保育士の履歴書に記載する志望動機はどんな内容を書けばいい?ポイントやパターン別の書き方、例文について解説!
保育

2022年7月7日

保育士の履歴書に記載する志望動機はどんな内容を書けばいい?ポイントやパターン別の書き方、例文について解説!


保育士の転職活動で必要な志望動機は、入職意欲や自分の強みをアピールする大切な機会です。
しかし、「書き方がわからない」「ありふれた内容になってしまう」という方も多いでしょう。
そこで、この記事では保育士の志望動機で大切なポイントから、反対に避けたいポイントまでまとめてご紹介します。
新卒採用や雇用形態別の例文もお伝えするので、ポイントを押さえて志望動機を完成させましょう。

 

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1. 保育士の志望動機で大切なポイント



まずは保育士の志望動機で伝えるべき大切なポイントを、4つご紹介します。

■保育園の特色についてきちんと理解する


他の保育園ではなく、なぜその保育園で働きたいのか考えましょう。
保育園は、園によってそれぞれ異なる保育理念や保育目標があり、1日の過ごし方や年間行事の内容にも特色があります。
志望する保育園のホームページを調べて、他の保育園には当てはまらない特色をきちんと理解することが重要。
そして、志望する保育園の特色と、自分が目指す保育や子どもたちとの関わり方について共通する部分を洗い出します。
このように、志望する保育園の特色と自分の保育への姿勢が合致していることをアピールすれば、面接官はあなたの志望理由について納得ができるでしょう。

■保育士になりたい理由や今後の目標をしっかり伝える


保育園の志望動機では、保育士になりたいと思った理由や今後の目標もしっかりと伝えましょう。
特に、「どのような保育士になりたいか」という考えは、あなたの性格や保育に対する姿勢が現れる部分です。
面接官としても、保育園とあなたの相性を考えるうえで知っておきたい内容であるため、経験や価値観に基づいて自分の言葉で伝えてください。

■どんな保育をしていきたいか明確にする


保育士を目指すうえで、「このような保育を行いたい」「役職に就きたい」などの個人的な目標もあると思います。
自分の目標を伝える際は、志望する保育園でどのように実現させていきたいかを具体的に伝えることが大切。
面接官に意欲のある人だという印象を与えると同時に、自分のモチベーションにもつながります。

■経験やスキルをどう活かせるか明確にする


保育園の志望動機では「なぜ働きたいか」だけでなく、採用すれば保育園のメリットとなる自分の経験やスキルも伝えましょう。
というのも、保育園としてもお給料を払って働いてもらうため、保育園の特色に合うスキルや経験を持った人材を採用したいと思っているからです。
志望する保育園がどんな人材を求めているのかをホームページで調べ、「求める人材に合ったスキル・経験を持っています」と面接官に伝えましょう。

■転職の場合はその理由をしっかり伝える


転職や再就職など中途採用の場合は、転職したいと思った理由をしっかりと伝えましょう。
保育園側としても、なぜ転職したのかは気になる部分です。
ただし、転職理由をネガティブに伝えてしまうと印象が悪いため、転職したいと感じた理由を述べたうえで「だからこそこの園で働きたい」とつなげると前向きな姿勢をアピールしましょう。
また、病気やけがなど体調を理由に退職、転職する場合は、現在は完治し仕事に支障がない旨をしっかりと伝えてください。


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2. ワンランク上の志望動機にするためのテクニックとは?



続いて、ワンランク上の志望動機で周りの志望者と差をつけるテクニックをお伝えします。

■保育士に向いている人柄や性格をアピールする


志望理由や目標に、保育士向きの人柄や性格だとわかる内容を取り入れると、ワンランク上の志望動機を作成できます。
たとえば、保育士になりたい理由として「子どもの頃から兄弟の面倒を見ていた」「下級生のお世話をしていた」とすると、優しい性格が伝わるでしょう。
同様に、保育園にどのように貢献できるかについては、「イベントの企画が得意」など自分の自信があることを伝えると、リーダー気質のある性格が伝わります。
志望動機のようにじっくり自分をアピールできない場面でも、人柄が表れるような経験や考え方の根拠となる過去のエピソードを伝えると、面接官にあなたの人柄や性格を伝えることができるでしょう。

■履歴書の字は丁寧に書く


保育士の履歴書に限らず、他の人に見せるものは丁寧な字で書きましょう。
字を丁寧に書くことで、志望する保育園への思いや、仕事の丁寧さが伝わりやすくなります。
近年、電子化が進んでいるとはいえ、保育園はまだまだ連絡帳やおたよりの記入を手書きで行うところがほとんどです。
保育士は日常的に字を書くため、丁寧な字が書けるという点はアピールポイントになるでしょう。


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3. 保育士の志望動機で避けるべきポイント




反対に、保育士の志望動機では避けるべきポイントもあります。

■使いまわせるような志望動機を書かない


どの保育園でも使えるような志望動機にすると「ありふれた内容」になってしまい、面接官も保育園に適した人材なのか判断しにくくなります。
そのため、自分の貢献できる部分や保育士を目指した理由を、志望する保育園の特色や注力している部分と関連付けて伝えましょう。
たとえば、家庭的な雰囲気を大切にしている保育園であれば、「自主性を大切にしたのびのびとした保育をしたいため」など、志望する保育園が求める人物像を適切に捉えた内容にするのがおすすめです。

■条件や待遇のことは書かない


志望する保育園の条件や待遇は、実際に選ぶ際の判断材料にするのはよいものの、志望動機には書かないほうがよいでしょう。
実際に働くうえで、家からの距離や勤務時間、給料などは重要ですが、条件や待遇ばかりを正直に伝えると「条件だけで選んでいる」と思われる可能性があります。
志望動機には条件や待遇よりも「保育園にどのように貢献できるか」や「今後の目標」などを書くのがおすすめです。

■ネガティブなことは書かない


転職して他の保育園で働く場合、前の職場に不満があるケースがほとんどです。
たとえ真実であっても、志望動機にはネガティブな内容を書かないようにしましょう。
ネガティブな内容を書いてしまうと、面接官に「採用しても同じようなことが起きるのではないか」「すぐ辞めてしまうのでは」と思わせてしまう可能性があるためです。
もし転職理由が「前職は給料がなかなか上がらなかった」というようなネガティブなものなら、「キャリアアップを目指しているため、評価制度が明確で支援もあるこちらの園で働きたい」などとポジティブな表現へ言い換えるようにしましょう。


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4. キャリア別の保育士の志望動機の書き方



ここでは、キャリア別に保育士のアピールポイントと志望動機の書き方をお伝えします。

■新卒・未経験の場合


新卒や未経験の場合は、志望動機に学校や保育実習での学びや経験、今後の目標などを伝えましょう。
実際に保育士としての経験がないと、「保育の仕事がどのようなものであるのか」という話はできないため、未来を見据えた希望や現実的な目標を伝えます。


アピールポイント
 ● 学校や保育実習での学び・経験
 ● 仕事に対する熱意・目標
 ● 保育士を目指した理由
志望動機例文 私自身、幼少期に保育園に通っており、その頃から「保育園の先生」に憧れを抱いていたため、専門学校に進学し、保育について学びました。
学校での学習や保育実習では、保育士の責任や重要さを改めて実感することができました。
そして、子どもの「こうしたい」という思いを尊重しながら、人生をよりよいものにするために保育者として関わっていきたいと考えています。
貴園の「子どもを尊重しながらよりよい未来を切り開く力の基礎を培う」という保育理念に共感し、志望させていただきました。

■復帰の場合


出産や育児、介護などの理由で休職していた方が復帰する場合、志望動機でブランクがあることへの不安を伝えるよりも、休職中の子育てや介護で得たスキルをアピールしましょう。


アピールポイント
 ● 過去の保育士経験
 ● 休職中に新たに得たスキルや頑張っていたこと
 ● 復帰して働くことへの意欲や希望
 ● 働くことへの家族の理解やサポートの有無
志望動機例文 私は専門学校卒業後、約7年間保育士として勤めてきましたが、出産を機に退職いたしました。
子育てをする中で、自分が母になって初めて理解できた子育ての責任や大変さもあります。
そして、育児も一段落し復職を考えた際に、自分が子育てを経験したからこそ、以前よりもさらに子どもと保護者の気持ちに寄り添うことができるのではないかと考えました。
また、家族が後押ししてくれていることも、復職を目指している大きなきっかけです。
自分の子育て経験を活かしながら、保育者と保護者、周囲が協力して、子どもが毎日楽しく過ごせるような環境を作っていきたいと考えています。

■異業種からの転職の場合


事務や営業など異業種からの転職の場合、転職の理由とともに前職での経験や保育に活かせる自分の強みを伝えます。


アピールポイント
 ● 保育士を目指したきっかけ
 ● 前職での経験・スキル
 ● 保育に活かせる自分の強み
 ● どのような保育士になりたいか
志望動機例文 大学卒業後、一般企業で営業の仕事をしていましたが、「保育士になりたい」という幼い頃からの夢を捨てきれず、一念発起し、専門学校で資格を取得しました。
私は体を動かすことが好きなので、園庭が広く、運動を取り入れた保育に注力している貴園で働きたいと思い、志望いたしました。
保育士としては未熟な新人ですが、営業で得た相手の気持ちを汲み取るスキルや体力を保育に活かし、貴園に貢献していきたいです。


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5. 経験年数別の保育士の志望動機の書き方




続いて、保育士の経験年数別に志望動機の書き方をお伝えします。

■経験年数5年未満の場合


保育士の経験年数が少ない場合、スキルよりも人柄や体力、保育士の仕事に対する熱意が重視されるケースが多いでしょう。


アピールポイント
 ● これまでの仕事で頑張ってきたこと
 ● ポジティブな転職理由
 ● これから保育士として挑戦したいこと
志望動機例文 新卒として勤めてから4年間、園児数300名という大規模な園で勤務していました。
仕事にはやりがいを感じていましたが、どうしても子ども一人ひとりと向き合う時間が少なくなってしまうため、「子どもとの距離が近い保育園で働きたい」「一人ひとりの意思と向き合える保育士になりたい」と思うようになりました。
このように考えていたところ、少人数で家庭的な保育をされている貴園の様子をホームページで拝見しました。
貴園でなら、自身が理想とする子どもとの関わり方や目指す保育を実践できるのではないかと感じ、志望させていただきました。

■経験年数5年以上、または転職回数2回以上の場合


保育士経験が5年以上、または転職経験が2回以上ある場合、志望動機では「何ができるか」これまでの経験や成果を具体的に伝えましょう。


アピールポイント
 ● これまでの保育で行なってきた具体的な成果・実績
 ● 転職をする前向きな理由
 ● これまでの経験をどのように活かしていくか
 ● 保育に対する自分の課題
志望動機例文 私は現在の職場で専門リーダーを任されて〇年目です。
主な業務としては、他の保育士に幼児教育のアドバイスや指導、保育士のとりまとめなどを担当しています。
これまで私は、保育士同士のコミュニケーションを大切にし、働きやすい職場作りに力を入れてまいりました。
3か月に1度は個人面談を行い悩みや課題を共有することで、ほとんどの保育士はライフステージが変化するまで長く働いてくれました。
この経験を活かし、貴園でも保育士たちがより働きやすい環境作りに尽力したいと考えております。


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6. 雇用形態別の保育士の志望動機の書き方




次に、雇用形態別の書き方についてご紹介します。

■パート・アルバイトの場合


パート・アルバイトで保育士を希望する場合、正社員のような研修がないこともあるため、即戦力となることをアピールしましょう。
また、保育園が求める曜日と時間帯で働く必要があります。


アピールポイント
 ● 保育士としての実務経験
 ● 保育に役立つ経験
 ● 保育園が求めるシフト通りの勤務時間
志望動機例文 大学卒業後、保育士として6年間勤め、出産を機に退職いたしました。
子育てが一段落したため、もう一度保育の仕事に携わりたいと考えるようになり、貴園のパート募集に応募させていただきました。
求人情報にありましたシフトは、どの時間帯でも対応可能です。
保育士としての実務経験と子育ての経験を活かし、子どもと保護者に寄り添った保育をしていきたいと考えております。

■派遣社員の場合


派遣社員の場合、契約を結ぶのは派遣会社となるため、基本的には保育園に履歴書を送る機会はありません。
しかし、保育園に見学や説明を受けに行った際に志望理由を聞かれる可能性もあるでしょう。
保育士の派遣社員を希望するなら、念のため確認しておくことをおすすめします。


アピールポイント
 ● 保育士としての実務経験
 ● 保育に役立つスキル・経験
 ● 保育園が求めるシフト通りの勤務時間
志望動機例文 保育士として6年間勤め、出産を機に退職いたしました。
現在は子どもが小学生になり少し手が離れたため、派遣という働き方で仕事に復帰したいと思っております。
以前勤めていた保育園では、2歳児・3歳児のクラスを担当したり、ピアノが得意なので発表会での演奏も行なったりしていました。
貴園では自身の保育や子育ての経験を活かして、補助の形で職員の方のサポートをしていきたいです。
また、求人情報にありましたシフトは、どの時間帯でも対応可能です。


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7. 勤務先の保育園別の保育士の志望動機の書き方




最後に、保育園別の書き方を紹介します。
勤務先に応じてアピールすべきポイントが異なるので、以下の例文を参考にしてください。

■こども園


こども園で働く場合、保育の必要性があると認定された子どもだけでなく、1号認定の子どもも通うため、柔軟な姿勢が求められるでしょう。
基本的には「保育士」と「幼稚園教諭」両方の資格が必要とされる点もポイントです。


アピールポイント
 ● 保育士・幼稚園教諭の資格を持っていること
 ● 自分の強みやスキル
 ● 保育士として挑戦したいこと
志望動機例文 新卒として勤めてから3年間、園児数30名という小規模な保育園で保育士として勤務していました。
仕事にはやりがいを感じていましたが、異年齢の子どもと交流が持てる縦割り保育に興味があり、スキルアップを目指し通信で幼稚園教諭の資格を取得しました。
たくさんの子どもが通う貴園には、こども園の魅力が詰まっていると感じています。
子ども同士がお互いに刺激しあって成長していく姿をサポートしたいと考え、志望いたしました。

■認可保育園


一般的な認定保育園で働く場合、保育園の特色を理解し、求める人材にマッチしていることを伝えます。
求人情報や保育理念だけでなく、保育園のブログや記事になった内容を盛り込むと好感度が上がるでしょう。


アピールポイント
 ● 保育士を目指した理由
 ● 志望する保育園と自分の保育観の共通点
 ● これから保育士として挑戦したいこと
志望動機例文 私は幼いころから歳が離れた兄弟の面倒を見る機会が多くありました。
その際に感じた、子どもと遊ぶ楽しさや成長を見る喜びがきっかけで保育士を目指しました。
子どもの頃の経験を活かして、一人ひとりの発育に合わせた保育をし、保護者の方とも丁寧に向き合っていきたいと考えております。
少人数で家庭的な保育をされている貴園でなら、自身が理想とする子どもとの関わり方や保育を実践できるのではないかと感じ、今回志望させていただきました。

■認可外保育園


認可外保育園では、通常の保育時間と異なる時間帯や曜日の勤務があります。
不規則なシフトでも対応できる体力や柔軟さをアピールしましょう。


アピールポイント
 ● 保育士を目指した理由
 ● 体力や柔軟さ
 ● 仕事に対する熱意・目標
志望動機例文 中学生の頃の職場体験で子どもと接する楽しさを感じ、保育士を目指しました。
専門学校では、保育の楽しさだけでなく、少子化が進む中での保育士の責任や重要さを学び、そのなかでもとくに認可外だからこその自由さ、柔軟性、利便性といった特徴があることに注目しました。とりわけ貴園はそのような点を全面的にうちだしているので、貴園を志望いたしました。
学生時代に運動部に所属していた経験を活かし、子どもたちが日々のびのびと成長していけるようなサポートができたらと考えております。


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8. まとめ



保育士の志望動機には、人柄がわかるようなエピソードや、大切にしている保育観を伝えましょう。
志望する園の特色を理解し、なぜその園を選び保育士として働きたいのかわかるように作成すると、面接官にも意欲が伝わりやすい志望動機となるでしょう。


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この記事を書いた人

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