ままごと遊びにはどんなことに気を付ける?身につくことや環境作りについても紹介します
保育

2023年3月28日

ままごと遊びにはどんなことに気を付ける?身につくことや環境作りについても紹介します


ままごと遊びでは、子どもの発達を考えた狙いが存在しますが、保育士の工夫により、子どもたちの想像力は無限に膨らませることができます。
しかし、ままごと遊びをする際には、注意しておかなければいけない点もあります。
今回は、ままごと遊びを促す際に知っておくべき狙いと注意点を見ていきましょう。

 

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1. ままごと遊びの狙い



ままごと遊びには5つの狙いには、以下のようなことが挙げられます。

● 自分の気持ちを伝えられる
● 友だちの考えを聞くことができる
● 人間関係の中でイメージを共有して一緒に遊べる
● 身近なものや人を何かに見立てられる
● 真似をすることでイメージの世界を広げられる

ままごと遊びは、子どものイメージを大切にしつつ、さまざまな狙いを組み合わせられる遊びです。


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2. ままごと遊びは身につくことがたくさんある!




ままごと遊びで身につくことはたくさんありますが、特筆すると5つ挙げられます。

■想像力が豊かになる


ままごと遊びでは、子どもがイメージを共有しながら遊ぶため、想像力が豊かになります。
たとえば、石ころをご飯に見立てて遊ぶには、想像力が必要です。砂場で遊べる食器などを用意し、想像力を豊かにすることを誘発するのもよいでしょう。

■コミュニケーション能力が高まる


コミュニケーション能力が高まるのも、ままごと遊びの特徴です。ままごと遊びにはたくさんの役が必要なため、友だちや大人を巻き込んでコミュニケーションを取る必要があります。
たとえば、母親役をしたい女の子が複数人いる場合、話し合いを通して1人の母親役を決めなくてはなりません。このような話し合いを通して、協調性や決まりごとに従う能力が身につくと考えられるでしょう。

■言語能力が高まる


ままごと遊びでは、さまざまな役を演じる中で大人の特徴を真似するため、言語能力が高まる傾向があります。
たとえば、電話する母親の真似をする場合、声を半音高くして話すなど、大人の真似をすることでより高度なコミュニケーションを身につけられるでしょう。

■表現力が高まる


喜怒哀楽を与えられた役を演じるため、ままごと遊びは表現力が高まる傾向にあります。立場による喜怒哀楽を表現することで、イメージの世界をより具体的に共有する必要があるからです。
たとえば、父親に怒る母親を演じる子どもは、怒りを全面に押し出す表現をするでしょう。もちろん心から怒りを感じているのではなく、演じることで感情を表現し、コミュニケーションに必要な表現を学んでいます。

■観察力が身につく


複数の役の様子を見ながら遊ぶため、観察力が身につきやすいでしょう。ままごと遊びに参加する人数が少ない場合、複数の役を演じることがあります。
他の人の様子を把握することで、必要に応じた立場で演技するため、周囲を観察する能力が身につきます。


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3. ままごと遊びのおもちゃの選び方




保育士が考えておかなければいけないおもちゃの選び方を紹介します。
ままごと遊びは、イメージの世界で役を演じます。安全性に注意しておかなければいけないため、なかでも意識することを3つ紹介します。

■素材は口に入れても大丈夫なものを選ぶ


ままごと遊びでは、食べたり飲んだりする動作の真似をすることから、おもちゃを口につける可能性があるため、おもちゃの素材は口に入れても大丈夫なものを選ぶようにしましょう。飲み込むような大きさでない場合でも、舐めても大丈夫なようにする配慮が必要です。
また、遊び終わった後に洗える素材にしておくと、手入れに困らなくなるでしょう。

■サイズは使いやすく、大きいものを!


おもちゃのサイズは、使いやすく大きいものを選びましょう。子どもの口より大きい素材にすると、誤飲の恐れがなくなり安心です。
ただし、あまりに大きなものは管理スペースが必要になるため、保育園の環境などにも配慮して適切な大きさのものを考えておきましょう。

■壊れにくいものを選ぶ


ままごと遊びでは、イメージの中の世界で遊ぶ際におもちゃを落としたり投げたりすることがあるため、壊れにくい素材を選ぶことも必要です。
おもちゃが壊れてしまうと、破損部分で子どもがケガをする場合があります。仮に食材のおもちゃを使用する場合、手作りのものを用意すると壊れても修復しやすいでしょう。


4. ままごと遊びの注意点




ままごと遊びでは、さまざまなトラブルが起きる可能性があり、注意が必要です。
最後は、ままごと遊びの際に注意すべきことを解説します。

■誤飲対策は徹底的に!


おもちゃの誤飲対策は徹底的に行いましょう。
いくらおもちゃの素材や大きさに注意していても、子どもが何を口に入れるかわからないものです。さまざまなケースを想定しつつ、口に入る大きさのものは徹底的に注意しておきましょう。
環境を排除するのではなく、子どものままごと遊びを見守る必要があります。危険なケースに備え、口に入れそうな場面で保育士がすぐに対処できるようにしておくことが大切です。

■子どもの間でのトラブル


ままごと遊びの際には、子どもの間でトラブルが起こる可能性を考えておかなければなりません。特におもちゃの個数は、子ども同士で取り合いになることがあります。おもちゃの貸し借りでのトラブルを避けるため、おもちゃの数は十分に用意しましょう。
コスト軽減をするために、可能な限り手作りのおもちゃを使用するのもおすすめです。

■なるべく子どものトラブルは見守る


子どもの間でトラブルが起きた場合、なるべく見守る姿勢をもつことがも大切です。
ままごと遊びは、子どもが自分で解決する力を養う遊びでもあります。トラブルが起きた際、すぐに保育士が手助けしていては子どもの発達を止めてしまうかもしれません。可能な限り見守るようにし、助けを求められた場合にすぐ動ける場所にいるようにしましょう。

5. まとめ



ままごと遊びは、子どもの発達を促す遊びの一つです。
保育士が誘発するのではなく、自然とままごと遊びが始まるのが理想ですが、最初のうちは保育士が誘発してみましょう。
本記事のおもちゃの選び方を参考にして、子どもたちの安全性には注意しながら楽しんでみてください。


 
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この記事を書いた人

セントスタッフ株式会社
デジタルマーケティング部
小野寺和菜

求人あるあるの求人作成・記事執筆を担当。保育士。 保育士として認可保育園で5年間勤務。保育士経験に基づく求職者目線での記事作成が得意。

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