無資格でも働ける保育補助とは?仕事内容や給料、魅力を解説!
保育

2022年2月28日

無資格でも働ける保育補助とは?仕事内容や給料、魅力を解説!

保育補助は、保育士などの資格がない方でも、保育現場での実務経験が積める仕事です。パートやアルバイトなどの求人が多いため、保育士を目指す学生や、フルタイムだと仕事と家庭の両立が難しい実務経験者にも魅力的な仕事ですよね。

とはいえ、実際の仕事内容や、他の保育関連の職種との違いがわからない方も多いのではないでしょうか。
この記事では、保育補助の仕事内容から、他の職種との違い、給料・求人事情まで詳しく解説します。

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1. 保育補助とは




保育補助とは、認可保育園や託児所などの保育の現場で、保育士のサポート業務を行う仕事です。保育の現場は、共働きの増加などによって、早朝や夜間保育を含めたさまざまな需要が高まる一方で、慢性的な人手不足に悩まされています。

有資格者である保育士だけでは、園の運営が難しいため、サポートを行う「保育補助者」の求人が増えています。

保育補助の仕事では、クラスを担当することは少ないですが、子どもの保育に直接関わるため保育士と同じレベルの知識が求められます。

そのため、保育現場で働いたことがある方や、保育の知識を学んだり研修を受けたりしている方が活躍できる仕事です。

■無資格・未経験でも保育補助として働ける



保育補助の仕事をするために、保育士の資格を取得する必要はありません。各保育園や託児所が募集する求人に応募し、採用されれば、保育補助者になれます。

ただし、保育士と同じように、子どもの命を預かる仕事なので、保育士と同じレベルの知識や経験が求められます。

将来、保育士を目指す場合や、子育て経験を活かしたい場合は「未経験OK」となっている求人を探すようにしてみてください。

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2.保育補助の仕事内容




保育補助と聞いても、具体的な仕事内容が想像しにくいですよね。ここでは、保育補助の役割と、幼稚園・保育園それぞれの仕事内容を紹介します。

■保育補助の役割



保育補助の役割は、主に次の2つです。

● 保育士の労働力を補う
● 子どもの安全を守る

保育の現場は、需要の高まりや保育士不足によって、慢性的に人材が不足し、長時間労働が問題になっている場合が多くあります。「保育補助」の名前の通り、保育士の仕事を手伝い、労働力の不足を補う役割があるのです。

保育士の数が不足するということは、子どもに目が行き届かないことを意味します。子どもへの注意が足りないと、事故や怪我につながるでしょう。そのため、保育補助には、子どもの安全を守りながら、保育環境を整える役割も求められています。

このように、保育補助には保育士の労働環境と子どもの保育環境を改善する、大きな役割があります。

■保育補助の幼稚園での仕事内容



幼稚園での保育補助の仕事は、クラスの担任である幼稚園教諭のサポートが主な役割です。

具体的な仕事内容は、次のようなものがあります。

● 園児の登園・降園のサポート
● クラスの活動で使用する材料や教材の準備
● 給食やおやつの準備・片づけ

上記のような、園児がいる間の業務の他にも、園内の掃除や保護者向けの書類の作成を担当することもあります。

幼稚園教諭の指示に従いながら、同じような仕事を経験できるので、幼稚園の先生を目指す人にも向いているでしょう。

■保育補助の保育園での仕事内容



保育園での保育補助の仕事は、保育士の指示に従いながら、保育環境の整備や日常業務のサポートを行うのが主な役割です。

具体的な仕事内容は、次のようなものがあります。

● 園児の登園・降園のサポート
● 自由時間に使用する遊具の準備・片づけ
● 子どもの寝かしつけやおむつ替え

園が抱える保育士の数によって、仕事内容は変わるので、応募時に確認してみるのがおすすめです。

保育士が少ない園では、園児や保護者と関わるなど、より保育士に近い業務をする場合が多くあります。逆に、ある程度の数の保育士が在籍している園では、準備・片づけ・掃除などの雑用がメインになるでしょう。

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3. 保育補助のスキルアップをサポート



保育補助の仕事は、誰にでも就業のチャンスがあります。保育補助の仕事を始めてみたら、スキルを高めたくなる場合もあるでしょう。

ここでは、保育補助者がスキルアップを目指せる2つの制度を紹介します。

■子育て支援員



子育て支援員とは、政府が2015年に創設した「子育て支援研修」の修了者が認定を受けられるものです。

子育て支援研修は、全国共通の研修制度で、8科目9時間の基本研修を受けた後に、希望の専門研修を受ける流れです。

専門研修には、次の4つがあります。

● 地域保育コース
● 地域子育て支援コース
● 放課後児童コース
● 社会的養護コース

研修の受講料は基本的に無料で、1度認定されれば更新の必要もないので、気軽にスキルアップできる手段といえるでしょう。

■保育補助者雇上強化事業



保育補助者雇上強化事業とは、保育を提供する事業者に対して政府が貸し付けを行い、支援している事業のことです。保育士の勤務・労働環境の改善に取り組んでいる事業者が、保育補助者を雇う際に貸し付けを利用できます。

保育補助者にとってのメリットは、保育士の資格を取得するか取得予定になった場合に、貸し付け金額の返還が免除される点です。

ただし、資格の取得には期限があるため、園と相談しながら補助が受けられるか検討してみてください。

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4.保育補助とその他の保育系職種との違い



保育関連の職種には、さまざまな種類が存在するので、違いがわかりにくいですよね。職種によって、資格が必要なものや研修の受講が必要なものもあります。

ここでは、保育補助と保育士・保育補助者の違いについて、それぞれ説明します。

■保育士との違い



保育士との最も大きな違いは、保育士資格の有無です。

有資格者である保育士には、次のような役割が求められています。

● クラスの担任や主任などになる
● 園の理念や目標に沿って保育計画を立てる
● 子どもの様子を保護者に伝える

そのほかにも、行事の際の飾り付けから、日常的に使用する遊具・教材の準備・片づけまで業務範囲が多岐に渡ります。

保育補助は、保育士の手が回らない部分や手放してもいい業務をサポートするのが主な役割です。

■家庭的保育補助者との違い



家庭的保育補助者とは、自治体が実施している「子育て支援員研修」の修了者のうち、保育士資格がない人のことです。

保育補助者とは、資格の要否と働く場所が主に異なります。家庭的保育補助者が働ける場所は、家庭的保育事業所とC型の小規模保育事業者です。

子育て支援員の研修は基本的に無料なので、保育士の資格はないけれど保育の現場で働くチャンスを増やしたい方は、検討してみてください。

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5. 保育補助の給料事情




保育補助の雇用形態は、パートやアルバイトなどの非正規雇用がほとんどです。
給料は時給制で支払われる場合が多く、時給の値段は園の状況や経験の有無などによって変動します。

厚生労働省が2019年に行った調査によると、保育補助者の「1人当たり給与月額(賞与込み)」は次の通りです。

常勤 非常勤
保育所(私立) 223,584円 168,561円
保育所(公立) 148,720円 149,238円

引用:令和元年度幼稚園・保育所・認定こども園等の経営実態調査集計結果<速報値>【修正版】 (https://www8.cao.go.jp/shoushi/shinseido/data/pdf/chousa/kekka.pdf

全体的に、私立の方がもらえる金額が高いことがわかります。在籍している保育士の状況や、経験の有無、働ける時間帯・時間数などによっても異なるので、求人を見比べて合う条件を探してみてください。

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6. 保育補助の魅力




保育補助は、パートやアルバイトという雇用形態で、保育現場の実務経験を積めることが魅力です。ここでは、保育補助の魅力を2つ説明します。

■家庭と仕事の両立ができる



保育補助は、パートやアルバイトといった雇用形態が多いため、働く時間帯や日数などを調整できます。そのため、家庭と仕事の両立がしやすいのが魅力です。

求人によって、平日や日中のみの勤務だったり、逆に、土日や夜間の勤務が中心だったりするので、複数の条件を見比べてみてください。

シフト制で毎月希望を出せる場合は、より自由度も上がるでしょう。求人に応募する前に、働ける時間帯や曜日を整理してみることが大切です。また、面接などの際に質問してみるのもいいでしょう。

■保育現場での実務経験が積める



保育補助の魅力2つ目は、保育現場での実務経験が積めることです。実務経験を通して、子どもの成長や保育に関する知識がついたり、実際に子どもとふれ合う対応力なども身についたりします。

特に、将来保育士を目指す学生には、学んだ知識を活かしながら活躍できる貴重な職場です。就職前に現場経験があれば、就職先を選ぶ際や、面接での自己アピールの際にも役立ちます。

また、保育補助として働きながら、保育士の資格を取得すれば、正規職員として保育士になる選択肢を持つこともできるでしょう。

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7.保育補助の就職市場・求人状況




保育補助の就職市場・求人状況は、公立・私立の保育園ともに多くの募集があるため、売り手市場といえるでしょう。

共働き世帯の増加によって保育の需要は増す一方で、保育士の人手不足は続いており、保育補助の需要は高まっています。そのため、子育て経験のある方や保育士を目指す学生、ブランクがある経験者など、幅広い層に対する求人があるのが特徴です。

雇用形態は、正規職員よりパートやアルバイトが多いため、ライフスタイルに合わせて臨機応変に働けます。

また、保育の現場で長く働きたい方は、保育補助として働きながら保育士の資格を取得すれば、正規職員へのステップアップも可能です。

保育補助の仕事は、保育の現場に短期的に携わりたい方にも、長期的なステップアップを目指す方にも向いています。

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8.未経験から保育補助になれる



未経験や資格がない場合でも、実務経験が積める保育補助は、魅力的な仕事ですよね。雇用形態や給料も園によってバリエーションがあるため、自分の状況やニーズに合った求人を探せるでしょう。

保育の現場は、人手不足に悩まされているため、実務経験がない学生からブランクのある経験者まで、幅広い層を対象にした求人があるのが特徴です。

また、政府が設置した制度を利用すれば、就業する保育現場の幅を広げたり、保育士にステップアップしたりすることもできます。

経験や資格がないけれど保育の現場に携わってみたい方は、ぜひ保育補助の仕事を検討してみてください。

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この記事を書いた人

セントスタッフ株式会社
デジタルマーケティング部
中村璃奈

求人あるあるの求人作成・記事執筆を担当。保育士。 保育士として保育園で8年間勤務。大手から小規模まで様々な保育園で勤務経験あり。

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