計画 実践 健康 治療 発表
3 めやす 努力 安全 ケア 調整
4 予算 学習 安心 看護 フィードバック
5 計画 活用 生活 予防 活用
-
正解は
- 1
子どもの食と栄養
問1 次の文は、「平成 21 年国民健康・栄養調査」における子どもの食生活に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 間食として甘味食品・飲料を1日3回以上飲食する習慣を持つ幼児(1~5歳)の割合は、男女総数で 10%を下回っている。
B 「1-6歳」における炭水化物エネルギー比率(%)は、男女ともに 20 以上 30 未満の範囲にある。
C 「1-6歳」において、補助栄養素・特定保健用食品の摂取量は、男女ともに1g以下である。
D 「1-6歳」、「7- 14 歳」、「15 - 19 歳」の三つの年齢階級間(男女別)で、果実類の摂取量を比較すると、最も少ないのは「15 - 19 歳」女である。
(組み合わせ)
A/B/C/D
1 ○○○○
2 ○○××
3 ○××○
4 ×○○×
5 ×××○
-
正解は
- 5
問2 次の文は、子どもの食事におけるカルシウム摂取に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A カルシウムは、骨や歯の形成に必要な栄養素である。
B カルシウムの給源として重要である牛乳、乳製品は、「6つの基礎食品」において、第2群(類)の食品である。
C 「日本人の食事摂取基準(2010 年版)」では、3~5歳のカルシウムの食事摂取基準(推奨量:mg/ 日)は、男性のほうが女性よりも多い。
D 水溶性ビタミンであるビタミンEは、腸管でのカルシウムの吸収を促進し、骨の形成を助ける栄養素である。
(組み合わせ)
A/B/C/D
1 ○○○×
2 ○○××
3 ○×○○
4 ○××○
5 ×○×○
-
正解は
- 1
問3 次の文は、栄養素に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 脂質は、エネルギー源として利用されるほか、細胞膜の主要な構成成分でもある。
B アミロースとアミロペクチンは、いずれもでんぷんを構成する成分である。
C リジンは、水溶性ビタミンの一種である。
D リノール酸は、飽和脂肪酸である。
(組み合わせ)
A/B/C/D
1 ○○○×
2 ○○××
3 ○×○○
4 ○×××
5 ×○○×
-
正解は
- 2
問4 次の文は、糖質に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A ブドウ糖(グルコース)は、炭素、酸素、窒素からなる。
B 果糖(フルクトース)は、単糖類の一つである。
C 麦芽糖(マルトース)は、ブドウ糖と果糖が結合した二糖類である。
D ショ糖(スクロース)は、ブドウ糖が多数結合した多糖類である。
(組み合わせ)
A/B/C/D
1 ○○○○
2 ○×○×
3 ×○×○
4 ×○××
5 ××○○
-
正解は
- 4
問5 次の文は、母乳栄養の留意点に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 母乳栄養児において、母乳性黄疸がみられる場合がある。
B 特発性乳児ビタミンK欠乏症(頭蓋内出血)は、ビタミンKの不足によって起こることが知られており、原因として母乳中のビタミンK含量が低いことなどがあげられる。
C 妊娠・授乳中の喫煙、受動喫煙、飲酒は、胎児や乳児の発育、母乳分泌にも影響を与える。
D 母親がウイルスによる感染症にかかっている場合、母乳を介して乳児にも感染する可能性がある。
(組み合わせ)
A/B/C/D
1 ○○○○
2 ○×○○
3 ×○×○
4 ××○×
5 ×××○
-
正解は
- 1
問6 次の文は、乳児期の消化に関する記述である。( A )~( E )にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
唾液中に含まれる唾液アミラーゼ(プチアリン)は、( A )を( B )や( C )などに分解する酵素である。出生直後は唾液の分泌も少なく、酵素活性も低い。また膵液中の膵アミラーゼの活性も、出生時は低いが、その後次第に上昇するので、( A )を与えるのは離乳開始頃からが適切である。小腸粘膜の消化酵素であるラクターゼは、乳糖を( D )と( E )に分解する酵素である。消化された乳糖は、乳児のエネルギー源などに利用される。
【語群】
ア たんぱく質 イ 脂質 ウ でんぷん エ グリセリン
オ 脂肪酸 カ デキストリン キ ペプチド ク アミノ酸
ケ ショ糖 コ 麦芽糖 サ ブドウ糖(グルコース) シ ガラクトース
ス 果糖
(組み合わせ)
A B C D E
1 ア エ オ コ サ
2 ア キ ク ケ コ
3 イ エ オ サ ス
4 ウ カ コ サ シ
5 ウ ケ コ シ ス
-
正解は
- 4
問7 次の文は、「授乳・離乳の支援ガイド」(平成 19 年:厚生労働省)に示されている離乳食の進め方の目安に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 離乳の開始では、つぶしがゆから始める。
B 生後5、6か月頃の〈食事の目安〉調理形態は、「舌でつぶせる固さ」である。
C 生後5、6か月頃の〈食べ方の目安〉のひとつに、「いろいろな味や舌ざわりを楽しめるように食品の種類を増やしていく。」が示されている。
D 生後 12 か月から 18 か月頃の〈食事の目安〉調理形態は、「歯で噛める固さ」である。
(組み合わせ)
A/B/C/D
1 ○○○○
2 ○×○×
3 ○×××
4 ×○○×
5 ×○×○
-
正解は
- 3
問8 次の文は、乳幼児期の食生活に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 「日本人の食事摂取基準(2010 年版)」では、1~2歳における男性と女性のたんぱく質推奨量(g / 日)は同じである。
B 「日本人の食事摂取基準(2010 年版)」において、3~5歳の鉄の推奨量(mg/ 日)は、男性のほうが女性よりも多い。
C 幼児は消化器官の機能発達が未熟であり、胃の容量も小さいため、1日3回の食事だけでは必要な量を満たすことが困難なことが多い。したがって、間食は食事の一部と考え、エネルギーや栄養素、水分の補給を行うとよい。
D 乳幼児で窒息を起こす原因となる食べ物として、ナッツ類、丸いあめ、もちなどがある。
(組み合わせ)
A/B/C/D
1 ○○○○
2 ○○××
3 ○×○○
4 ×○○○
5 ××○×
-
正解は
- 3
問9 次の文は、幼児期のむし歯(う歯)と食生活に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 幼児期は、そしゃく機能を完成させる大切な時期なので、むし歯のない歯を保つことは重要である。
B 「平成 23 年歯科疾患実態調査」によると、5歳において、乳歯にう歯を持つ者の割合は、年々減少傾向にある。
C むし歯を防ぐためには、砂糖を多く使用した間食を少なくするとともに、食後の口すすぎ、歯みがきを励行するよう心がける。
D 砂糖は、1g あたり約4kcal のエネルギーを供給する糖質性エネルギー源であるが、頻回の摂取はむし歯の原因となりやすい。
(組み合わせ)
A/B/C/D
1 ○○○○
2 ○○○×
3 ○×○○
4 ○××○
5 ××○×
-
正解は
- 1
問 10 次の文は、「日本人の食事摂取基準(2010 年版)」における6~ 11 歳(学童期)に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 学童期の年齢区分は、6~7歳、8~9歳、10 ~ 11 歳の3区分である。
B ビタミンB1 の食事摂取基準(推奨量)は、いずれの年齢区分においても、男性のほうが女性よりも多い。
C ビタミンCの食事摂取基準(推奨量)においては、いずれの年齢区分においても、男性と女性は同じである。
D 脂質の食事摂取基準(脂質の総エネルギーに占める割合(脂肪エネルギー比率);%エネルギー)は、男性と女性のいずれの年齢区分においても、目安量として、50 以上70 未満とされている。
(組み合わせ)
A/B/C/D
1 ○○○×
2 ○○×○
3 ○×○×
4 ○××○
5 ××××
-
正解は
- 3
問 11 次の文は、平成 25 年の「学校給食実施基準」の一部改正に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A ナトリウム(食塩相当量)については、従来どおり「食事摂取基準(2010 年版)」の目標量の年齢ごとの平均の 33%未満を基準値としている。
B 鉄については、従来どおり「食事摂取基準(2010 年版)」の推奨量(1日)の 33%としている。
C ビタミンB1 及びビタミンB2 については、従来どおり「食事摂取基準(2010 年版)」の推奨量(1日)の 40%としている。
D マグネシウムについては、従来どおり「食事摂取基準(2010 年版)」の推奨量(1日)の 40%を望ましい数値としている。
(組み合わせ)
A/B/C/D
1 ○○○×
2 ○○×○
3 ○×○×
4 ×○×○
5 ×××○
-
正解は
- 1
問 12 次の文は、妊娠期の栄養と食生活に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 「日本人の食事摂取基準(2010 年版)」において、妊婦末期のエネルギー付加量(kcal/日)は、身体活動レベルⅠ、Ⅱ、Ⅲで異なっており、身体活動レベルⅢが最も多い。
B 「日本人の食事摂取基準(2010 年版)」において、脂質の食事摂取基準のうち、n-6系脂肪酸(目安量:g/ 日)の妊婦(付加量)は、+0である。
C 「日本人の食事摂取基準(2010 年版)」において、ナトリウム(食塩相当量:g/ 日)目標量の妊婦(付加量)は、+5.0である。
D 「妊産婦のための食事バランスガイド」(「健やか親子 21」推進検討会報告書)(平成18 年:厚生労働省)において、妊娠中期の1日分付加量は、副菜、主菜、果物の区分で、それぞれ+1(SV)とされている。
(組み合わせ)
A/B/C/D
1 ○○○○
2 ○○×○
3 ○×○×
4 ×○○×
5 ×××○
-
正解は
- 5
問 13 次の文は、「妊産婦のための食生活指針」(「健やか親子 21」推進検討会報告書)(平成 18 年:厚生労働省)に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を ×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 妊娠期・授乳期は、食事のバランスや活動量に気を配り、食事量を調節しましょう。
B 赤身の肉や魚などを上手に取り入れて、貧血を防ぎましょう。
C 妊娠後期にはビタミンAの過剰摂取に気をつけて。
D 望ましい体重増加量は、妊娠中の体型によっても異なります。
(組み合わせ)
A/B/C/D
1 ○○×○
2 ○○××
3 ×○○×
4 ×○×○
5 ××○○
-
正解は
- 2
問 14 次の文は、「楽しく食べる子どもに~食からはじまる健やかガイド~」(平成 16 年:厚生労働省)における「発育・発達過程に応じて育てたい"食べる力"」に関する記述である。「幼児期」の内容の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A いろいろな食べ物を見て、触って、味わって、自分で進んで食べようとする
B 一緒に食べる人を気遣い、楽しく食べることができる
C 食事のバランスや適量がわかる
D おなかがすくリズムがもてる
E 栽培、収穫、調理を通して、食べ物に触れはじめる
(組み合わせ)
1 A C
2 A E
3 B C
4 C D
5 D E
-
正解は
- 5
問 15 次の文は、「食育基本法」に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 「食育を、生きる上での基本であって、知育、徳育及び体育と同等であると位置付ける」と示されている。
B 基本理念の一つに、「食品の安全性の確保等における食育の役割」が掲げられている。
C 食育推進会議は、厚生労働省に置かれ、「食育推進基本計画を作成し、及びその実施を推進すること」をつかさどるとされている。
D 都道府県は、食育推進基本計画を基本として、当該都道府県の区域内における食育の推進に関する施策についての計画を作成するよう努めなければならないとされている。
(組み合わせ)
A/B/C/D
1 ○○○○
2 ○×○×
3 ×○×○
4 ×○××
5 ××○○
-
正解は
- 3
問 16 次の文は、「児童福祉施設における『食事摂取基準』を活用した食事計画について」(平成 22 年:厚生労働省)に関する記述である。( A )~( C )にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
子どもの健康状態及び栄養状態の特徴に応じて、必要な栄養素について考慮すること。子どもの健康状態及び栄養状態に特に問題がないと判断される場合であっても、基本的にエネルギー、たんぱく質、( A )、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、( B )、カルシウム、鉄、ナトリウム(食塩)、( C )について考慮するのが望ましい。
【語群】
ア 炭水化物 イ 脂質 ウ ビタミンC エ ビタミンD オ 亜鉛
カ 銅 キ コレステロール ク 食物繊維
(組み合わせ)
A B C
1 ア ウ キ
2 ア エ カ
3 ア オ ク
4 イ ウ ク
5 イ エ キ
-
正解は
- 4
問 17 次の文は、乳児院の食事の提供に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 乳児院は、日日保護者の委託を受けて、保育に欠けるその乳児又は幼児を保育することを目的とする施設である。ここでの食事の提供は、集団としての側面を持ちつつも、年齢差及び個人差が大きいこと、離乳食、食物アレルギーのある子どもや障害のある子ども等への配慮が必要な場合があり、柔軟に対応できることが大切である。
B 乳児院の乳児又は幼児は、生後間もなくの授乳期から離乳期、幼児期へと、生涯にわたる食の基礎を作る重要な時期であるため、集団給食でありながらも個々の状況を把握し、栄養管理を行うことが求められる。
C 調理担当職員、保育担当職員などそれぞれの職種ごとに職員が交代で業務を行っているため、離乳食の移行や、アレルギー、障害等による個別対応などの指示内容は、確実に伝達されるよう伝達手段を工夫するなどして、安全・確実に食事の提供が行えるよう配慮が必要である。
(組み合わせ)
A/B/C
1 ○○○
2 ○○×
3 ○××
4 ×○○
5 ×××
-
正解は
- 4
問 18 次の文は、子どもの食物アレルギーに関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A そば、ピーナッツは誘発症状が重篤になる傾向がある。
B 症状は、皮膚・粘膜、消化器、呼吸器、さらに全身性に認められることがある。
C 乳児から幼児における主な原因食物として、鶏卵、乳製品、小麦などがあげられる。
D 「原因となる食物を摂取しないこと」が基本である。
(組み合わせ)
A/B/C/D
1 ○○○○
2 ○×○○
3 ○××○
4 ×○××
5 ××○○
-
正解は
- 1
問 19 次の文は、鉄および鉄の不足に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 「日本人の食事摂取基準(2010 年版)」では、鉄は、多量ミネラルのひとつである。
B 鉄は、各種酵素の構成成分である。
C 欠乏によって、貧血や運動機能、認知機能等の低下を招く。
D 水溶性ビタミンであるビタミンCは、鉄の吸収を促進するので、鉄を含む食品と一緒に摂取するとよい。
(組み合わせ)
A/B/C/D
1 ○○○○
2 ○○○×
3 ○××○
4 ×○○○
5 ×××○
-
正解は
- 4
問 20 次の文は、障害のある子どもに対する食事調理における配慮に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 食べる機能に障害を伴う場合は、適正な栄養管理とともに、食べやすく摂取しやすい状態に調理した食事を提供する。
B 嚥下が上手にできないと、飲み込みにくい、喉につまりやすい、むせやすいなどの症状がでる場合があるので、個々の状態に合わせて調理する。
C 食べものを飲み込みやすく調整するために、調理に使用する食品として、くず粉や寒天などがある。
D かぼちゃ、じゃがいもなどは、よく煮てから、食べる機能に合わせて、ペースト状やマッシュ状にすると、飲み込みやすい。
(組み合わせ)
A/B/C/D
1 ○○○○
2 ○○××
3 ○×○×
4 ○××○
5 ××○○
-
正解は
- 1
保育実習理論
※問1〜問5の問題に関しては著作権の関係により公表できません。※
問6 次の文のうち、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A わらべうたの「かごめ」は、作詞者および作曲者が不明である。
B 西條八十作詞による「かなりや」は、「赤い鳥」童謡運動の中で誕生した。
C サトウハチローは、「かわいいかくれんぼ」を作曲した。
D クラベスは、打楽器である。
E ト長調の階名「シ」は、音名「嬰ヘ」である。
(組み合わせ)
A/B/C/D/E
1 ○○×○○
2 ○×○○○
3 ○××○×
4 ×○○××
5 ××○××
-
正解は
- 1
問7 次の文は、「保育所保育指針」第3章「保育の内容」のオ「表現」の一部である。( )にあてはまる語句として正しいものを一つ選びなさい。
オ 表現(略)(ア)ねらい(略)(イ)内容(略)③生活の中で様々な音、色、形、( )などに気付いたり、感じたりして楽しむ。
1 柔らかさ、動き、光、空気
2 重さ、温度、風、香り
3 柔らかさ、温度、味、空気
4 重さ、動き、光、空気
5 手触り、動き、味、香り
-
正解は
- 5
※問8に関しては著作権の関係により公表出来ません。
問9 次の【Ⅰ群】の色の対比に関する事例と、【Ⅱ群】の語句を結びつけた場合の最も適切な組み合わせを一つ選びなさい。
【Ⅰ群】
A 青緑色の背景の舞台に飾った、赤いチューリップがとても目立った。
B 展覧会のポスターで、黒い画用紙と白い画用紙に同じ色のグレーの絵の具で文字を書いたときに、黒の画用紙のグレーの方が明るく見えた。
C 黄色いレモンを緑の青菜の上に置いたら、レモンが少し赤みがかって見えた。
D ピンク色のイチゴムースの上にある赤いイチゴがとても鮮やかに感じた。
【Ⅱ群】
ア 明度対比
イ 彩度対比
ウ 色相対比
エ 補色対比
(組み合わせ)
A B C D
1 ア イ ウ エ
2 イ ア エ ウ
3 イ ウ エ ア
4 エ ア ウ イ
5 エ ウ イ ア
-
正解は
- 4
問 10 次の文は、筆に関する記述である。( A )~( C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。幼児の描画表現に用いる筆には主に平筆と丸筆がある。筆には番号がついており、番号が大きくなると( A )なる。また、幼児にとって、一般的に柄(え)の( B )ものの方が扱いやすい。筆先には主に動物の毛が使われていたが、近年は( C )の繊維でできているものが多く流通しており、動物の毛と比較しても遜色がない。
(組み合わせ)
A B C
1 細く 短い 植物
2 細く 長い 樹脂
3 太く 短い 樹脂
4 太く 短い 植物
5 太く 長い 植物
-
正解は
- 3
問11に関しては著作権の関係により公表出来ません。
問 12 次の( A )~( E )にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
『フレデリック』や『( A )』の絵本で知られている( B )は、それらの原画作りで( C )の技法を多く用いている。この技法は表情豊かな色面の構成に魅力があり、穴あき絵本として有名な『( D )』の作者である( E )も用いている。
【語群】
ア はらぺこあおむし イ ちいさいおうち
ウ ひとあし ひとあし エ エリック・カール(Carle, E.)
オ レオ・レオニ(Lionni, L.) カ バージニア・リー・バートン(Burton, V.L.)
キ マーブリング ク コラージュ
ケ ステンシル
(組み合わせ)
A B C D E
1 ア エ ケ イ オ
2 ア オ キ ウ カ
3 イ カ ケ ア エ
4 ウ オ ク ア エ
5 ウ カ キ イ オ
-
正解は
- 4
問 13 次の文のうち、適切な記述を○、不適切な記述を × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 「おおきなかぶ」は、ロシアの民話である。
B 「スーホの白い馬」は、新美南吉の創作である。
C 「ふるやのもり」は、イギリスの昔話である。
(組み合わせ)
A/B/C
1 ○○○
2 ○○×
3 ○××
4 ×○○
5 ×××
-
正解は
- 3
問 14 次の詩を読んで、【設問】に答えなさい。
やぎさんゆうびん
しろやぎさんから おてがみ ついた
くろやぎさんたら よまずに たべた
しかたがないので おてがみ かいた
さっきの てがみの ごようじ なあに
くろやぎさんから おてがみ ついた
しろやぎさんたら よまずに たべた
しかたがないので おてがみ かいた
さっきの てがみの ごようじ なあに
【設問】
次の文は、この詩についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A リフレインを用いた作品である。
B 白と黒のコントラストで表現している。
C 鈴木三重吉の創作である。
(組み合わせ)
A/B/C
1 ○○○
2 ○○×
3 ○××
4 ×○○
5 ××○
-
正解は
- 2
問 15 次の文は、子どもにお話を行うために保育士として留意する内容についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 子どもたち全員の顔が見渡せる位置で行う。
B 発音、発声に気を配る。
C 心を込めて、表現豊かに行う。
D 指導計画を厳守して行う。
(組み合わせ)
A/B/C/D
1 ○○○○
2 ○○○×
3 ○×○×
4 ○××○
5 ×○○○
-
正解は
- 2
問 16 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
2歳児クラスのPちゃんは最近語彙が増えて、たくさんお話をするようになった。今日は担当保育士Qに対して、「バチュ バチュ のったよ ママと」と話してくれた。保育士Qは、Pちゃんの成長をとてもうれしく思った。さらによりよいコミュニケーションを図り、また同時に、言葉の発達を促すために、保育士としての関わりを考えている。
【設問】
保育士の関わりとして適切なものを○、不適切なものを × とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 「バチュ バチュ のったのね ママと よかったね」とPちゃんに言葉をかえす。
B 発音の間違いをPちゃんに指摘し気付かせ、すぐに言いなおしをさせる。
C 「バス バス のったのね ママと よかったね」とPちゃんに言葉をかえす。
(組み合わせ)
A/B/C
1 ○○○
2 ○○×
3 ○××
4 ×○○
5 ××○
-
正解は
- 5
問 17 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
J保育所では来月、4、5歳児クラスの遠足を予定している。保育所のバスで市内の水族館へ行くことが決定している。
【設問】
この遠足を計画する際に必要なこととして誤ったものを一つ選びなさい。
1 職員間の協力体制を事前に調整しておく。
2 活動のねらいをたてる。
3 当日の一人一人の子どもの行動を予測する。
4 子どもの主体性を大事にするため、細かな配慮事項は考えない。
5 事前に水族館へ下見を行い、当日の行動予定と照らして注意点などを確認する。
-
正解は
- 4
問 18 次の【説明】を読んで、【設問】に答えなさい。
【説明】
保育士には、常に子どもや保護者の実態に応じて必要かつ適切な援助が求められている。保育士として職業倫理を踏まえ、自分の保育を意識化することが必要である。
【設問】
次のうち、「保育士として自分の保育を意識化する」ための方法として不適切なものを一つ選びなさい。
1 記録する。
2 他の保育士と話し合う。
3 該当する子どもの保護者と話をする。
4 カンファレンスに参加する。
5 保育士自身の家族に話す。
-
正解は
- 5
問 19 次の文は、「児童遊園の設置運営について」(平成4年 厚生省児童家庭局育成課長通知)における「標準的児童遊園設置運営要綱」の一部である。( A )~( E )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
児童福祉法(昭和 22 年 12 月 12 日法律第 164 号)による児童厚生施設としての児童遊園は、地域における児童を対象として、児童に( A )遊びを与え、その健康を増進し、( B )、社会性、( C )を高め、( D )を豊かにするとともに、母親クラブ等の( E )活動を育成助長する拠点としての機能を有するものである。
(組み合わせ)
A B C D E
1 安全な 自主性 創造性 情緒 地域組織
2 健全な 協調性 想像力 情緒 クラブ
3 安全な 協調性 想像力 情緒 クラブ
4 健全な 自主性 創造性 情操 地域組織
5 健全な 自主性 想像力 情操 クラブ
-
正解は
- 4
問 20 次の文は、「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」(昭和 23 年厚生省令第 63号)の一部である。( A )~( D )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
母子生活支援施設には、( A )(母子生活支援施設において母子の生活支援を行う者をいう。以下同じ。)、( B )、( C )及び( D )又はこれに代わるべき者を置かなければならない。
(組み合わせ)
A B C D
1 母子相談員 嘱託医 少年を指導する職員 栄養士
2 母子支援員 嘱託医 少年を指導する職員 調理員
3 母子支援員 看護師 保育士 調理員
4 母子相談員 看護師 少年を指導する職員 栄養士
5 母子支援員 嘱託医 保育士 調理員
-
正解は
- 2
保育士【医療・福祉分野 資格案内】
保育士
児童福祉施設(主に保育所等)で児童の保育を行い、子どもたちの心身の発達・成長を促すための育成・指導を行います。
■受験資格
大学・短大に1年以上在籍し、年度中に62単位以上修得見込みと、学長に認められた方・卒業した方
高等学校の専攻科・盲・聾・養護学校の専攻科(修業年限2年以上)を卒業した方、最終学年に在学中で、年度中に卒業見込みと学長に認められた方
外国において、学校教育における14年以上の課程を修了した方
高等学校卒業後、児童福祉施設において、2年以上児童等の保護又は援護に従事した方
※従事期間は、1日6時間、1ヶ月あたり20日以上従事が目安
児童福祉施設において、5年以上児童等の保護又は援護に従事した方
平成3年3月31日までに、高等学校を卒業した方
平成8年3月31日までに高等学校の保育科を卒業した方
※上記を満たしていない方は、資格取得講座にて保育士の受験資格を得ることもできます。
■取得方法
養成学校を卒業する
保育士養成課程をもつ大学、短期大学、専門学校で決められた単位を取れば、卒業と同時に資格が得られます。
保育士試験を受ける
※保育士は国家資格ですが、保育士試験は各都道府県で実施しています
■試験について
試験科目は筆記8科目と実技。全科目に合格すれば保育士資格が得られます
■問合わせ先
各都道府県の児童福祉主管課
■その他
※幼稚園教諭免許をお持ちの方は、申請時に書類を添えて提出することで、筆記試験科目の「発達心理学」、「教育原理」並びに実技試験の「保育実習実技」が免除されます。
※合格した科目は、翌・翌々年の試験まで、免除されます。
それ以降は全科目の合格が揃わないと再度受験が必要になります。
サイト内の情報はセントスタッフが収集したものです。
実際に試験を受ける方は主催団体にて詳細をご確認いただけるようにお願いいたします。
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