保育でできる段ボール遊びってなに?狙いや詳しい遊び方について解説
保育

2023年4月25日

保育でできる段ボール遊びってなに?狙いや詳しい遊び方について解説


段ボール遊びは、運動能力や集中力を養いながら、豊かな感性やコミュニケーション能力を育む活動ですが、具体的にどのような遊び方があるかわからない方も多いのではないでしょうか。
この記事では、段ボール遊びの狙いや作成方法に加えて、おすすめの遊び方も紹介します。また、段ボール遊びで注意したいポイントも解説しますので、保育園や室内遊びを検討する際に、ぜひお役立てください。

 

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1. 段ボール遊びを行うねらいはなに?



まずは、段ボール遊びの狙いを解説します。

■体を使った段ボール遊びで運動能力をつける


体を使った段ボール遊びには、次のメリットがあります。

● 運動能力を養う
● 病気やケガを予防する
● 運動習慣を身につける

子どもの頃に運動習慣を身につけておけば、食事で摂取したエネルギーと運動で消費するエネルギーのバランスが整うため、肥満などの生活習慣病を予防する効果が期待できます。また、段ボール遊びに運動を取り入れる際は、子どもが安全に取り組める環境を整えておきましょう。

■段ボール工作を通して集中力をつける


段ボール遊びに工作を取り入れれば、集中力をつける効果も期待できます。その際は、子どもの集中力が持続できるように、保育者が定期的に声かけを行うとよいでしょう。ただし、子どもが集中して工作に取り組んでいる場合は、無理に話しかけず、見守る姿勢も大切です。

■感覚を楽しめる


段ボールには、平らな面とデコボコの面があるため、感覚を楽しみながら遊べるうえに、手指の発達を促す効果も期待できます。乳幼児の場合は、段ボールをつかんだり動かしたりして、感覚を楽しめるおもちゃを作ってみるのもよいでしょう。

■豊かな感性と表現力が養われる


子どもは、段ボール遊びを通して、イメージを形にするなど豊かな感性や表現力を養います。また、工作を自由に楽しみながら、必要な道具を子ども自身が自由に想像して遊ぶことで、子どものストレス軽減効果や想像力の向上も期待できるでしょう。

■コミュニケーション能力が上がる


周りの人と協力して段ボール遊びに取り組めば、コミュニケーション能力を上げる効果も期待できます。保育者のサポートがなくても、友だちと意見を共有しながら取り組めるようになれば、さらに段ボール遊びが楽しくなるでしょう。


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2. おすすめの段ボールの作り方・遊び方




ここからは、おすすめの段ボール遊びを紹介します。仕組みやポイントも解説するので、日々の活動にお役立てください。

■段ボールトンネル


段ボールトンネルは、段ボール箱を自由につないで、スタートからゴールまでくぐって楽しむ遊びです。

【用意するもの】
● 段ボール
● ガムテープ

【仕組み・ポイント】
● 高さがあると倒れやすくなるため、注意する
● さまざまな方向につなげて、迷路にするのもおすすめ
● 無地の段ボールであれば、子どもと一緒に装飾を楽しめる
● 広いスペースの仕切りとしても使用可能
● 折り畳めば場所を取らずに収納できる

■段ボールのぞき穴


段ボールのぞき穴は、周りの人とコミュニケーションを取りながら、段ボールの中身を予想する遊びです。

【用意するもの】
● 段ボール
● 紙コップ
● カッターまたははさみ
● ガムテープ

【手順】
1. 段ボール箱の蓋を切り取る
2. 1の両側面と紙コップに1~2cmの穴を開ける
3. 2の紙コップの底部分に1cm間隔で切り込みを入れる
4. 3で切り込みを入れた底部分を外側に折る
5. 穴を合わせた状態で、2と4をテープで固定する

【仕組み・ポイント】
● 友だちと協力して、ヒントを出し合いながら楽しめる
● 段階的に難易度を上げるのもおすすめ
● 箱の中身を予想することで、想像力や発想力を養う

■段ボールでハイハイ運動


段ボールの両端をつないでその中でハイハイをすれば、のびのびと運動ができます。

【用意するもの】
● 段ボール 2つ
● ガムテープ
● カッターまたははさみ

【手順】
1. 段ボールを開いた状態にする
2. 1の天井と底の部分を切り取る
3. 2をもう1つ用意する
4. 2・3の端を貼り合わせる

【仕組み・ポイント】
● ハイハイの動作で、腕の力を鍛える
● サイズを変えたい場合は、段ボールの大きさや枚数を調節する
● 段ボールをいくつかつなげて、複数人で遊ぶのもおすすめ
● 前が見えにくく、衝突の可能性もあるため、安全に遊べる広いスペースを確保する
● 運動会や雨の日の室内遊びにも向いている

■ビー玉迷路


幼児クラスにおすすめのビー玉迷路は、集中力や想像力を養う段ボール遊びです。

【用意するもの】
● 段ボール
● 浅くて広いサイズのお菓子の空き箱
● ビー玉
● カッターまたははさみ
● ペン
● 木工用接着剤

【手順】
1. 段ボールを小さく切る
2. お菓子の空き箱を1で仕切り、迷路を作る
3. 2をペンで装飾する

【仕組み・ポイント】
● 行き止まりやトンネルなど、コースを自由に作れる
● 霧吹きで段ボールを濡らして表面をはがせば、デコボコ道も作れる
● ビー玉を使用する際は、誤飲に注意する

■段ボールブーメラン


外遊びにも使える段ボールブーメランは、色や形を自由に選びながら、子どもの感性を育む段ボール遊びです。

【用意するもの】
● 段ボール
● ガムテープ
● ビニールテープ
● カッターまたははさみ

【手順】
1. 段ボールをVまたはXまたはY字に切り取る
2. 1にガムテープを巻いて、重さを調節する
3. 2にビニールテープを貼って模様をつける

【仕組み・ポイント】
● 自由にアレンジを加えて、自分好みのブーメランを追求しよう
● 軽いので小さな子どもでも飛ばしやすい
● ブーメランの回転時の変化にも注目しよう
● ブーメランを装飾する際は、油性ペンやシールの使用もおすすめ


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3. 段ボール遊びで注意したいポイント




段ボール遊びでは、次の注意点を参考にしながら、段ボール遊びを安全に楽しみましょう。

■はさみの取り扱いに注意


段ボール遊びではさみを使用する場合は、取り扱いに注意しましょう。表面が滑らかな段ボールは、はさみで切りにくい傾向にあるため、子どもの年齢や安全を考慮して、次の事前準備を行いましょう。

● 保育者が事前に切っておく
● 段ボール専用のカッターを使用する

また、子どもがはさみを使用する場合は、次のポイントに注意が必要です。

● 保育者の目の届く範囲で使用させる
● 約束を決める
● 座って使用する
● 刃先を周りの人に向けない

■断面で指を切ってしまわないように注意する


段ボールは、断面で手や指を切ってしまう恐れもあるため、手作りおもちゃに使用する場合は、端をテープで覆っておくと安心です。また、段ボール箱を分解する際は、手先の動作が大きくなり、ケガをしやすいでしょう。慎重に作業するように声かけをしておくことをおすすめします。

■しっかりと掃除をして誤飲・誤食を防止する


段ボールは、工作時に切りくずが出やすい素材です。誤飲や誤食を防ぐために、段ボール遊びを行う際は、次のポイントに注意しましょう。

● 工作するスペースを事前に決めておく
● 段ボール遊びの後は、床や机の上に残った切りくずを掃除する


4. まとめ



今回は、運動能力や集中力を養える段ボール遊びについて紹介しました。段ボール遊びでカッターやはさみを使用する場合は、事前に保育者が切っておくなど、子どもの年齢や安全に考慮した準備が必要です。また、段ボールは工作時に切りくずが出やすいため、作業スペースを決めておき、工作が終わったら後片付けを十分に行いましょう。


 
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この記事を書いた人

セントスタッフ株式会社
デジタルマーケティング部
小野寺和菜

求人あるあるの求人作成・記事執筆を担当。保育士。 保育士として認可保育園で5年間勤務。保育士経験に基づく求職者目線での記事作成が得意。

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