保育園でおすすめの4歳児向け室内遊びを運動・製作・集団遊び別に紹介!遊びの狙いやポイントにはどんなものがある?
保育

2022年8月5日

保育園でおすすめの4歳児向け室内遊びを運動・製作・集団遊び別に紹介!遊びの狙いやポイントにはどんなものがある?


4歳児は、言語能力や運動能力、操作能力といったさまざまな能力が向上する時期です。
社会性が発達する時期でもあり、自立がさらに進みます。そんな4歳児におすすめの室内遊びを、運動・製作・集団遊びに分けてご紹介。
室内遊びのポイントや狙いについてもご説明していきますので、ぜひ保育の参考にしてください。

 

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1. 4歳児の室内遊びの狙いについて



4歳児は運動能力や身体能力が上がり、片足立ち、けんけん、スキップといった体のバランス感覚を重視する動きができる年齢です。また、細かい指先の動きも上達し、身の回りを整える習慣も身に付け始めます。
そんなタイミングでの室内での遊びは、天候に左右されず、好奇心を生かした活動でさらに運動機能や操作能力を高められるのがメリット。そして、集団での遊びを通して協調性や社会性を身に付ける一方、自己実現や自立に向けた成長も見られる時期でもあります。
お友達とのトラブルの経験から、ルールや決まりを守ることの大切さを知り、楽しく遊ぶにはどうすればよいかを考えるきっかけになるでしょう。さらに、自分の頭で考えたり想像したりもできるようになるため、室内遊びを利用して好奇心や興味を一層広げる活動を設定することをおすすめします。


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2. 4歳児におすすめの室内遊び ~運動編~



4歳児は、自分のイメージ通りに体を動かせるようになる時期。2つの動きが同時にできたり、タイミングをとったりする遊びもこなせます。
まずは、4歳児におすすめの室内でできる運動遊びについて遊びのルールやポイントをご紹介します。

■バウンドキャッチボール


バウンドキャッチボールは、ボールを床にバウンドさせてキャッチするキャッチボールです。
ノーバウンドでのキャッチボールに比べて、バウンドさせる分ボールのスピードが落ちるので、子どもの力の差が出にくいでしょう。
また、バウンドキャッチボールは、力を入れすぎると相手が取れなかったり、ボールが遠くまで行ってしまったりと、自身で力の入れ具合をコントロールしなければなりません。力を加減したり、タイミングを計ったりしながら行うボール遊びは、4歳児が夢中になれる遊びの一つです。
2人だけではなく、3人や4人でも遊べるため、おすすめです。

■おしり走


おりし走は、足をのばした状態で座り、お尻を使って走る競争です。本来の足の速さとは関係なく競争できるので、走るのが苦手な子どもでも参加しやすいと言えます。
なかなか思うように進めない子どもには、腕をしっかり振るように声をかけてあげましょう。最初は短い距離から始めて、慣れてきたら折り返しを入れるなど子どもに合わせて設定すると盛り上がります。

■けんけんぱ


けんけんぱは、片足もしくは両足でジャンプする遊びです。
足の着く場所に輪っか(フラフープなど)を置いて、1つだと片足で「けん」、2つだと両足で「ぱ」という具合にジャンプしながら進みます。「けんけんぱ、けんぱ、けんぱ、けんけんぱ」のように歌いながらジャンプするなど、2つの動作を入れても楽しめるため、いろいろな組み合わせを作るのもいいでしょう。
競争するよりは、順番にクリアしていく遊び方が向いています。

■縄跳び


縄跳びは、1人もしくは大勢で縄を飛ぶ遊びです。
一人ひとりで時間を決めて縄跳びをしたり、全員で大縄(長縄)飛びをしたりします。他にも、蛇のようにくねくねと動く縄に当たらないようにジャンプして飛び越えたり、ピンと張った縄をだんだんと低くしながらくぐったりする遊び方も人気。
縄跳び遊びの際は、服や靴が引っかからないよう十分注意しましょう。


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3. 4歳児におすすめの室内遊び ~製作編~




手先が器用になる4歳児は、何かを製作する遊びに夢中になることも多いでしょう。切る・貼る・折るなどの動きも細かくできるようになり、想像しながら製作します。自分の思いやイメージを作品に表現する過程を楽しめるような環境を準備してあげましょう。
以下では、4歳児におすすめの室内でできる遊びを紹介します。用意するものやポイントについて、それぞれ確認してみてください。

■折り紙


折り紙は指先を鍛えたり、想像力や集中力を養ったりするのにおすすめの遊びです。好きな色を選べるように、複数色のある折り紙を準備しましょう。角を揃えると仕上がりがきれいになることを教えてあげることで、進んで角を揃えようとするのも4歳児の成長が伺えるポイントです。
工程が多いと難しく感じてしまうため、少ない工程で完成する題材を選びましょう。動物や乗りもの、建物など、顔や窓などを書き足して仕上げるようにすれば、手軽に楽しめます。

■手作りおもちゃ製作


手作りおもちゃ製作は、作った後に遊べることが最大の面白さ。紙コップで作るけん玉やロケット、ペットボトルで作るビー玉落としや噴水シャワーなどがあります。
おもちゃ製作でよく使う道具は、以下の通りです。
● 紙コップ
● ペットボトル
● 画用紙
● ビニールテープ
● はさみ
● のり
● ペン

道具は子どもたちが安全に使用できるものを、準備しておきましょう。

■お絵描き


4歳児の成長段階として、3歳児が描く頭足人から頭胴二足人間が描けるようになる時期です。
これは、人や周りを観察して表現する力がついてきた証拠と言えます。お絵描きでは、子どもたちに見えている世界を存分に表現させてあげましょう。
画用紙にクレヨンで描くのもよいですが、大きな模造紙に絵具を使って描くのも表現の幅が広がります。みんなでひとつの絵を描く活動や、手形や足形をとってお絵描きするのもおすすめ。


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4. 4歳児におすすめの室内遊び ~集団遊び編~




簡単なルールが理解でき、集団で遊べるようになる4歳児には、ゲーム遊びも取り入れてみましょう。
ただし、4歳児は自我が強くなる時期でもあります。お友達とのかかわりの中でケガをしないよう、決まりやルールはしっかり伝えておきましょう。
それでは、集団でできる室内遊びをルールやポイントを踏まえてご紹介します。

■椅子取りゲーム


椅子取りゲームは、椅子に素早く座って最後まで残った人が勝ちのゲームです。
ルールは以下の通りです。

1. 参加人数より1つ少なく椅子を準備し、背中合わせにして円状に並べます。
2. 音楽がかかっている間、子どもたちは椅子の周りを円になって歩き、音楽が止まったら椅子に座ります。
3. 椅子に座れなかった人は抜けます。
4. 椅子を1つ減らして、繰り返します。
5. 最後まで残った人が優勝です。

抜けた人には応援団になってもらうと、ゲームが終わるまで飽きずに楽しめるでしょう。
椅子の取り合いになることがあるので、椅子の周りは走らない、押したり叩いたりしないなど、最初に決まりを伝えておくのがポイントです。

■震源地ゲーム


震源地ゲームは、鬼が震源地役の子どもを当てるゲームです。
ルールは以下の通りです。

1. 鬼と震源地役の子どもを1人ずつ決めます。
2. 鬼を真ん中にして、子どもたちが輪になります。
3. スタートの合図で、震源地役の子どもが鬼にバレないようにいろいろな動きをします。
4. 他の子どもが震源地役の子どもの動きを真似ます。
5. 誰が震源地役の子どもかを鬼が当てられたら交代です。

なかなか当てられない場合は、時間を決めて交代するなどのルールを設けておくといいでしょう。

■大根抜き


大根抜きは、子ども同士で腕を組んで足を伸ばして座り、保育者が脚を引っ張って抜いていき、最後まで抜けなかった子どもの勝ちのゲームです。
爪が伸びているとケガにつながるため、あらかじめ短く切っておくように指導する必要があるでしょう。また、肩が抜けやすい子がいる場合は、十分注意して行なわなければなりません。
子ども同士で行う場合は、ズボンを脱がすことがないように、引っ張る場所を決めておくようにしましょう。

■ハンカチ落とし


ハンカチ落としは、ハンカチを使った鬼ごっこです。
ルールは以下の通りです。

1. 鬼を1人決めて、残りの子どもは円になり目をつむって内側を向いて座ります。
※背中に手をまわし、手のひらを上にして座りましょう。
2. ハンカチを持った鬼が円の周りを走り、誰かの後ろにハンカチを落とします。
3. ハンカチを落とされた子どもはハンカチを拾って鬼を追いかけます。
4. ハンカチを落とされた子どもの場所に鬼が先に座ったら交代です。

ハンカチ落としは4歳には難易度が高めですが、どうすれば落とされたハンカチに早く気付けるか、どうすれば逃げ切れるかなどの作戦を考えながら遊ぶ楽しさがあります。広めの場所を確保して、周りの安全を確認してから始めましょう。

■フルーツバスケット


フルーツバスケットは、椅子を使った移動型の集団遊びです。
ルールは以下の通りです。

1. フルーツを使ったグループに分かれます。(いちご・バナナ・ももなど)
2. 全員の人数より1つ少ない数の椅子を内側に向けて円状に並べます。
3. 鬼を1人決めて、円の中心に立ちます。
4. 鬼に言われた果物のグループが別の椅子に移動します。
※鬼も空いた椅子に座ります。
5. 座れなかった子が次の鬼になります。
※フルーツバスケットと言われたら全員移動します。

フルーツバスケットは空いた椅子をめがけて走るので、交錯してお友達とぶつかる可能性があります。円は十分な大きさを確保しておきましょう。またフルーツだけではなく、乗りものや動物グループなど子どもたちの好きなグループに分けると楽しみが広がります。


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5. 4歳児の室内遊びのポイントとは?




4歳児は、活発で好奇心が旺盛な時期です。
室内遊びをする際は、以下の3つのポイントを押さえて安全に活動させてあげましょう。

● ルールを守ることや安全に遊ぶこと
● きちんと片付けができること
● 自主性を重んじること

■ルールを守ることや安全に遊ぶことを教える


集団遊びができるようになると、友達とのかかわりの中でぶつかることも多くなってしまいます。決められたルールを守らないとみんなで楽しく遊べないこと、ケガをしてしまう(させてしまう)ことをしっかりと認識させましょう。
また、製作で使う道具類には危険なものもあります。正しい使い方を子どもたちに繰り返し伝えておくことも大切です。

■きちんと片付けができるように工夫する


室内遊びでは、次の活動のためにもきちんと後片付けをすることが大切。使ったものは決まった場所、または元の場所に片付けるように声かけをしましょう。片付けの際には、片付ける場所が子どもたちにわかりやすいよう、工夫をしておくとスムーズです。
たとえば、道具類を色分けしてシールを貼っておくと、同じ色の箱に片付けやすくなります。また、片付ける棚や箱に入っていたものの写真を貼っておくと、片付ける場所がわかりやすくなるのでおすすめ。
子どもがなかなか片付けられないときは、遊び感覚で片付けられるように、お片付けの歌を歌いながら片付けたり、片付け競争をしたり、楽しみながらできる工夫をしましょう。

■自主性を重んじる


4歳児の子どもは、好きな遊びややってみたい遊びを、自分で見つけられるようになる時期です。
その時期に保育者がすべての遊びを決めてしまうと、子どものやりがいや自主性が削がれてしまう可能性があります。ある程度の方向性は決めつつ、子どもが自分たちで遊びを選択できる環境を作ってあげましょう。


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6. まとめ



4歳児は、心も体も大きく成長する時期です。複雑な動きやルールのある遊びにも積極的に挑戦し、興味や関心のある遊びを通して協調性や社会性を育みましょう。
今回ご紹介した室内遊びを取り入れることで、子どもを楽しませながら成長を促せます。




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この記事を書いた人

セントスタッフ株式会社
デジタルマーケティング部
小野寺和菜

求人あるあるの求人作成・記事執筆を担当。保育士。 保育士として認可保育園で5年間勤務。保育士経験に基づく求職者目線での記事作成が得意。

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