ふれあい遊びとは?ねらいや効果、親子で楽しめる遊びも紹介!
保育

2022年2月28日

ふれあい遊びとは?ねらいや効果、親子で楽しめる遊びも紹介!

ふれあい遊びは、子どもとのスキンシップやコミュニケーションを図るのに、ぴったりの遊びです。

スキンシップは、子どもに安心感を与えるだけでなく、大人も優しい気持ちになったり幸せを感じたりしますよね。
こういった安心感や親しみの気持ちは、子どもの心の安定や社会性の発達に必要不可欠です。

とはいえ、どのようなふれあい遊びがあるのか、わからない方も多いのではないでしょうか。ふれあい遊びは、子どもに与える効果などを意識しながら、成長に合わせて選んであげるのが大切です。

この記事では、主に0〜2歳の乳児のふれあい遊びについて、ねらいや効果、おすすめのふれあい遊びまで、詳しく紹介します!

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1. 乳児(0歳児、1歳児、2歳児)が楽しむ!ふれあい遊びとは




ふれあい遊びとは、周囲の大人や友だちとのスキンシップ・コミュニケーションを楽しめる遊びです。

ふれあい遊びには、主に次の3つがあります。

● 昔から子どもたちに歌う歌として親しまれている「わらべうた」
● 子どもたちが体の動かし方を学べる「手遊び歌」
● 全身運動を楽しむ「身体遊び」

簡単な歌やリズムに合わせて歌ったり、ルールにしたがって身体を動かしたりするので、言語機能・運動機能・社会性などの発達に役立つでしょう。

0〜2歳児ころは、心身ともに発達の基礎が形成される大切な時期です。周囲とのかかわりを学べたり、安心感を得られたりするふれあい遊びは、保育や子育てにぜひ取り入れたい遊びです。

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2.乳児向けのふれあい遊びのねらい




乳児向けのふれあい遊びには、主に次のようなねらいがあります。

● スキンシップを通じて子どもが安心感を持つ
● コミュニケーションを通じて他人への親しみを持つ
● 体の動かし方や動かす楽しさを知る

子どもの心身の発育にとって、周囲の大人に気にかけられている、守られているという安心感は大切です。ふれあい遊びでは、見つめ合ったり、ふれあったりするので、子どもに安心感を与えられるでしょう。

また、歌やゲームを通じて、人とコミュニケーションをとれるので、他人への親しみや共感の気持ちが育まれます。運動能力や言語能力が発達する2歳ころになると、簡単なルールのゲームができるようになるので、社会性を身につけるのにも効果的です。

全身を動かす遊びも多いので、体の動かし方を身につけたり、動かす楽しさを知ったりするねらいもあります。

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3. 乳児向けのふれあい遊びの効果



スキンシップやコミュニケーションをとれるふれあい遊びは、子どもにとってメリットが多い遊びです。

ここでは、乳児向けのふれあい遊びの効果を4つ紹介します。

■心の安定が図れる



ふれあい遊びを通して、周囲の大人や子どもとスキンシップをとると、脳内物質「オキシトシン」が分泌されます。

このオキシトシンは、愛情ホルモンや幸せホルモンと呼ばれており、子どもが安心感を抱いたりリラックスしたりするのに役立つ物質です。

乳児の頃から、オキシトシンが多く分泌されている子どもは、ストレスに強くなったり情緒が安定したりするといわれています。

■感覚機能の成長



ふれあい遊びでは、大人と子どもがふれあったり、子ども自身が身体を動かしたりするので、体・脳ともにたくさんの刺激を受けます。

人と肌がふれあうことで触覚が刺激されたり、人の動きに注目することで視覚が発達したりするでしょう。また、手や足などを繰り返し動かすので、徐々に体の動かし方が上手になっていきます。

■記憶力や思考力が養われる



ふれあい遊びは、リズムやメロディーに合わせた動作を覚えたり、人とコミュニケーションをとったりするので、記憶力や思考力が養われます。

その場にはないものやいない動物をイメージしながら、動くことも多いので、想像力も育まれるでしょう。子どもが歌や動作を覚えやすいように、大きくゆっくり見本を見せてあげるのが大切です。

■感情が豊かになる



ふれあい遊びを通して、人と関わる安心感を覚え、心が安定した子どもは感情表現も豊かになります。

また、コミュニケーション能力や社会性を育む効果も期待できるので、共感や思いやりの気持ちを持てるでしょう。

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4.親子でも楽しめる!乳児向けのふれあい遊び



乳児向けのふれあい遊びには、リズムや歌に合わせて歌ったり踊ったりするものから、ゲームを楽しんだりするものまで、さまざまです。

ここでは、わらべうた・手遊び歌・身体遊びにわけて、それぞれ紹介します。

■わらべうた



わらべうたとは、子どもたちに歌い聞かせたり、子どもが遊びながら歌ったりするうたのことです。

ここでは、大人と子どもがスキンシップをとれるわらべうたを2つ紹介します。

・いっぽんばしこちょこちょ




「いっぽんばしこちょこちょ」は、子どもの片方の手をとって、さまざまな刺激を加えるわらべうたです。

肘まで指を滑らせたり、手のひらを叩いたりつねったり、くすぐったりして遊びます。
簡単なリズムにのせて、さまざまな動きができるので、言葉がわからない乳児でも楽しめる遊びです。

・ぼうず ぼうず




「ぼうず ぼうず」はリズムに合わせて、頭やお腹、ひざなどをなでながら、スキンシップを楽しめる遊びです。

やさしくなでてあげた後に「ぺしょん」と軽く叩くようにしてあげると、アクセントになります。
単純な動きで、包み込むように撫でてあげると、赤ちゃんでも楽しめるでしょう。

■手遊び歌


・はじまるよ




「はじまるよ」は、「はじまるよはじまるよ」と軽快に繰り返すメロディーが、特徴的な手遊び歌です。

「何かがはじまるのかな?」と注目を引きつけやすいので、他の活動に移るときなどに活躍するでしょう。
明るく元気に歌うと、子どもたちも楽しんでくれます。

・バスにのって




「バスにのって」は、子どもが大人のひざの上に乗って、上下や左右の動きを楽しむ手遊び歌です。

ジェットコースターに乗っているような動きなので、小さい子どもに喜ばれます。
子どもが落ちないよう、しっかり支えてあげてください。

・コロコロたまご




「コロコロたまご」は、手をグルグル回したり、鳥の羽の動きを真似したりする手遊び歌です。

1つ1つの動作が大きいので、体を動かせない乳児は見ているだけでも楽しいでしょう。
子どもが大人の動きを真似できるようになってきたら、ゆっくり・ハッキリした動作でわかりやすいように見せてあげるのがポイントです。

・おおきなたいこ




「おおきなたいこ」は、大小2つのたいこを叩く手遊び歌です。

手のひら全体で大きなたいこを叩いたり、指だけで小さなたいこを叩いたりするので、大きさや力加減をイメージする想像力が養われます。

・かみなりどんがやってきた




「かみなりどんがやってきた」は、おへそや頭、おしりなどを隠す手遊び歌です。

細かくリズムを刻む軽快なメロディーなので、子どももノリノリで楽しめます。
何度も同じ動きを繰り返して、隠す部分を増やしていくので、隠すために工夫する力が養われるでしょう。

・いとまきまき




「いとまきまき」は、腕をクルクル回す動作が特徴的な手遊び歌です。

「いとまきまき ひいてひいて トントントン」というリズムは、有名ですよね。
単純な動きを繰り返すだけなので、どんな子どもでも楽しめます。

■身体遊び


身体遊びは、全身を動かしながら、ふれあいを楽しんだり、運動機能の発達を促したりできる遊びです。

できる動きが少ない0歳児は、大人が身体を動かしてあげる「赤ちゃん体操」がおすすめです。
ハイハイができるようになる1歳児には、トンネル遊びなどがいいでしょう。
歩いたり走ったりできる2歳児は、しっぽ取りゲームなどができるようになります。

身体を動かす楽しさを知ったり、周囲の大人や友だちと関わる中で社会性を身につけたりする効果が期待できます。

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5. 乳児とふれあい遊びを行うときのポイント




ふれあい遊びは、乳児の発育にいい効果をもたらしますが、適切な環境で行うことが大切です。
ここでは、乳児とふれあい遊びを行うときのポイントを3つ紹介します。

■安全に配慮する


ふれあい遊びをするときは、子どもの安全に配慮するようにしましょう。

子どもを大人の膝の上に乗せたり、ゆすったりする際は、子どもが落ちないか、動きは強すぎないかなどを気にかける必要があります。

また、複数の子どもが1度に同じ動きをしたり、追いかけっこのような遊びをしたりするときも、注意が必要です。

子ども同士がぶつかって事故にならないか、どこかにひっかかって転ばないか、などを確認するようにしてください。

■ゆっくり行う


乳児とふれあい遊びを行うときのポイント2つ目は、ゆっくり行うことです。

ふれあい遊びをするときの歌や動作が早いと、子どもが混乱して楽しめず、飽きてしまうことがあります。子どもが大人の真似をし始める1歳ころからは、特にゆっくりハッキリした動きを見せてあげることが大切です。

子どもの様子を見ながら、楽しめる工夫をしてみてください。

■乳児の様子にあわせる


ふれあい遊びを行う際には、乳児の様子にあわせることも大切です。

子どもたちがなかなか覚えられない場合や、真似するのが難しそうな場合には、何度も繰り返したり、ゆっくり見せてあげたりしましょう。難易度の低い歌や遊びに変更してあげるのも1つの手です。

子どもたちがふれあい遊びを楽しめているかどうかを観察するようにしてください。子どもの成長に合わせて、かける言葉を工夫したり、絵などを導入したりするのもおすすめです。

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6. ふれあい遊びをしてみよう




人とのスキンシップやコミュニケーションを楽しめるふれあい遊びは、乳児の心身の発育にいい効果をもたらします。

大人も子どもも楽しみながら、子どもの心の安定をはかれたり、感情を豊かに表現できたりするのは魅力的ですよね。

ふれあい遊びでは、歌やリズムに合わせて、全身を動かしたり、動作を覚えたりするので、運動機能や記憶力などの発達も期待できるでしょう。

この記事で紹介した内容を参考に、子どもの様子を見ながら、成長に合った遊びを選んであげてください。

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この記事を書いた人

セントスタッフ株式会社
デジタルマーケティング部
小野寺和菜

求人あるあるの求人作成・記事執筆を担当。保育士。 保育士として認可保育園で5年間勤務。保育士経験に基づく求職者目線での記事作成が得意。

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