0歳児クラスの 7月におすすめの製作遊びを紹介!狙いや注意点にはどんなものがある?
保育

2022年8月5日

0歳児クラスの 7月におすすめの製作遊びを紹介!狙いや注意点にはどんなものがある?


0歳児クラスの製作遊びは、どんな遊びをしたらいいのか悩んでいるという保育士の方も多いのではないでしょうか。
その場合は、0歳児にできることや保育の狙いなどを確認すると選びやすくなります。また、季節に関するものを題材にして製作をするのもおすすめ。
今回は、0歳児クラスで行いたい7月の製作遊びの題材や狙いなどを紹介します。

 

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1. 0歳児の製作の狙いや注意点について



0歳児の7月の製作遊びを考える際は、この頃の発達の特徴や製作における保育の狙い・注意点などを改めて確認しておくことが大切です。

■0歳児のできることや特徴


0歳児の発達の目安として、3か月頃になると喃語(なんご)を発する、動くものを目で追う「追視」の様子が見られるようになる頃です。6か月を過ぎると、目の前にあるものに自ら手を伸ばして触れようとしたり、指先でものを掴んで動かしたりするような姿も見られるでしょう。
製作遊びにおいては、保育士の様子を観察しながらスタンピングを真似たり、クレヨンをグーの持ち方で握って殴り書きしたりできる子どもも出てきます。

■0歳児の製作の狙い


0歳児の製作の狙いは「見る」「聞く」「触れる」などの五感を刺激して感覚器官を発達させながら、さまざまな遊びを楽しむ感性を養うことです。
狙いを満たす遊びには、以下のようなものがあります。

● カラフルな色を取り入れ、指先を使った遊びで楽しむ
● 子ども自身の手足を使い、夏のモチーフを表現して楽しむ

■注意点について


0歳児と言っても月齢によって発達の度合いが異なり、子ども一人ひとりができることには差があります。保育士は、製作の狙いを意識しつつ、子どもが楽しんで達成感を得られるように援助することが大切。
0歳児の製作における注意点の具体例には、以下のようなものがあります。

● 環境や時間設定に配慮し、ゆったりと製作に取り組める余裕をもたせる
● 色遊びでは、子どもが興味をもちやすいカラフルな色を使う
● まずは保育者がお手本を見せて製作手順やルールなどを知らせ、子どもが不安なく取り組めるようにする
● 「きれいな色だね」「1人で上手にできたね」など、子どもを認める言葉がけを積極的に行う
● クレヨンを使う場合は、0歳児の子どもが握りやすい長さと太さのクレヨンを用意する
● 絵の具やクレヨンを使って汚れた手で、子どもが口や体に触れないように気を付ける
● 絵の具やクレヨンを使った製作をもっと楽みたいという子どもがいることを想定し、満足感が十分に得られるように保育時間や使う教材にゆとりをもたせる


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2. 0歳児の製作の技法




0歳児の製作で取り入れたい技法を3つ紹介します。

■手形・足形


手形や足形は、絵の具を塗った手のひらや足の裏で画用紙にスタンピングして型をとる技法のこと。製作の技法として最もポピュラーで、子どもにも人気があります。
画用紙に色がつくことだけでなく、絵の具の温度や感触を肌で感じることができるため、多くの刺激を得られる遊びです。また、子どもの手足が大きくなり成長していることを実感できる作品になるため、保護者の方にも喜ばれるでしょう。

■指スタンプ


指スタンプとは、絵の具を指先につけて画用紙に色づけしていく技法のこと。この技法では、0歳児の指先の発達を促すことが期待できます。
また、子どもはこの技法と通し、自分の指が思い通りに動かせる喜びや、絵の具が伸びて描けることの不思議さなどを感じられるでしょう。

■デカルコマニー


デカルコマニーとは紙の片側に模様をつけ、半分に折ることで反対側に同じ模様を転写する技法のことです。
指で直接色を塗る方法もありますが、たんぽを使って色づけをする方法もあります。
模様が左右対称になったり、想像できない模様ができ上がったりする技法のため、子どもの好奇心をかき立ててくれるでしょう。


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3. 7月におすすめ!0歳児クラスの製作遊び




ここからは、7月にぴったりの0歳児クラスで行う製作遊びの事例を紹介します。

■足形で製作




足形の製作遊びを2つ紹介します。

【足形のすいか】

<用意するもの>
● 絵の具
● 白い画用紙
● はさみ
● のり
● パレットなど

<製作手順>
1. 赤色や黄色の絵の具を使い、両足のかかとを揃えた足形を取る
2. 足形の指先の部分を下にし、その下側にあらかじめ画用紙で作ったすいかの皮と種を貼りつける
3. 子どもの足の大きさに合わせて皮の部分を保育士が切り取る

足形すいかの製作ポイントは、足形を取る際に両足のかかとを揃えることです。
この足形を上下逆さまにすることで、三角形にカットされたすいかの身の部分に見せることができます。
種の部分はたんぽで表現してもおもしろいでしょう。

【足形のペンギン】

<用意するもの>
● 絵の具
● 白い画用紙
● はさみ
● のり
● パレット
● ペン
● 筆など

<製作手順>
1. 足の裏に絵の具を塗り、画用紙に足形を取る
2. 足形に合わせてはさみで切り取る
3. あらかじめ画用紙で作った目をのりで貼り、くちばしやネクタイなどをペンで描き足す

この製作では、足形のかかと部分がペンギンの顔になり、指の部分はペンギンがよちよちと歩く様子に見えます。
足形ペンギンの製作ポイントは、ペンギンの体の色に黒以外の色を使って作ることです。
黒だけでは暗くて寂しい印象になってしまうため、黄色や青などさまざまな色を用意して明るく楽しい作品に仕上げましょう。

■手形で製作




手形の製作遊びを3つ紹介します。

【手形の金魚】

<用意するもの>
● 絵の具
● 白い画用紙
● はさみ
● のり
● パレットなど

<製作手順>
1. 手のひらに赤い絵の具を塗り、画用紙に手形を取る
2. 足形に合わせてはさみで切り取る
3. あらかじめ画用紙で作った目をのりで貼る

手形金魚の製作ポイントは、なるべく手を大きく広げて手形を取ることです。指と指の間隔が広いと、よりダイナミックで元気な金魚に見えます。
金魚鉢の台紙に貼れば、夏にふさわしい涼しげな作品になるでしょう。

【手形の花火】

<用意するもの>
● 絵の具
● 黒い画用紙
● はさみ
● のり
● パレットなど

<製作手順>
1. 手のひらに絵の具を塗り、黒い画用紙に手形を取る
2. 複数回手形を取り、花火のような円形にする
3. 花火の中央部分にマスキングテープなどを貼り、周囲にシールやクレヨンなどで装飾する

手形花火の製作ポイントは、黒い画用紙を使って、より花火を鮮やかに見せることです。また、手形に使う絵の具はさまざまな色を用意して子どもに自由に選ばせ、手形を取る時間を存分に楽しみましょう。

【手形のカニ】

<用意するもの>
● 絵の具
● 白い画用紙
● はさみ
● のり
● パレット
● ペン
● 折り紙
● シールなど

<製作手順>
1. 手のひらに赤い絵の具を塗り、画用紙に左右片手ずつの手形を取る
2. 両方の手形の手首部分をやや重ねてのり付けする
3. ペンで目を描いたり、甲羅部分に折り紙やシールなどで自由に模様をつけたりする

手形カニの製作ポイントは、金魚と同様になるべく手を大きく広げて手形を取ることです。親指部分がカニの目になり、カニの躍動感も出すことができるでしょう。
ペンやシールなどでカニに模様を付けると、より個性を表現できますよ。

■氷でお絵かき




氷でお絵かきとは、画用紙の上で色がついた氷を滑らせる製作遊びです。

<用意するもの>
● 画用紙
● 絵の具や食紅
● 製氷皿やゼリーの空き容器
● ストロー
● ラップなど

<製作手順>
1. 製氷皿などに絵具と水を入れてよくかき混ぜる
2. 製氷皿にラップを二重にして巻き、ラップの上からストローを刺して凍らせる
3. 氷に刺さったストローの部分を手に持ち、画用紙の上でお絵かきをする

製作のポイントは、複数の色の氷を用意しておくことです。手で持つ部分はストローではなくつまようじでも代替できますが、子どもがケガをするリスクがあるため、十分に注意しましょう。
また、氷を口に入れることがないよう、事前にルールを共有しておくことも大切。冷たい氷の感触を楽しむ子どもからはたくさんの歓声があがります。

■紙皿で製作




紙皿を使った製作遊びを2つ紹介します。

【カメ】

<用意するもの>
● 色画用紙
● 紙皿
● 折り紙
● はさみ
● のり
● フェルトペンなど

<製作手順>
1. 亀の甲羅の模様を表現するため、折り紙を手で小さくちぎる
2. 紙皿全体にのりをつけ、ちぎった折り紙を貼る
3. 色画用紙で、亀の頭・手足・しっぽを付ける
4. フェルトペンで亀の目や口を描く

カメ製作のポイントは、いかに甲羅をカラフルにするかという点です。亀のイメージにとらわれず、緑以外の色紙やキラキラのシールなども使用しましょう。
また、亀の甲羅部分はプリンの空き容器などでアレンジするのもおすすめです。

【ヒマワリ】

<用意するもの>
● 紙皿
● 茶色の折り紙
● はさみ
● 黄色のペン
● のり
● えんぴつなど

<製作手順>
1. 紙皿のふちの部分をペンで黄色に塗る
2. えんぴつで紙皿のふちの部分を花びらの形に型どり、線に合わせてはさみで切る
3. ヒマワリの中心部分に、手で小さくちぎった茶色の折り紙を貼る

ヒマワリの製作ポイントは花びらの部分。0歳児には、型どりやはさみで切る作業は難しいため、あらかじめ保育士が準備する必要があります。
子どもには折り紙をちぎったり貼ったりすることを楽しんでもらいましょう。場合によっては中心部分に絵を描くなど、臨機応変に製作を楽しみたいですね。

■絵の具を使ってにじみ絵




さわやかな色を使ったにじみ絵は夏の製作に最適です。

<用意するもの>
● 画用紙
● 水
● 絵の具
● 筆など

<製作手順>
1. 画用紙に筆で水を塗る
2. 水の上に絵の具で色をつけてにじませる
3. 1と2の手順を繰り返す

にじみ絵の製作ポイントは筆の使い方です。
筆に付ける絵の具の量や、画用紙に描くときの筆の強さで印象が大きく変わります。はじめのうちは力加減などが難しいため、子ども一人ひとりに援助が必要となるでしょう。
水を使うため、準備や後片付けが大変ですが、じわじわとにじんでいく絵の具の様子に、子どもたちも夢中になってくれます。


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4. まとめ



0歳児の製作遊びにおける狙いや注意事項、7月に最適な製作遊びの事例などを紹介しました。
製作遊びは、0歳児にとって成長を促す重要な役割を持ちます。
保育士は環境などに配慮しながら積極的に声がけを行い、子どもが楽しみながら豊かな感性を育めるような製作遊びを実践しましょう。




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この記事を書いた人

セントスタッフ株式会社
デジタルマーケティング部
小野寺和菜

求人あるあるの求人作成・記事執筆を担当。保育士。 保育士として認可保育園で5年間勤務。保育士経験に基づく求職者目線での記事作成が得意。

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